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レベル-99の大佐が異世界転生したら、身体の耐久度が水に濡れたティッシュ並みだった件〜天才的な脳だけで生き残る〜  作者: ティラピア池
What If — The Road I Should Never Have Chosen(選んではいけなかった道)

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IF第1話 もしも僕が、あの道を選んでいたら

はじめましての方も、お馴染みの方も、お越しいただきありがとうございます!作者のティラピア池です。今日も皆様に楽しんでいただけるよう、気合を入れてお届けします!

朝、僕はアヤ、カイル、リリア、ネリア、ミラと共にクロシマのギルドへ向かっていた。


目的は、希少な素材で有名な街について情報を集めることだった。


「街道を通って行くのはどうかな?」


僕の言葉に、パーティーの全員がこちらを見る。


「森のほうが安全なのは分かってる。でも、街道のほうがずっと早く着く。」


僕は少し考えた。


「希少素材を手に入れて売るなら、早く到着したほうがいい。」


もちろん、危険があることは分かっている。


街道には犯罪者が多く、決して安全とは言えない。


それでも、金と研究のためなら、その危険を受け入れるつもりだった。


「アル、ほんとに大丈夫?」


アヤが真剣な表情で僕を見る。


僕は頷いた。


「大丈夫。」


「僕たちなら、きっと生き残れる。」


カイルが小さく笑った。


「それなら、僕はアルを信じるよ。」


こうして、僕たちは街道を進むことに決めた。



---


準備を終えた僕は、パーティー全員が乗れる乗り物を探しに向かった。


そして、乗客用の馬車を販売している店を見つけた。


「すみません。六人乗れる馬車が欲しいんですが。」


店主の中年男性は、いくつかの馬車を見せてくれた。


僕は一台ずつ確認していき、その中から比較的新しく、十分な広さのある馬車を見つけた。


「これにします。」


店主は驚いたような顔をした。


「これですか?」


「はい。」


「ですが、これはうちの最新型ですよ。」


「問題ありません。」


「それに、一番高い商品ですが……。」


「買います。」


店主はしばらく黙り込んだ。


そして、突然満面の笑みを浮かべた。


「いやぁ!値段交渉を一切しないお客様は初めてですよ!」


僕は軽く頷いた。


「それに、最新型で一番高い商品を買ってくださるお客様も初めてです!」


店主は嬉しそうだった。


「では、少々お待ちください。お客様のために、ちょっと追加しておきます。」


「追加?」


「初めてのお客様へのサービスだと思ってください。」


僕はそのまま待つことにした。


数時間後。


店主がようやく戻ってきた。


「完成しました!」


僕は馬車を確認する。


いくつかの部分が補強され、以前より頑丈になっていた。


「悪くない。」


僕は提示された金額をそのまま支払った。


そして、僕たち六人は馬車に乗り込み、街へ向かって出発した。



---


しばらく進んだところで、僕たちは今後の行動について話し合った。


街まではまだかなり距離がある。


そこで、途中で安全な場所や休憩できる場所を探すため、一時的に何組かに分かれることにした。


僕はカイルと一緒に、安全な道を探す。


アヤとリリアは周辺の様子を確認する。


そして、ミラとネリアは宿泊できそうな場所を探すことになった。


夕方頃に、最初の集合地点で合流する予定だった。



---


夕方。


僕とカイルは、集合場所へ戻ってきた。


周囲を見渡す。


「アヤとリリアは?」


カイルが首を横に振った。


「まだ戻ってない。」


僕は眉をひそめる。


「ミラとネリアもいない。」


「たぶん、まだ宿を探してるんじゃないかな。」


僕は周囲を確認した。


見た限りでは、ここはかなり安全そうだった。


戦闘の跡もない。


不審な物音も聞こえない。


そんな中、僕は一人の住民から宿についての情報を聞いた。


どうやら、かなり安全で、しかも快適な宿があるらしい。


「そうなのか?」


僕は頷いた。


「じゃあ、そこにしよう。」


僕はカイルを見る。


「僕たちはアヤとリリアを探そう。」


カイルも頷いた。


「うん。」


その頃、ミラとネリアは先に宿へ向かっていた。



---


僕とカイルは街の中を歩きながら、アヤとリリアを探した。


しばらくすると、路地の奥へ入っていく怪しい人物が目に入った。


僕は足を止める。


「なあ、カイル。」


「ん?」


僕はその人物を指差した。


「あいつ、見えるか?」


カイルもそちらを見る。


「うん。」


その人物は、突然歩く速度を上げた。


嫌な予感がした。


「……やけに速いな。」


僕は息を吸った。


「追うぞ。」


「分かった!」


僕たちは、その人物を追いかけた。


しかし、路地を進めば進むほど、周囲から人の気配が消えていく。


静かすぎる。


僕は違和感を覚えた。


「カイル……。」


「僕も変だと思う。」


それでも、僕たちは進み続けた。


そして、路地の奥にある隠された場所へ辿り着いた。


そこで僕たちが目にしたものに、身体が凍りついた。


アヤとリリアがいた。


二人は拘束され、複数の男たちに囲まれていた。


「アヤ!」


僕はすぐに駆け出した。


カイルも続く。


「二人を放せ!」


男たちがこちらを振り返る。


そのうちの一人が笑った。


「自分から来るとはな。」


僕は歯を食いしばった。


「カイル!」


「分かってる!」


僕たちは同時に攻撃を仕掛けた。


カイルは念動力を使い、何人かの敵を吹き飛ばす。


僕も武器を作り出し、アヤとリリアのところへ道を開こうとした。


しかし、敵の数が多すぎた。


「アル!」


カイルの声が聞こえた。


僕は振り返る。


その瞬間、状況が一変した。


カイルが攻撃を受け、その場に倒れ込んだ。


「カイル!」


僕は彼のもとへ駆け寄ろうとした。


しかし、複数の敵が僕の前に立ちはだかった。


近づけない。


僕は必死に攻撃を繰り返した。


だが、僕の身体はあまりにも弱かった。


一つ、また一つと攻撃を防がれていく。


「くそっ……!」


僕は後退した。


初めて、この世界に来てから本当の恐怖を感じた。


死ぬことが怖いんじゃない。


仲間を失うことが怖かった。


僕の目の前で、カイルが連れていかれる。


アヤとリリアも、まだ助けられていない。


助けたい。


なのに、身体が動かない。


「逃げろ、アル!」


カイルの声が響いた。


僕は動きを止めた。


そして――


僕は振り返り、走った。


それが正しい選択だったのか、今でも分からない。


ただ、あの場所に残れば、僕まで命を失う。


それだけは分かっていた。


僕は一度も振り返らず、ひたすら走った。


背後から聞こえていた声も、やがて遠ざかっていく。


それでも、あの光景だけは頭から離れなかった。



---


その夜。


僕は一人で身を隠していた。


身体が震えている。


眠ることができない。


目を閉じるたびに、三人の顔が浮かんでくる。


アヤ。


リリア。


カイル。


僕は強く拳を握った。


「僕は……仲間を置いて逃げた。」


返事はない。


ただ、静寂だけが残っていた。


初めて、朝にした自分の決断を後悔した。


僕は街道を選んだ。


金を選んだ。


研究を選んだ。


そして今――


仲間を失った。



---


翌日、僕は……。

少しでも「面白い!」「続きが気になる!」と思っていただけたら、ページ下部の**【ブックマークに追加】や【評価(★★★★★)】**をいただけると嬉しいです!皆様の応援が執筆の大きな励みになります!もしかしたら「こういう設定の小説は途中でエタる(エピソードが途絶える)んじゃないか……」と思って、ブックマークをためらっている方もいるかもしれません。ですが、断言します。私はこの作品がライトノベル化、コミカライズ、そしてアニメ化するまで絶対にエタりません(更新を止めません)!ぜひ大佐の行く末を、一緒に最後まで見届けてください!

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