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異世界から帰ってきた俺は人生をやり直す!  作者: ゆう
高校生編

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80/93

高校生編 35話 ~調査(後半)~

毎日10時更新です。

書き溜めが無くなったらしばらくお休みをいただきます。

その際はお知らせいたします。


誤字脱字等ありましたらご連絡いただけると嬉しいです。

ヤバい見つかった!


俺は慌てて野村から目線を外すものの、野村がこちらに歩いてくる。


「おい!お前だよ、その帽子のお前だ」

「はい。なんでしょう?」

「なんでしょうじゃねーよ。お前の視線をずっと感じてんだよ」

「・・・」


野村が俺の前まで来ると胸ぐらを掴んで立たせようとする。

俺はその手を弾いた。


「なっ・・・」

「汚ない手で触るんじゃねぇよ」


俺は野村が一瞬怯んだ隙を見て立ち上がった。


「おいおいどうしたんだよ賢治」


野村の連れがゾロゾロとこちらに歩いてくる。

囲まれると面倒だな。

俺は野村の質問を無視して席を立ちあがる。

野村の横を通って入口へと歩き出そうとした時、野村が俺の肩を掴もうと手を伸ばした。


「おい、どこへいくんだよ」

「どこだっていいだろ」


野村は俺の肩を鷲掴みにして振り向かせようとする。

流石に逃げられないか。

俺は逃げるのを諦めて野村の方に身体を向ける。


俺の顔を見た野村は驚愕の顔をみせる。

帽子を深く被っていたが、流石に俺だと気が付いたか。


「その帽子を取れよ」


俺はしばらく悩んだ後、諦めて帽子を脱いだ。


「やっぱりお前か!俺に何の用だ、なぜここにいる?」

「賢治、こいつは?」

「こいつが剣道部にいた例の奴だ」


その言葉で野村の連れ3人の顔色が変わり、俺を取り囲むように陣取る。

これはもうどうしようもないか・・・。


実力行使でこいつらに聞き出すしかないと決意した俺は、隙を見て先制攻撃を繰り出した。


まずは目の前にいる野村の顎目掛けてフックを打つ。

俺の拳が野村の顎の先を掠った瞬間、野村が白目になり前に倒れこむ。


俺がいきなり攻撃してくるとは思わなかったのだろう。

野村がやられた惨状を見た野村の連れ3人組は動揺して動けなくなった。

どうやら戦意消失したみたいだった。


俺は攻撃を止め、その3人組に野村を縛る様に支持する。

3人は素直に俺の言うことを聞き、野村を後ろ手に縛る。

野村の意識が戻るまで、こいつらに遥の事を聞き出しておこうか。


「おいお前ら、こいつがさっき話していた女の事を話せ」

「女? あぁ・・・でも」

「お前もこうなりたいのか?」


俺は野村を指差すと、男はブルブルと顔を振って否定した。

どうやら素直に話してくれる気になったらしい。


「全て話します! 実は・・・」


その男の話はこうだった。


野村は知り合いの不良に女子高生を襲わせる。

その現場に偶然居合わせた野村は襲われている子を助ける。

野村に助けられた子は当然野村に好意を持つ。

野村は甘い言葉で誘惑し、仕事を手伝わせる。

その仕事ってのが、援助交際(今でいうパパ活だな)を餌に食いついてきたオヤジを脅して金を巻き上げるものだそうだ。

ここまでくれば、女子高生は野村の思うまま動かざるを得なくなる。

もしその女子高生が止めたいと言ってきても、犯罪に加担しているという後ろめたい気持ちを上手く誘導して逃げられなくする。

そしてその子の精神がおかしくなったら、また新しい女子高生を探すといったことをしていたらしい。


本当に下種の所業だな・・・。

途中から吐き気がしてきた。


俺は野村の連れ3人を殴り殺したい気持ちを抑え、野村の意識が戻るのを待った。


10分後、目を覚ました野村は自分が縛られている状況を理解したのだろう。

恨めしい顔を俺に向けて睨みながら言葉を吐き出す。

「てめぇよくもやってくれたな。殺してやる!」

「そんな状況でよくそんな言葉を吐けるもんだ。情けないやつだな」


俺は野村の顔に蹴りを入れる。

「お前の友達に全部聞いたよ。本当に下種な野郎だな」

「・・・」


野村は連れ3人を睨む。

睨まれた3人は一瞬怯んだものの野村が縛られているのを思い出したのか、強気な態度で睨み返していた。

こいつら野村が自由になったら大変だな・・・。

俺はそう思ったが、口には出さなかった。


「それで今は赤城遥を使っているってことか?」

「あぁそうだ」


野村は諦めたのか、静かに話し出した。

お読みいただいた方は出来れば評価をお願いします。

※何かしら反応があると執筆が捗ります!



X始めました。良ければフォローお願いします。

@iseyari0408

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