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第18話 ゾンビの街 前編(3)

 土地勘がなければ簡単に街を抜け出せないかも知れない。

 それが今とてもオレの心を不安にさせていた。


「すみません…この街は少なくとも3ヶ月前までは存在していなかったんです」


「えっ?」


 アサウェルが謝るなんて珍しいな…。

 でもそれ以上に異常な事がこの言葉から想像出来た。

 この悪趣味なゾンビの街は最近突然現れた?


「かつてゾンビを街ごと封じた伝説だけが残っていました…悪夢帝がこの街を復元させたとしか…」


 やっぱりオレの想像は正しかった!

 でもその伝説の事を詳しく知ればこの事態の解決方法が分かるかも!


「その伝説って一体どんな?」


 オレは一縷の望みを掛けてアサウェルに質問した。

 どうかこれが突破口になりますように!


「それが…封じたと言う事くらいしか伝わっていないんです…」


「それじゃあ何の役にも立たないよ…」


 このアサウェルの答えに落胆するオレ。

 こうなったらオレ達3人で何とか工夫してこの街から抜け出すしかない!

 …でもレイは大混乱中で今はまともに話す事すら出来そうになかった…(汗)。


 どーん!

 どごーん!


 ちゅどーん!


 暴走するレイを追いかけるオレとアサウェル。

 レイはエネルギー弾をぶちかましながら走り続けていく。

 その余りにでたらめな光景にゾンビたちも近付けない状態だった。

 これでレイが正しい道を走り抜けていれば問題はないんだけど…(汗)。


 オレはレイを追いかけながらある疑問を抱いていた。

 オレ達が進んでいるルートがどうにも誘導されているように感じたのだ。


「もしかしてこれって…」


「ワナの可能性がありますね…気をつけて行きましょう」


 事態は静かに進行していた。

 崩れた建物の上からそれを眺める人物が一人。

 そう、やはりこの状況は予め計算の上に作り出されたものだった。


「ふ…そうだ…そいつらを追い詰めていけ…計画通りに!」


 いつの間にかオレ達は街の中央部に広がる何もない広場へと誘導されていた。

 前後左右からゾンビが集まってくる。

 もうどこにも逃げ場なんてなかった。


「いーーーーーやーーーーーっ!」


 レイがエネルギー弾を上空に打ち出すとそのエネルギー波は上空のある一点より同心円上に拡散され

 オレ達の周りのゾンビ共に直撃する。


 ズドドドドドドドドド!


 それは恐ろしいほどの破壊力だった。

 ただ、いくら破壊力が強くてもゾンビは時間を置いてすぐに復活する。

 何か弱点をつかない限りこのゾンビは無敵だった。


「はは…参ったね…どうも」


 オレはすっかりお手上げ状態だった。

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