風邪
冬が近づいてきたある日、千夏は風邪をひいた。
千夏はあまり風邪をひかないのだが、珍しく風邪をひいて連日寝込んでいた。
そんな中、愛はいつも玄関まで連絡帳を届けてくれていた。
♪ピンポーン♪
インターフォンの呼び出しの音がすると千夏の母が玄関まで行った。
「いつもありがとうね。千夏に渡すわね。」
「千夏ちゃんどうですか?」
「熱は引いたから今日あたりにでも病院に連れていこうから。」
そうした二人の会話を千夏は二階の窓から聞いていた。
愛は用事が住んだら愛の家へと帰って行った。
その後すぐに母がやってきて、
「アイちゃんが連絡帳を持ってきてくれたわよ。それと今から病院に行くから支度しなさい。」
そう言うと母は一回まで降りていった。
千夏は急いで私服に着替えた。
千夏の家から病院までは遠いため母が運転する車に乗って移動した。
いつも行く病院は藤原診療所である。
ここは千夏だけではなく家族みんながお世話になっている病院である。
千夏は小学生であるため、小児科の先生が千夏を診察している。
主治医の先生は、おばちゃんの先生である。
「どう調子は?」
そう聞くと、母が
「熱は引いているんですけど、のどがまだガラガラするそうです。」
と言った。
それを聞くと主治医の先生は、千夏の喉を見て、
「まだ完全に風邪が治っていないようですね。」
と言った。
その日は薬をもらって帰ることになった。
千夏は、母に
「あと何日ぐらいで小学校へ戻れそう?」
と聞いた。
それを聞いた母は、
「のどのいがいががとれたら行こうね。」
と返事した。
母は千夏の事を溺愛している。
そのため、母はリモートワークの合間を縫ってよく千夏の様子を見に来ていた。
そんな母に千夏は感謝をしているのだった。
数日たつと完全に元気になった。
久しぶりに学校へ行けることになった。
集団登校の集合場所へ行くと愛がいた。
愛は嬉しそうに千夏の近くへ来た。
久しぶりに愛を見ると元気が出た千夏であった。




