月光都市メイア・ルーア③
アスド > 行くぜ!ブレインブレイクブレイブブレイズブレイド!!
『ブレインブレイクブレイブブレイズブレイド』
それは4本の剣が一つに合わさった幻の大剣。
俺が『旅の図書館』での戦いで手に入れた究極の武器だ。
ヒュンッ!
アスド > 何っ!? 手答えあったな…
オカマの男が瞬時に一太刀を躱していた。
オカマの男 > フフッ…瞬時に驚いたあまり台詞が前後してしまった様ね。
オカマの男 > それにしても今の太刀筋、見事だったわ。
オカマの男 > 名前を聞いておこうかしら。
アスド > …アスド・アロールハイドだ。
元教祖 > アスド・アロールハイド!!
元教祖 > あの伝説の…『飛翔者』…!!
何も飛翔者という呼び名は大層なものではない。
あらゆる武器を極めし剣豪の呼称…
では無く、単に世界間移動で誰も怖がって使っていなかった『人間大砲』を
喜んで利用し続けていた事に由来している。
アスド > 貴様も今の身のこなし…只のオカマじゃ無いな。何者だ!?
オカマの男 > フフッ…。
オカマの男の頭髪が変化していく…!!
金色の短髪がみるみる内に伸び、
大きくスパイラルのかかったツインテールへと変化した。
オカマの男 > 私は『魔王』リディガンネトラス。
元教祖 > ま…魔王…あわわ。
アスド > …落ち着け。今時魔王などそこら中にゴロゴロしているさ。
リディガンネトラス > …ご名答。
リディガンネトラス > 私は他の魔王達から『棘の魔王』と呼ばれていたわ。
リディガンネトラス > ま、正確には古参の元・魔王だけどね。
リディガンネトラス > 元締めと喧嘩して城を追い出されちゃったのよ。
リディガンネトラス > でも実力はそこいらの魔王より格段上よ。
リディガンネトラス > なんなら試してみグハッ馬鹿なこの私がァァァ!!
俺は大剣を既に突き刺していた。
リディガンネトラス > …なんてね。グハッ。なんてね。
リディガンネトラス > 貴方のその剣…火属性でしょ?
リディガンネトラス > 以前『火の魔王』にこっ酷い目にあわされてね。
リディガンネトラス > ひょんな事から火属性の対策は万全なのよ。
…確かにダメージを受けている気配は全く無い。
ならば…スチャッ。
アスド > …『アイツ』から貰った武器を試してみるか。
俺は新たな剣を取りだし何ィィズバシャァァァッ!!
リディガンネトラス > フフッ。不意打ちのお返しよ。
リディガンネトラス > 台詞は最後まで聞くのが御約束ってもんでしょ?
既に…奴のツインテールがドリル状になり、貫いていた…
俺の…俺の…
剣の刀身を!!
リディガンネトラス > 咄嗟に刀身で防いだ事は誉めてあげるわ。
リディガンネトラス > でも、その穴の開いた剣は使い物にならないわね。
アスド > …勘違いするな。
アスド > この剣の穴は元から開いている。
俺は一枚の『歯車』を取り出し、刀身の穴に嵌め込んだ。
リディガンネトラス > 何ッ!!させ…
アスド > 『ギアブレイド…起動!!』
ギャキュィィインキュルルコォォン!!
ヒュバッカキカキコキィィンシュパパスインスインキュパァーン!!
アスド > おおっ!軽い軽い!!
まるで指揮者がタクトを振るう様に俺の剣は自在に動き、
やつのドリルヘアーによる猛攻を瞬く間に捌き切った。
リディガンネトラス > …こいつは厄介ね。
リディガンネトラス > ちょっと本気の本気の本気を出しちゃおうかしら。
アスド > …ヘッ。かかって来なギュゥゥゥンあれっ…
ギアブレイドの歯車が停止し、パキョンと音を立てて砕け散った。
アスド > ズシン!?ぐ…刀身が重い…!
リディガンネトラス > あらあら、万事休すね。
リディガンネトラス > 気に入ったわ。貴方、私の家に持ち帰って玩具にして
リディガンネトラス > 飽きたら玄関に置いて宅配の判子を押す係にしてあげる。
リディガンネトラス > もちろん朱肉は…あなたの血よぉぉ!!
リディガンネトラスが勢いよく飛びかかってきた。
手持ちの武器はもう無い。だが…!!
スパスイシュンッ!!
リディガンネトラス > な、熱いものが流れてる…これは…私の…血!?
ブシャァァ…
リディガンネトラスの首から血が噴き出した。
俺が咄嗟に手にしていたものは…
アスド > 割り箸の…紙袋だ。
アスド > どんな道具でも高速で振るえば凶器となる。覚えとけ。
俺が、『旅の図書館』で培った技術だ。
割り箸の紙袋は衝撃で破れもう使えない…だが!!
アスド > ウォォォオオ!!
俺は全身全霊を込めた拳でリディガンネトラスを殴り飛ばした。
リディガンネトラス > ウギャンヌ!
殴られたリディガンネトラスはきりモミ状に吹っ飛び
奥の部屋へと突っ込んだ。
そう…話に聞いていだけたが、その部屋は…
『火薬庫』
もしスリッパ片方教が解散する事があるならば
施設内のスリッパに火薬を敷き詰めて盛大に爆破しようという
名目で集められた火薬らしい。
アスド > いくらお前に火が効かないとはいえ、爆発の衝撃には耐えられまい!!
俺は火薬庫に吹っ飛ばされたリディガンネトラスに向け
ブレブレブレブレ剣をブン投げた!
…カッ!!ズドバグォォンドゥガガガガァーン!!
リディガンネトラス > ブギャッバァーボッギョムゲヘェーッ!!
主審 > GOOOOOOOOOOOOL!!!!!!
…ガラガラガラ。
アスド > ハ…ハハッ…ざまあみろ。
…シュウゥゥ。
アスド > や…やったか?
リディガンネトラスは瓦礫に挟まれ気を失っていた。
アスド > やっていた!!




