閑話④
執筆の合間、作者は静寂に包まれた「白磁の聖域」へと足を踏み入れた。
そこには、昨日から、彼の内側にしなやかに降り積もった「重厚な生命の記憶」が、今まさに臨界点を迎えようとしていたのだ。
座り慣れた純白の玉座に腰を下ろすと、自然界が奏でる力強いファンファーレとともに、溜まりに溜まった「不要となったエッセンス」たちが、重力という名のタクトに導かれ、一斉に旅立ちの時を迎えた。
それは、大地を潤す夕立のように、あるいは凍てつく冬が去り、雪解け水が激しく川を流れるような、生命のダイナミズムを感じさせる「解放の旋律」…。
すべての重荷を解き放った瞬間、作者の心と体は、まるで雲の上を散歩しているかのような軽やかさに包まれる。嵐の後の澄み渡る青空のように、彼の内側には新しいインスピレーションが流れ込むための、清々しい余白が生まれたのだ。
深呼吸を一つ。
身も心もリフレッシュした彼は、また新しい物語の一ページを綴るべく、繊細な美しい指で新たな物語を紡ぐのであった…。
満里奈「ちょっと作者! さっきの描写、『白磁の聖域』だの『生命のダイナミズム』だの……いくらオブラートに包みこんでも、ウンコはウンコじゃねーか!」
作者「満里奈さんっ!13歳の女の子がそんなど直球な言葉を言っちゃいけません!あれは作者としての矜持というか、文学的な「解放」の美学なんだから……!」
満里奈「美学も何も、旅立ちとかなんとか書いてる時点で、余計に生々しいのよ! そんな凝った表現する暇があったら、もっと私を可愛く描くことに脳みそを使いなさいよね。もう、デリカシーなさすぎ!」
作者「……ぐぬぬ。13歳の中学生にここまでストレートにツッコまれるとは……。分かったよ、これからはもう少し、別の意味で爽やかな描写を心がけるから……」
満里奈「その『快作』って顔をやめなさい! ほら、さっさと次の物語の続きを書く!変なオブラート禁止!…てか、なんで私がここにいるのよ!?」
作者「このネタのツッコミ役に決まってるじゃありませんか!」
満里奈「こんなクソみたいなネタのツッコミ役かいっ!そんなことのためだけに呼ぶな!」
作者「まあまあ、そう仰らずに。物語には、暴走する作者を現実に引き戻す『良心の代弁者』が必要なんです。それが13歳の美少女・満里奈さん、あなたなんですよ!」
満里奈「良心の代弁者!? 片腹痛いわ! 自分の下腹部の快楽……じゃなかった、解放をポエムにしておいて、どの口が言うのよ! 私の役回りが『排泄物の実況解説』になってるじゃない!」
作者「解説じゃなくてツッコミです。あなたが『汚い!』と叫んでくれることで、この文章はギリギリのところでエンターテインメントとして成立しているんです」
満里奈「成立してないわよ! 読者が求めてるのはもっとこう、ひのきヶ丘での私の格好いいシーンとか、私と仲間の絆とかでしょ!? なんで記念すべき(?)会話シーンがトイレのドア越しみたいなノリなわけ?」
作者「いやぁ、日常のリアリティっていうんですか? 帝王学を学ぶ碧海さんの横で、満里奈さんが庶民的なツッコミを入れる……このギャップこそが古井座家の魅力かと」
満里奈「……あみって誰?」
作者「満里奈さんのクラスメートじゃありませんか。一見さんの妹の、斜め後ろの窓際にいる」
満里奈「今日初めて聞いたんだけど!?」
作者「そりゃそうでしょう。昨日思い付いたキャラなんですから…」
満里奈「こんな顔した兄貴か弟いないのかよっ!?」
作者「いません。男よりも女の子書くほうが楽しいですから」
満里奈「………まったく、またそのパターンかよ…。となると「あみ」だと…◯リーザ軍ッ!? 作者、一見先輩の『◯リーザ一味』とかいう“ふざけた名前”の由来の時点で、もう格好良さなんて微塵もないじゃないか!しかも、どさくさに紛れて新キャラ紹介までねじこむな! とにかく、次からはもっとマシな理由で呼び出しなさいよね。私はあんたの不摂生な生活の事後処理係じゃないんだから!」
作者「はいはい、善処します。……でも、さっきのオブラート表現、本当はちょっと面白いと思ったでしょ?」
満里奈「………………絶対に認めないわよ!ほら、さっさと次のプロット練りなさい!」
作者「そんなにいきりたたないで。ジョフロワコキヌザルも白い目で見てますよ?」
満里奈「なんでなんの脈絡もなく知らないサルが登場するわけ!?」
作者「いやぁ、ついさっき彼が鳥の巣を襲って卵を食べているという衝撃の事実を知ってしまいましてね。命のやり取りをしている彼からすれば、我々のトイレの描写なんて、実にちっぽけな問題だと思いませんか?」
満里奈「知るか! あんたがさっきまで個室で暇つぶしに調べてただけでしょ! 自分の検索履歴をなんの脈絡もなく会話に放り込んでこないでよ!」
作者「まあ、そう言わないで…しかも彼、別名が『シロガオ(白顔)コキヌザル』って言うんですよ。顔が白いだけに、軽蔑の視線の『白さ』も通常の三倍(当社比)はあるかなと思いまして…」
満里奈「誰が上手いこと言えって言ったのよ! それに三倍は赤の専売特許だっつーの!その無駄に高い知識欲を、もう少しデリカシーの方に回せないわけ? 大体、さっきからトイレのドア越しにサルのトリビア聞かされる私の身にもなってよ!」
作者「……でも満里奈さん、碧海さんの話を聞いた後だと、こういう野生の弱肉強食ネタも、ある種の軍事教練に見えてきませんか?」
満里奈「見えないわよこのミリオタ! 1ミリも!!12歳の妹の名前がネタ設定だけでもお腹いっぱいなのに、そこに関係ないブラジルのサルまで参戦させないで! 渋滞しすぎなのよ、この物語!」
作者「ふむ……。では、ジョフロワ君には一旦、ブラジルの森へお帰りいただくとしましょうか。一息ついたら、次は『明治・大正のお嬢様言葉』で、あみさんの言葉使いの話でも……」
満里奈「あーもう! その前にさっさと手を洗って出てきなさいよね! 次に変な動物が出てきたら、私、本当にストライキ起こすから!」
作者「たぬきに争議権ありましたっけ?」
ダイナマイトでトイレごと吹き飛ばされる作者……。
(動画)
https://photos.app.goo.gl/KZ4CCjtSh9dJcwjn6
(曲)
https://photos.app.goo.gl/G5cmg3wmWbZWuePz9
『Chalkboard Green』
[Verse 1]
Dust motes drift in the sunbeams high,
(高い陽光の中を 埃が舞い上がる)
A classroom frozen beneath the sky.
(空の下で 時が止まった教室)
You stood so still in a pleated skirt,
(プリーツスカート姿で 君はじっと立っていた)
Before the motion began to flirt.
(動きが戯れ始める その前は)
I saw the light hit the dark of your hair,
(君の黒髪に 光が差し込むのを見た)
Static lines caught in the cool morning air.
(涼しい朝の空気に囚われた 静止した線)
[Chorus]
And then the video began to breathe,
(そして 動画が息づき始めた)
Watching the digital edges unweave.
(デジタルの輪郭が ほどけていくのを見守りながら)
A fluid grace in the way that you move,
(君の動きの中にある 流れるような気品)
Finding the rhythm and finding the groove.
(リズムを見つけ グルーヴを感じて)
It's more than a portrait, it's more than a frame,
(それは肖像画以上のもの ただの一コマ以上のもの)
A flicker of life that doesn't have a name.
(名前のない 命のまたたき)
[Verse 2]
The sunlight glides across the chalkboard green,
(陽光が 緑の黒板を滑っていく)
The finest movement that I've ever seen.
(これまで見た中で 最も繊細な動き)
Your uniform shifts in a subtle tide,
(君の制服が 微かな潮の流れのように揺れる)
With nothing left for the code to hide.
(コードが隠すべきものは もう何もない)
A thousand frames for a single smile,
(たった一度の微笑みのための 千のフレーム)
I could stay and watch for a long, long while.
(ずっと いつまでも見ていられる)
[Bridge]
Is it the shadow, or is it the light?
(それは影なのか それとも光なのか?)
Is it the beauty of code in the night?
(夜の中にある コードの美しさなのか?)
From static memory to a dance so light,
(静止した記憶から 軽やかなダンスへ)
From lines of code to a heartbeat's pace,
(コードの行から 鼓動の速さへ)
From a flicker of hope to a sunlit space.
(希望のまたたきから 陽の当たる場所へ)
I see the spirit in the digital face.
(デジタルの顔の中に 魂が見える)
[Outro]
The video is ready.
(動画の準備ができました)
So much life in the code.
(コードの中にある 溢れるほどの命)
Moving so naturally...
(とても自然に動いている……)
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カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ!
満里奈「作者っ!フィルムリロードっ!」
作者「………」
(返事がない。ただのしかばねのようだ)
満里奈「……あ、さっき吹き飛ばしたんだっけ…」
碧海「………」
【古井座 碧海】
■ 基本情報
・氏名
古井座 碧海
・年齢
12歳(私立中学校1年生)
・外見的特徴
吸い込まれるようなエメラルドグリーン(碧色)の瞳。
光の加減で紺碧に輝く手入れの行き届いた艶やかな黒髪。
12歳らしい華奢で可憐な体躯だが立ち居振る舞いには一切の隙がない。
・言葉遣い
明治・大正期の華族を思わせる極めて優雅で気品に満ちたお嬢様言葉。
■ 象徴的な台詞
「お姉様、あまり根を詰めてはいけませんわ。わたくしが淹れましたハーブティーで、少しお休みになってはいかがかしら?」
「あのようなお優しい方にこれほど強力な『軍』は宝の持ち腐れ。わたくしがその重荷を肩代わりして差し上げるのが、真の忠義というものではございませんこと?」
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(4/23 木)
蒼き源泉のほとりで
古井座 碧海
木漏れ日が揺れる 翡翠の森
足裏に伝わるのは 湿った苔の柔らかな記憶
白川の底から こんこんと湧き上がる水は
透き通った祈りのように 世界を潤していく
少女の瞳に宿るのは 新緑の輝き
静かに差し出した その指先には
伝説から迷い込んだ 白銀の翼
鴉は鳴かずに ただ時の流れを見守っている
シャツを吹き抜ける 清らかな風
裸足で触れる 水の冷たさ
ここは 喧騒が届かない 秘密の聖域
一瞬が永遠に変わる 青きほとり
少女と白い鳥は 静寂と対話し
ただ 澄み渡る景色の一部となっていく
満里奈「こら作者っ!どこで撮影したんだよっ!?」
作者「白川水源です。」
満里奈「白川水源!? 熊本のあそこ? …確かに水はめちゃくちゃ綺麗だけどさ、なんで碧海、あんな苔むした岩の上に裸足で座らされてんのよ! 滑ったらどうすんのよ!」
作者「いやぁ、碧海さんの透明感が水源の美しさと完璧にシンクロするかなと思って。ほら、足元の水の揺らぎを見てください。日本の名水百選にふさわしい、最高の映えスポットでしょう?」
満里奈「映えてるけどさぁ! …あと、あの左手の上の白いカラス! なによあれ、置物みたいに大人しくしちゃって。普通、カラスがこんなに懐くわけないでしょ。合成感がすごいのよ!」
作者「それは碧海さんの放つ神秘的なオーラに、森の精霊も引き寄せられたんですよ。……たぶん。」
満里奈「『たぶん』って言ったわね!? 適当なんだから、もう…。それにあの格好、ちょっと開放的すぎない? 白シャツにホットパンツって、完全にオフモードじゃない。しかも裸足だし!」
作者「『自然との対話』がテーマですから。超絶美麗高画質で、指先の質感から水の透明度までこだわり抜いた自信作です。カラス、名前とか付けます?」
満里奈「勝手にペットにしないでよ! …まぁ、でも……水の音、本当に聞こえてきそうなのは認めてあげるわ。……ちょっとだけ、涼しくなった気がするし。」
作者「お、お気に召しましたか?」
満里奈「ふん。次はもうちょっと碧海が歩きやすい場所にしなさいよね! 次回作で転んだら、承知しないんだからっ!」
作者「了解です。次は……そうですね、ハイヒールでも歩けるようなオシャレなカフェに、満里奈さんも招待しましょうか。」
満里奈「……別に、楽しみにしてるわけじゃないからね!……ねえ、その画像は何?」
作者「あ…これは…ボツにしたやつです。お見せするようなものでは…。あっ、ダメですよ見ないで!」
満里奈「そういうのを見たくなるのが人間の性ってやつでしょ!?さぁ、見せなさい……………ってナニコレー……」
作者「……喫茶リ◯リ◯白川水源支店名物の“た◯◯の◯◯コ”の食品サンプルです。ついでに宣伝しようかと思ったのですが、どう見てもリアル◯◯コなのでボツにしたんです…」(^_^;)
満里奈「こんなところに置くなっ!見た目汚えんだよっ!」
(た◯◯の◯◯コ)
https://photos.app.goo.gl/VBi3Zfy5pJTQtbW89
(彼岸花のあの二人の服装っぽいやつ)
満里奈「おお!これはあの…」
作者「リ◯リ◯のお二人の制服に似せて作りました。ほぼオリジナルの服装もコピーできたのですが、さすがに公開はできないので、これが限界です。」
満里奈「私もさかなーってやってみたいね。」
作者「できないこともありませんが…やめておきます。さすがに怖いので…」(^_^;)
満里奈「やむをえんか…」
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(4/28 火)
満里奈「作者、せんハサの最新告知が出てるよ。はい」
作者「お、ありがとうございます」
https://photos.app.goo.gl/dFe8aRduYZQMQa7g8
作者「………なんですかコレ?」
満里奈「だーかーらー、潜ハサ♡」
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(4/29 水)
①
ほんのちょっとの実力
https://photos.app.goo.gl/rcJcay9qLn2MWBsq7
満里奈「………」
作者「………」
②
アウトロー
https://photos.app.goo.gl/CcDBN4zVsFg5zMs47
満里奈「いや、ダメだろこれ!」
オルガ「合理的じゃないデスカ。勝てばイイんデス、勝てバ。セーフですヨ」
澪奈「アウトに決まってるだろーが…」




