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第19話 ゾンビの街 後編

 まさかオレ達のこの旅がここで終わるなんて事は…ないよね?

 ここで頼りになるとしたらやっぱりそれはアサウェルしかいない。

 オレはアサウェルの方を向いて何か手はないか目で合図した。

 それはつまり…ものすごく困った目でアサウェルを見たって事。


「手はない訳じゃないですが…まずは逃げ道を確保しませんと…」


 流石アサウェル!何かいいアイディアをお持ちらしい。

 だったらすぐにその実行を!グダグダしている余裕なんてないよ!


「あまり得意じゃないですが…空気中の水分を凍らして壁を作ります…そうしてゾンビを足止めした後にこの街を出るんです」


「そんな手が!やって!今すぐやって!」


「だからまずは脱出ルートを確保しないといけません!今のままでは…」


「分かった!レイに協力してもらおう!道を確保すればいいんだね!」


 しかしレイはまだまともじゃなかった。

 やたらめったらでたらめにエネルギー弾を発射している。

 これじゃあ気力が尽きて自滅してしまうよ。


「レイ!落ち着いて!作戦があるんだ!」


「いーーやーーー!」


「落ち着けって!」


 オレはレイを落ち着かせようとレイの肩に手を触れる。

 しかし恐怖に怯えたレイにその行為は逆効果だった。


「ギャアアーーー!」


 ちゅどーん!


 ぐしゃ。


 オレはレイにふっとばされた。

 うう…何てついてないんだ…。



「ふははは!いいザマだな!」


 その三文芝居のようなやりとりを眺めていた男がついにオレ達の前に現れた。

 こいつがこの状況をつくりだした元凶か!


「いやいや…いいものを見せてもらったよ…私は悪夢帝親衛隊特殊工作員デメロ!」


 デメロと名乗る男が得意気に自己紹介している。

 オレはその男がそんなに強そうには見えなかった。


「お前がこの街の封印を…」


「そうともよ!さあゾンビたちに蹂躙されるがいい!」


 なるほど…やはり全ては敵の作戦だったんだ。

 それなのにまんまと引っかかるなんて…今回は慎重さが足りなかったな…。

 けどここで敵が出てきたって事はあのフラグが立ったのかも?


「お前を倒せばゾンビ共は大人しくなるのか?」


「そんな訳ないだろう!一度復活したゾンビは誰にも止められん!」


 あれ?そんなうまく話は進まないのか…それは残念。

 落胆するオレを尻目に今度はアサウェルがデメロにかまをかける。


「だが…封印は出来る…そうですね?」


「ほう…何が言いたい?」


「あなたから情報を聞き出し、このゾンビ共を封印します!」


「馬鹿か!そんな方法俺は知らん!」


 相手もさすがにすぐにボロは出さない。

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