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異世界転生もの(仮)を書こうと苦悩する小説家(自称)の日常  作者: 104


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5/7

トイレで思うこと。そして、そこで出会ったボディおじ

 これは私だけかもしれない。

 話す前に潔癖症というわけではないことも記しておこう。


 公衆トイレでの話だ。飲食店やデパート、映画館といったトイレも公衆トイレであってる?施設のトイレとでも言えばいいのかもしれない。


 トイレに行って手を洗う。その時に使う手洗い場だが、私はそこをそれほど清潔だと思っていない。清掃員の方がもし読んでいたら申し訳ない。が、そう思ってしまっているのは仕方ない。


 自動的に出てくる水だからなのか、あの手洗い場のまわりは水滴が飛び散っていることが多い。だからその手洗い場のところに荷物を置いて手を洗っている人を見ると、えっ!?と思ってしまう時がある。なんならスマホを置いている人を(なんなら便器の上の所に置く人も)見かけるが、その後にスマホを触って手でお菓子とかを食べるんだよな~とか思ったりもする。


 あと、その手洗い場で歯磨きをしている人をたまに見る。私はトイレで歯磨きしている人に嫌悪感を抱いている。用を足す場所で歯を磨くことに何故か抵抗があり、何なら不潔かもと思ってしまうことがあるからだ。


 言っておくが(威張っていうことでもないが)私の部屋はそれほど清潔ではない!男の一人暮らしなんてそんなもんだ(これは綺麗な部屋を維持している男性には申し訳ない)。そんな私が、トイレの手洗い場で歯磨きをしている人をみると、えっ!?汚くない?と思ってしまうのは、変なことなのだろうか。


 あと手を洗う時の段取りでも疑問がある。

 用を足して手を洗う時、用を足したあとにハンカチを出して手を洗い、ハンカチで拭くって普通だろうか。だとしたら触った手で一度ハンカチを持つから不潔なのではと思うことがある。本当に清潔を考えるなら用を足す前にハンカチを出し、そのハンカチを口でくわえ用を足し、そのまま洗い場で手を洗って初めてハンカチで拭くのが正しい。トイレでよく観察していると、手を洗った後にハンカチを出す人が多くいて、それはちょっと違うんじゃないかと思うことがある。


 トイレに関してもう一つ。

 謎がある。

 映画館やイベント会場で女性のトイレが長蛇の列を作っていることがある。でも男の私からしたらあんなに並んでいたら完全にアウト、漏らしてしまいそうだ。女性は我慢強いのか、それとも並ぶのを見越して並んでいるから平気なのか、不思議で仕方ない。

 でもこれに関して、勇気を出して女性に聞いたことはない。変な男だと思われたくないからだ。




 そんな流れで思い出した人がいる。

 たまたま私が大きい方をしたくて、不運にも行列に並んでいたから気づいたことだ。

 私の三つ前にいたスーツ姿の人が異様なほど荷物を持っていた。その人がトイレに入り出てくると(そこでちょうど私が一番前に並んだ状態となった)…


 女装していたのだ。


 二度見してみまったが、ボディコン(今はなんて言うのかわからない)風のピチピチの服装とハゲだったのにロングの金髪。でも顔はおっさん。異様に見えるが本人はいたって普通に私の横を通っていった。


 ボディおじとでも名付けておこう。


 そしてそのボディおじがひと悶着を起こしたいたのだ。


 先に手洗い場にいた男が歯磨きをしているとその横でボディコン女装が化粧を始めた。もちろん大がしたくて並んでいたのでちゃんと二人を見ていたわけじゃなく、ここからは大声が聞こえたのでその言葉でしか状況はわからない。


「お前なんだよ気持ち悪いな!」

「お前こそトイレで歯なんて磨いてんじゃねぇよ」


 声だけきくとおじさんたちの怒鳴り合いだ。

 ただ私は、ボディおじを見ていたので、見た目がおばさん(お姉さん?)と普通のおじさんの怒鳴り合いだと思うと、男子トイレでの異様な光景が気になって仕方がなかった。

 しかし、個室があき私も用を足す事に集中することになった。


 用を足している間、怒鳴り合いは聞こえなかった。


 すっきり個室を後にすると、洗い場には、ボディおじがまだいた。一生懸命メイクをしていたのだ。

 男性トイレの手洗い場でメイクなので違和感はある。私はついじっと見ていたのだ。

「何?」

 ボディおじの声で我に返った。

「すみません」

 “すいません”は間違ってるんだぞと思いながら、謝っていた。ただビフォー(おじさんの時の顔)を知っているので時間をかけて特殊メイク、いやメイクをしているんだなぁと思ったのも事実だ。でもその後にすぐでた言葉は、

「…なんか、素敵ですね」

 だった。まだちょっとだったが、ボディおじが綺麗になっていた気がした。変貌していく姿をちょっといいなと思った。別にそういう男が好きなわけではなし、女装願望もない。


 すると不機嫌な顔が一変!にこやかになった。そりゃ褒められれば嬉しいだろう。

 そしてその場を去ろうとすると、

「ちょっとあんた!」

 声も少し乙女ちっくになっているのも面白い。

「は、はい。」

 何か文句を言われるのかと思ったら、

「良かったら遊びにきて」

 と、名刺を渡された。その名刺にはマリナと書いてあった。写真もあったのだが、目の前にいる人物と同一のモノとは思えない。かなり盛っていた。完成形を名刺でみた形になる。

「あ、ありがとうございます」


 人間、褒め合って生きていくのがいいんだなぁと思った出来事だった。


 つらつらとトイレに関して書いてみたが、これが小説の役に立つかと言ったらほぼたたないことだとは自覚している。

 こんな話もたまには許してもらいたい。

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