高校生編 14話 ~大阪合宿1日目が終わり~
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俺達が乗ったバスは大阪の街を進んでいく。
しばらく乗っているとバスがゆっくりと停まった。
どうやら宿泊先に着いた様だ。
バスが停まると高坂部長が立ち上がり、こちらをみて話し出す。
「みんな、今日はお疲れ様。これから部屋割りを伝える。聞き間違えて違う部屋にいかない様に注意してくれ」
今日から1週間泊まるホテルは2人部屋らしい。
高坂部長から部屋割りを伝えられる。
俺は新庄先輩と同室となった。
「龍之介くんよろしく!」
「こちらこそよろしくお願いします」
バスを降りて荷物を受け取った俺は、割り当てられた部屋へ向かった。
その道中、野村とすれ違った。
「いい気になるなよ」
野村はすれ違いざま俺にボソッと呟いた。
あいつは本当に嫌な奴だな。
割り当てられた部屋に着いた俺は早速着替えをする。
少し遅れてやってきた新庄先輩から、ここには大浴場があるらしいとの話を聞いた俺は、新庄先輩と共に大浴場へと向かう。
「大きい風呂ですね!」
「他校の学生もこのホテルに泊まっているみたいだね」
新庄先輩の言う通り、大浴場へ入ると知らない高校生が何人かいた。
「ん?君はさっきの・・・」
「あなた達もここに泊まっているんですね」
先程試合をした福岡第一高校の人達が浴槽に浸かっていて、俺を見つけて声を掛けてきた様だ。
身体も洗い終わり、浴槽へ浸かった俺に福岡第一高校の
古賀さんが声を掛けてきた。
「やあ竹内くん。さっきはいい試合だった」
「いえ、古賀さんも強かったです」
「1年で団体戦に出られるだけはあるな。うちがこんなにあっさり負けるなんて初めてだ」
古賀がそう言うと、身体を洗い終わった新庄先輩がこちらにやって来た。
「こいつ高校から剣道を始めた初心者なんですよ。うちもこいつの強さに驚いてます」
新庄先輩が古賀にそう告げると、近くにいた福岡第一高校の生徒が一斉にこちらを向いた。
「は?初心者?」
「あの強さで?」
浴槽内が一時騒然となった。
古賀はまずいと思ったのか、周りを落ち着かせる。
「みんな静かに!・・・それで竹内くん、高校から剣道を始めた君はなぜそんなに強いんだ」
流石に小学生の頃からモンスター狩りをしていたなんて言えない。
俺は上手く誤魔化すことにした。
「実は小学生の頃から知り合いに剣術の達人がいて、その人に教えて貰っていたんです」
「なるほどそう言う訳か。それで剣道の型には無い動きが多かったのか」
何とか納得して貰えたようだ。
実はうちの高校の人にもその事を話していなかったため、新庄先輩も隣でその話を聞いて驚いていた。
ザッシュと父から習った剣術は、人を殺すための剣術だ。
当然、剣道とは歩んできた道が違う。
俺も最初はその違いに悩んでいた事を思い出した。
「いつかその方に俺も剣術を学んでみたいものだ」
古賀さんはそう呟くと大浴場から出ていった。
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