表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お笑いヤンキー  作者: oga
覚醒編
16/25

予知夢

 部室には誰もいない。

時刻は8:00で、後30分で朝礼が始まる。

踵を返し、部室棟から出て教室のある校舎へと向かう。

この時間から段々と生徒が集まりだし、ゾロゾロ列をなして中へと入っていく。


(……あいつ)


 俺はその中に、デブの鎧を纏った豚野郎を発見した。

校長の安西だ。

アイツが、ノソノソと歩いているのを見て、再び、鈍い痛みが頭ン中を巡る。


(……)


 俺は、頭を片手で押さえながら、目を見開いた。

……思い出してきたぜ。

俺は卒業式の日に、漫才をやる計画を立てている。

その漫才に、どういう訳か、あの安西が絡んでくる予感がする。

しかも、そのせいで俺は盛大に滑り倒す。

そんな気がしてならない。


(……そうだ。 多分、その夢だ。 つか、俺はいつからエスパーになったんだ?)


 校長と漫才をやって滑るっつー予知夢。

それが昨日の夢の正体。

これが事実なら、何とかして阻止しねーとだ。

……それなら、他の相方を調達してこなきゃならない。

俺は血飛沫野バラのヤツに相方の手配を任せたが、アイツは面白がって校長の野郎を相方に選びやがった。


(ざけてんじゃ…… ッ……)


 また、鈍い痛み。

血飛沫野バラ。

そのワードに凄まじいムカつきを覚える。

何だ、まだ何か残ってやがんのか?

8割方、俺の昨日の夢の正体は掴めた、そう思ったのに…… 

アイツが何か握ってやがんのか?

だが、目先の問題解決が優先だ。

漫才の相方は俺が見つけなきゃならねー。









 8時半になり、俺は自分のクラスの席についた。

正直、自分が3年の何組だったのか忘れちまった為、テキトーな場所に座りドキドキしながら待っていると、担任の中澤がやって来てホッとする。

俺は教室を見回した。


(……やっぱ、来てねーか)


 俺は相方候補の古川を探していた。

だがアイツは、俺がケガをさせて以来、教室には現れていなかった。

こうなったら……


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ