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レベル-99の大佐が異世界転生したら、身体の耐久度が水に濡れたティッシュ並みだった件〜天才的な脳だけで生き残る〜  作者: ティラピア池
第1章 新たな人生と、新たな旅

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第8話: 禁断の魔導書と、謎の少年

はじめましての方も、お馴染みの方も、お越しいただきありがとうございます!作者のティラピア池です。今日も皆様に楽しんでいただけるよう、気合を入れてお届けします!


僕たちは、クロシマの街を歩き続けていた。


しばらくすると、目の前に巨大な建物が現れた。


その建物は街の他の建物とは比べものにならないほど大きく、その内部には無数の本棚が並んでいた。


「……デカすぎるだろ。」


僕は思わず足を止めた。


どうやら、ここは図書館らしい。


これほど巨大な図書館なら、何か面白いものが見つかるかもしれない。


「ほら、早く入ろう。」


アヤが僕の腕を引っ張る。


「待て。お前、ここの図書館を探索したいのか?」


「その反応を見れば分かるでしょ。」


「……確かに。」


僕たちはそのまま、巨大な図書館の中へ入っていった。


中には、見渡す限り大量の本が並んでいた。


いくつもの本棚はかなり高く、上の方にある本を取るだけでも普通の人なら苦労しそうだ。


「これは……すごいな。」


僕は本棚の間を歩きながら、興味深そうな本を探していく。


しばらくして、一冊の本が僕の目に留まった。


その表紙には、今まで見たことのない魔法文字が刻まれている。


本を開いてみると、そこには複雑な魔法についての説明が書かれていた。


「……難しすぎる。」


それでも僕は、内容を理解しようと必死に読み進めた。


どうやら、かなり高度な魔法らしい。


僕は後で試してみるため、その内容をノートに書き写し始めた。


――そのとき、ふと思い出した。


僕のノートはアヤが持っている。


僕がこの世界に来たばかりの頃、アヤは本を読みながら眠っていた。


起こすのも悪いと思った僕は、そのまま彼女を起こさず、こっそりノートを持ってきたのだ。


「まあ……少しくらい借りても問題ないだろ。」


僕はそのまま、本の内容を書き写していく。


すると――。


「おい、相棒。どうやら、その本の内容を写してるみたいだな。」


突然、背後から声が聞こえた。


僕は書き続けながら答える。


「うん。」


次の瞬間だった。


僕が持っていたペンが、ふわりと宙へ浮かび上がった。


「……は?」


ペンは誰にも触れられていないにもかかわらず、空中で静かに動いている。


「待て。お前、詠唱なしでその魔法を使ったのか?」


「もちろん。」


男は何でもないことのように答えた。


「そんなの簡単だぞ。」


「簡単……?」


僕はもう一度、本へ視線を戻した。


「ここには、この魔法は複雑で、習得するのもかなり難しいって書いてあるぞ。」


「お前みたいにステータスがマイナスでも、簡単に使えるぞ。しかも、詠唱すら必要ない。」


「……何?」


僕は思わず男の方を振り向いた。


「どういうことだ?」


「まあ、焦るな。」


男はそう言ってから、何かを思い出したように口を開いた。


「そういえば、まだ自己紹介してなかったな。」


男は僕の方を見る。


「俺の名前は――カイル・ヴァレンティスだ。」


「……アラリック・シロガネ。」


「へぇ……面白い名前だな。」


「世間話はいい。それより、どうやって魔法を覚える?」


「外に出よう。」


「……分かった。」


僕はアヤのところへ戻り、彼女を起こした。


「アヤ、起きろ。」


「ん……あと少し……。」


どうやら、かなり気持ちのいい夢を見ているらしい。


「おい、起きろって。」


「……え?」


アヤは突然目を覚ました。


寝ぼけたまま、反射的に僕へ向かって手を振り上げる。


「おい、ちょっと待――」


手が僕の顔に届く寸前、僕はとっさに念動魔法を使った。


「危なかった……。」


「……あ、ご、ごめん。」


「いや、いい。」


僕はカイルの方を見る。


「じゃあ、行こう。」


「おう。」


僕たち三人は図書館の外へ出た。


「まず確認したい。」


カイルが僕を見る。


「お前には魔法の才能があるのか?」


「……待ってくれ。今、確認する。」


僕はステータスを開いた。


「《ステータス》」


表示されたステータスを隅々まで確認していく。


そして、魔法に関係する項目を見つけた。


「……あった。」


僕はその項目をじっと見つめる。


「でも……本当に僕に魔法の才能があるのか?」


「何言ってるんだ?」


カイルは何かを食べながら答えた。


「もちろんあるぞ。マイナスだけどな。」


「……本当に?」


「本当だ。」


僕はもう一度、自分のステータスを確認した。


「INTは……-70。」


「それでも魔法は使える。」


「……そういうものなのか?」


「そういうものだ。」


カイルは平然と答える。


「分かった。じゃあ、教えてくれ。」


「おう。」


カイルは魔法の基礎について説明を始めた。


「まずは、体の中にある魔力を感じてみろ。」


「……分かった。」


僕は目を閉じ、意識を集中させる。


最初は何も感じなかった。


それでも、何度も繰り返していく。


一時間。


二時間。


三時間。


気がつけば、空は夕暮れへと変わっていた。


「……動け。」


僕は手を伸ばした。


すると、地面に落ちていた乾いた葉がゆっくりと浮かび上がった。


「……できた。」


小さな葉が、僕の目の前で静かに宙を舞っている。


「おお……。」


カイルが突然、黙り込んだ。


「……どうした?」


僕はカイルを見る。


彼は浮かんでいる葉を見つめたまま、少し驚いたような表情をしていた。


「普通なら、これくらいできるようになるまで数週間はかかるんだけどな。」


「……数週間?」


「そう。」


「じゃあ、僕は?」


「今日だけ。」


「……。」


僕は自分の手を見る。


どうやら僕には、本当に魔法の才能があるらしい。


たとえ、ステータスがマイナスだとしても。


やがて空が完全に暗くなり、僕たちは訓練を終えることにした。


「そろそろ帰るぞ。」


カイルがそう言った。


「分かった。」


僕とアヤは帰る準備を始める。


すると、カイルが僕に声をかけた。


「じゃあ、また今度魔法を教えてやるよ、若いの。」


「……待て。」


僕はカイルを見る。


「俺たち、同い年だろ。なんで『若いの』なんだ?」


「……。」


隣にいたアヤは、必死に笑いをこらえている。


「おい、アヤ。笑うな。」


「ふふっ……ご、ごめん……。」


こうして僕たちは、夜のクロシマへ戻っていった。


そして――。


翌日、僕は……。

少しでも「面白い!」「続きが気になる!」と思っていただけたら、ページ下部の**【ブックマークに追加】や【評価(★★★★★)】**をいただけると嬉しいです!皆様の応援が執筆の大きな励みになります!もしかしたら「こういう設定の小説は途中でエタる(エピソードが途絶える)んじゃないか……」と思って、ブックマークをためらっている方もいるかもしれません。ですが、断言します。私はこの作品がライトノベル化、コミカライズ、そしてアニメ化するまで絶対にエタりません(更新を止めません)!ぜひ大佐の行く末を、一緒に最後まで見届けてください!

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