表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一緒と隣と隣と上と下。  作者: 梅屋さくら
Story2 文化祭。
PR
13/80

**ドヨウビ。

今目の前には由佑がいる。

私たちはテーブルを挟んで向かい合っているところだ。


「これは趣味じゃなくて文化祭の準備なんです。

私たちはコスプレ女装喫茶するんですけど、衣装合わせってやつ? で……」


事細かに説明すると勘違いだということに気づいてくれた。

さらにサイズはあっているかなど見てもらった。


「お前らびっくりするくらいぴったりだな。本物の女みてぇ」


まあ、嬉しい……の、かな?


そのあと、由佑の持ってきた豆乳プリンと温めていた料理を2人で食べた。

やっぱり美味しい料理を食べながら、明日の歴史の小テストに向けて勉強した。

とは言っても、私が杜和に教えるだけだけど。


次の日の歴史の授業。小テストが終わった後は史織の話だった。

史織はみんなが引くほどの歴女ぶりを見せ、寝る人も多かった。

その後、彼氏の写真を見せびらかしてきてさらに引かれていた。


今日最後の授業、文化祭準備。

コスプレ係はどういう風に振る舞うか、仕草や言葉遣いまで考えた。

化粧は自分でやることになった。


そんな忙しい日々を過ごしているとあっという間に土曜日になった。

今日は杜和とゲームセンターに行く日。

朝から2人並んで走って行った。

ゲームセンターでコインゲームやUFOキャッチャーをして遊んだ。


最後、私の希望でプリクラを撮ることにした。

一緒に顔を見合わせ、トイレで着替える。

そう、あの文化祭用のメイド服とゴスロリに。

プリクラのために持ってきたのだった。


ピンクだらけの中に入り、全力で女の子らしいポーズをする。

2人でハートを作ったり抱き合ってみたり。

まるでカップルのようなポーズだったが、中学時代に友達と良くプリクラを撮っていたことを思い出していたので緊張しなかった。

久しぶりに女として生きたいと思ってしまった。


ペンやスタンプでデコレーションするのは私がすることになった。

時間いっぱいまでかわいくして、プリント。


出てきたプリクラを見ると、女同士で撮ったプリクラのようだった。

どこからどう見ても女の子だった。


「すっごい楽しかった〜! ね、このまんま帰らない!?」

「恥ずかしいよ! やだ……」


すごく嫌そうだったので、普通に男服に着替えた。


帰る途中、クラスメートに会い、近くの喫茶店へ入った。

杜和は目を輝かせながらストロベリーパフェを食べていた。

そのクラスメートと文化祭について話していると、いきなりクラスメートが


「なあ、合コン行かね!?」


と言ってきた。

私は合コンなんて行ったことがない。


「俺行ったことないんだけど……」

「僕も〜。なんかこわい」

「だいじょうぶだっつの! ほら、せっかくだし行こーぜ」


そういって連れて行かれた店は居酒屋。

中は暗くて大人っぽく、私はだいじょうぶかな、と不安になった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ