高校生編 13話 ~大阪合宿1日目 団体戦~
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五将(竹内)×五将【廣渡】
俺の出番が来た!
他校の生徒と戦うのはこれが初めてだ。
やれるだけやってやる。
俺が開始線まで移動すると周りが少し騒めく。
どうやら俺が1年だということが伝わったのだろう。
双方、一礼をして試合が始まる。
俺は中段で構えて廣渡の出方を伺う。
廣渡は動かないようだ。
こちらから攻める。
俺は廣渡の間合いに入り、面に向けて竹刀を振り下ろす。
俺の攻撃を凌いだ廣渡は攻撃に移らない。
もしかするとスタミナ切れ?
俺は廣渡に猛攻を仕掛ける。
「めーーーん」
俺の面打ちが決まった。
やはり廣渡はスタミナ切れの様だ。
その後も廣渡は俺の猛攻に対処しきれず敗北。
俺のストレート勝ちとなった。
続けて2戦目。
五将(竹内)×中堅【一の瀬】
初戦を勝ったこともあり、波に乗った俺は一の瀬にあっさり勝利。
五将(竹内)×三将【山本】
試合は縺れたものの何とか勝利。これで3連勝となった。
五将(竹内)×副将【國武】
難なく勝利。これで4連勝。
1年の快進撃に団体戦を終えた他校の生徒が集まってくる。
「誰なんだあの1年。途轍もなく強いぞ」
「中学の大会で見たことが無いわよ」
周りの喧騒に紛れて彩夏の声が聞こえる。
「龍之介頑張って!」
声の先を見ると試合を終えた彩夏が目に留まった。
俺は彩夏に向かって頷く。
次も決めてやる。
五将(竹内)×大将【古賀】
試合が始まった。
古賀は俺のスタミナ切れを狙って猛攻を仕掛けてくる。
だが俺はスタミナだけは自信がある。
アースロットでは3日3晩モンスターと戦い続けたこともあり、このくらいではスタミナ切れにはならないのだ。
この世界に転生してからも、常にスタミナを鍛え続けてきた。
ボクシングを学んだのもそのためだ。
古賀との闘いは長時間となった。
最後は古賀のスタミナ切れで隙が出来たところを俺が面を決めて勝敗が決まった。
「それまで!」
初日の団体戦は俺の5連勝という異例の結果で幕引きとなった。
帰り際、相手の大将だった古賀から声を掛けられる。
「君が竹内くん?」
俺がそうですと告げると、古賀は笑いながら俺の肩をバンバンと叩く。
「とんでもないルーキーが出てきたな!まさか1年に負けるとは思わなかった。インターハイ本選には出場するのだろう?そこでまたやろう」
古賀はそういうとワハハと豪快に笑いながら去っていった。
合宿1日目の練習が終わった。
俺達は着替えをした後、バスで宿泊先へと向かうのだった。
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