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棟梁と弟子たち

タツゾウ

「なんだ、うるせぇ!」


駆け込んできたのは、若い大工の弟子だった。


息を切らし、顔面蒼白。


弟子

「弟子が……俺以外、みんな逃げ出しました!!」


タツゾウ

「な、なんだってぇ!?」


ディジル

「また弟子逃げたのかよ……」


呆れたように肩をすくめる。


タツゾウ

「ちきしょーめ……!!」


頭をかきむしる。


弟子

「しかも……三日後に仕上げないといけない橋が……!」


場の空気が固まる。


ディジル

「いや無理だろそれ」


イネリア

「人手足りなすぎだべ……」


フワン

「そ、そんな……大丈夫なんですか……?」


タツゾウ

「大丈夫じゃねぇに決まってんだろうが!!」


怒鳴る。


――だが。


タツゾウの目が、すっと細くなる。


タツゾウ

「……いや、やるしかねぇ」


低く、静かな声。


ユズハラ

「ええやんええやん♪」


楽しそうに笑う。


ユズハラ

「人手なら、ここにぎょうさんおるで?」


ディジル

「は?」


嫌な予感。


ユズハラが、にやりと笑う。


ユズハラ

「暇やろ?」


タツゾウ

「おう、おめーら!」


親指でぐいっと指す。


タツゾウ

「手伝え!!」


ディジル

「はぁ!?」


フワン

「え、えぇ!?」


イネリア

「巻き込まれたべ……」


アマリュウ

「……な、なぜ我がそのような……」


みちる

「えっ、私も……?」


モフリオン

「もふ!」


ユズハラ

「決まりやな♪」


パン、と手を打つ。


タツゾウ

「三日だ!」


タツゾウ

「橋、仕上げるぞ!!」


――


作業現場。


木材が山のように積まれている。


ディジル

「……マジでやんのかよ」


タツゾウ

「当たりめぇだろうが」


即答。


タツゾウ

「やるっつったらやるんだよ」


みちる

「……私にもできること、あるかなぁ?」


おずおずと聞く。


タツゾウは一瞬だけ見る。


タツゾウ

「あるに決まってんだろ」


みちる

「えっ」


タツゾウ

「嬢ちゃんにもできる仕事、ちゃんとあんだよ」


ぶっきらぼう。

でも、ちゃんと見ている。


みちる

「……うん!」

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