小学校編 2話 ~父との再会~
処女作です。
皆さま大らかな気持ちでお読みいただければ幸いです。
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着替えを終えた俺はリビングに向かって歩き出す。
2LDKとそこまで広い家では無いため、自分の部屋のドアを開くと目の前にリビングがあった。
「龍之介、起きてきたか」
そこには笑顔の父がいた。
俺の思い出通りの人だった。強くて格好が良い自慢の父親、生きてまた会えるとは思わなかった。
「おはよう、父さん」
「ん?父さん?いつもはパパって呼ぶのにいきなりどうした?」
「そうなのよパパ、私も母さんって」
!!!
危ない危ない!呼び方を間違えてしまった。
しかし今の俺は精神年齢では大人だ、流石にパパママとは呼びにくい。
少し考えた俺は父にこう返答した。
「僕ももう小学生だから、いつまでもパパママ呼びはしないって決めたんだ。だから今日からは父さん母さんって呼ぶよ」
「そうだったのか、お前も成長しているんだな」
良かった・・・何とか誤魔化せたみたいだ。
俺は椅子に座り朝食を食べ始めた。懐かしい母の手料理だ、母の得意料理だった卵焼き、出汁が入っていて美味しい。思い出の料理をまた食べられるなんて・・・今までの苦労が報われたようで嬉しかった。
しかし、この2人が近日中に誰かの手によって殺される。この幸せを噛み締めながら、俺は決意を胸に秘める。
朝食を食べ終わった俺は、前々から気になっていた事を父に質問する。
「そういえば父さんってなんの仕事をしているの?」
「な!当然どうした?前にも言ったろう?人を助ける仕事をしているんだよ」
予想外の質問だったのか、しどろもどろに父は返答する。
人を助ける仕事?
昔は警察官か消防士などをしているのだろうと勝手に解釈していたものの、その割にはいつも家にいて不思議だなとは思っていた。
俺は質問を続けた。
「じゃあ警察官とか消防士さんなの?」
「いや、それとはちょっと違うかな。悪い人をやっつける仕事だよ」
父は肘を曲げて力こぶを作ると、異世界でも見ないほどの筋肉が現れた。
「そんなことよりそろそろ学校に行く時間じゃないか!パパも早く着替えてこないとな!」
上手くはぐらかされた感は否めないが、これ以上踏み込むのは難しそうだと感じて会話を止めた。
「よし!行こうか」
両親も着替えが終わり、3人で小学校へ向かうため玄関へ向かう。
玄関のドアを開けると気持ちの良い風が吹き込んできた。本当に今日は良い日だ、こんな日が続くように頑張らないと。
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@iseyari0408
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