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女神と七人の道化師  作者: あすてり(制作協力:えりさ)
第1章 幻想大陸編
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月光都市メイア・ルーア③

アスド > 行くぜ!ブレインブレイクブレイブブレイズブレイド!!


『ブレインブレイクブレイブブレイズブレイド』

それは4本の剣が一つに合わさった幻の大剣。

俺が『旅の図書館』での戦いで手に入れた究極の武器だ。


ヒュンッ!


アスド > 何っ!? 手答えあったな…


オカマの男が瞬時に一太刀を躱していた。


オカマの男 > フフッ…瞬時に驚いたあまり台詞が前後してしまった様ね。

オカマの男 > それにしても今の太刀筋、見事だったわ。

オカマの男 > 名前を聞いておこうかしら。


アスド > …アスド・アロールハイドだ。


元教祖 > アスド・アロールハイド!!

元教祖 > あの伝説の…『飛翔者(フライヤー)』…!!


何も飛翔者(フライヤー)という呼び名は大層なものではない。

あらゆる武器を極めし剣豪の呼称…


では無く、単に世界間移動で誰も怖がって使っていなかった『人間大砲』を

喜んで利用し続けていた事に由来している。


アスド > 貴様も今の身のこなし…只のオカマじゃ無いな。何者だ!?


オカマの男 > フフッ…。


オカマの男の頭髪が変化していく…!!

金色の短髪がみるみる内に伸び、

大きくスパイラルのかかったツインテールへと変化した。


オカマの男 > 私は『魔王』リディガンネトラス。


元教祖 > ま…魔王…あわわ。


アスド > …落ち着け。今時魔王などそこら中にゴロゴロしているさ。


リディガンネトラス > …ご名答。

リディガンネトラス > 私は他の魔王達から『棘の魔王』と呼ばれていたわ。

リディガンネトラス > ま、正確には古参の元・魔王だけどね。

リディガンネトラス > 元締めと喧嘩して城を追い出されちゃったのよ。

リディガンネトラス > でも実力はそこいらの魔王より格段上よ。

リディガンネトラス > なんなら試してみグハッ馬鹿なこの私がァァァ!!


俺は大剣を既に突き刺していた。


リディガンネトラス > …なんてね。グハッ。なんてね。

リディガンネトラス > 貴方のその剣…火属性でしょ?

リディガンネトラス > 以前『火の魔王』にこっ酷い目にあわされてね。

リディガンネトラス > ひょんな事から火属性の対策は万全なのよ。


…確かにダメージを受けている気配は全く無い。

ならば…スチャッ。


アスド > …『アイツ』から貰った武器を試してみるか。


俺は新たな剣を取りだし何ィィズバシャァァァッ!!


リディガンネトラス > フフッ。不意打ちのお返しよ。

リディガンネトラス > 台詞は最後まで聞くのが御約束ってもんでしょ?


既に…奴のツインテールがドリル状になり、貫いていた…

俺の…俺の…

剣の刀身を!!


リディガンネトラス > 咄嗟に刀身で防いだ事は誉めてあげるわ。

リディガンネトラス > でも、その穴の開いた剣は使い物にならないわね。


アスド > …勘違いするな。

アスド > この剣の穴は元から開いている。


俺は一枚の『歯車』を取り出し、刀身の穴に嵌め込んだ。


リディガンネトラス > 何ッ!!させ…


アスド > 『ギアブレイド…起動!!』


ギャキュィィインキュルルコォォン!!

ヒュバッカキカキコキィィンシュパパスインスインキュパァーン!!


アスド > おおっ!軽い軽い!!


まるで指揮者がタクトを振るう様に俺の剣は自在に動き、

やつのドリルヘアーによる猛攻を瞬く間に捌き切った。


リディガンネトラス > …こいつは厄介ね。

リディガンネトラス > ちょっと本気の本気の本気を出しちゃおうかしら。


アスド > …ヘッ。かかって来なギュゥゥゥンあれっ…


ギアブレイドの歯車が停止し、パキョンと音を立てて砕け散った。


アスド > ズシン!?ぐ…刀身が重い…!


リディガンネトラス > あらあら、万事休すね。

リディガンネトラス > 気に入ったわ。貴方、私の家に持ち帰って玩具にして

リディガンネトラス > 飽きたら玄関に置いて宅配の判子を押す係にしてあげる。

リディガンネトラス > もちろん朱肉は…あなたの血よぉぉ!!


リディガンネトラスが勢いよく飛びかかってきた。

手持ちの武器はもう無い。だが…!!


スパスイシュンッ!!


リディガンネトラス > な、熱いものが流れてる…これは…私の…血!?


ブシャァァ…

リディガンネトラスの首から血が噴き出した。


俺が咄嗟に手にしていたものは…


アスド > 割り箸の…紙袋だ。

アスド > どんな道具でも高速で振るえば凶器となる。覚えとけ。


俺が、『旅の図書館』で培った技術だ。

割り箸の紙袋は衝撃で破れもう使えない…だが!!


アスド > ウォォォオオ!!


俺は全身全霊を込めた拳でリディガンネトラスを殴り飛ばした。


リディガンネトラス > ウギャンヌ!


殴られたリディガンネトラスはきりモミ状に吹っ飛び

奥の部屋へと突っ込んだ。

そう…話に聞いていだけたが、その部屋は…


『火薬庫』


もしスリッパ片方教が解散する事があるならば

施設内のスリッパに火薬を敷き詰めて盛大に爆破しようという

名目で集められた火薬らしい。


アスド > いくらお前に火が効かないとはいえ、爆発の衝撃には耐えられまい!!


俺は火薬庫に吹っ飛ばされたリディガンネトラスに向け

ブレブレブレブレ剣をブン投げた!


…カッ!!ズドバグォォンドゥガガガガァーン!!


リディガンネトラス > ブギャッバァーボッギョムゲヘェーッ!!


主審 > GOOOOOOOOOOOOL!!!!!!


…ガラガラガラ。


アスド > ハ…ハハッ…ざまあみろ。


…シュウゥゥ。


アスド > や…やったか?


リディガンネトラスは瓦礫に挟まれ気を失っていた。


アスド > やっていた!!

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