ぽかぽかイネリア
とある日のイネリア――
イネリア
「さあ、今日も田んぼのお世話をするだべ〜!」
イネリアは、主に田んぼの世話をして過ごしている。
イネリア
「今日もいい天気だべ!」
うららかな陽気の中、
自慢の田んぼの様子を見て回る。
イネリア
「……まだちょっと幼いから、倒れないか心配だべ。
水、増やしたい気分だべ〜」
水の様子を見ながら、少しだけ水量を増やす。
イネリア
「お前さん、昨日はいなかったべ……?
肥料にするべ!」
雑草を見つけると、てきぱきと抜いていく。
イネリア
「バッタだべ!モフリオン、行けー!」
モフリオン
「もふー♪」
虫を見かけると、モフリオンが追い払ってくれる。
―――
そんな調子で、時間はあっという間に過ぎていった。
―――
イネリア
「……ふぅ〜。ちょっと休憩するだべ……」
自分の育てた米で作ったおにぎりを頬張りながら、ひと息つく。
イネリア
「……最近、ディジルやみちる、フワンさん、アマリュウといることが増えてきたべ……
アマリュウは、ちょっと前までとっても嫌なやつだったんだべ……
一体どうしたんだべ……」
少し考えて、首をかしげる。
イネリア
「……考えてもわからないし、まぁいいだべ〜」
――
田んぼをぼんやりと眺める。
風に揺れる苗の音が、心地よく耳に残る。
イネリア
「……こうして田んぼを見ていると、
あの神様のことを、いつも思い出すだべ」
泥だらけになって、
一緒に田植えをしてくれた、あの綺麗な神様。
神になってから、まだ一度も会えていないけれど
――
イネリア
「……いつか会えたときに、胸を張って会えるように。
立派な米を育てるだべ!」
イネリアはそう決意して、
また静かに田んぼの世話へと戻っていった。




