高校生編 10話 ~プール~
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プールに向かう道中、遥は彩夏と話をしている。
どうやら俺の事が格好良い、どうやって知り合ったの?といったガールズトークを展開している様だ。
俺は聞こえない振りをしながら彩夏に話しかける。
「彩夏と遥さんは親友だって聞いたけど、どこで知り合ったんだ?」
「私と遥は小学校からずっと同じ学校なの。小学校からの親友よ」
「そうそう!彩夏とは小学校からずっと一緒なの。でもクラスはいつも違うんだよね」
前世では彩夏の事を全く知らなかった。
遥の親友だったのに俺には教えなかった?
なぜだろうか・・・。
いかんいかん、どうしても過去の事を考えてしまう。
忘れないと。
4人で話しながら歩いているとプールが見えてきた。
「着いた~」
「暑いし早く泳ぎたいわ!」
啓介と遥が楽しそうに話をしている。
ふと隣を見てみると彩夏が心配そうに俺を見ていた。
「龍之介大丈夫?体調でも悪いの?」
「そんなことはないよ。楽しみだな」
俺は彩夏に心配を掛けない様に明るく振る舞う。
彩夏はまだ不安そうな表情を浮かべていたが、俺は何とか誤魔化した。
室内プール。
ここはウォータースライダーや流れるプールがあり、とても人気のある場所だ。
俺達は着替えのために一旦別れた。
着替えが終わり、集合場所で待っていると遥がやってきた。
ピンク色の水着。
比較的大きな胸が強調されていてドキドキする。
「あれ?まだ彩夏はきていないですか?」
「遥さんが2人目だね」
遥は俺をまじまじと見つめている。
「龍之介さん、すごい筋肉ですね!」
「いや・・・そうでもないさ」
遥が俺の腕を触ろうと手を近付けてきた。
俺は無意識に遥の手を避けてしまい、遥が悲しそうな表情で誤ってきた。
「ごめんなさい。勝手に触ろうとして・・・」
「いや、こちらこそごめん。ビックリして避けてしまった」
俺と遥の間に微妙な空気が出来てしまった。
どうしようか困っていると、啓介と彩夏がこちらに向かってきた。
「ごめ~ん!集合場所を間違えてた!」
「俺も!アニキすいません!」
彩夏は白いビキニにパレオを羽織っている。
無駄な脂肪が無い引き締まった身体。
姿勢も良いため、とても魅力的に映る。
彩夏は俺をジトーっと見る。
「・・・何ジッと見てんのよ」
「美しいな」
「えっ」
彩夏の顔が真っ赤に染まる。
「・・・えっち」
あまり女性の身体を凝視するのは良くないな。
俺は彩夏に謝った後、みんなでプールに入って遊ぶことにした。
ひとしきり遊んだ後、休憩していると啓介が隣に座ってきた。
「アニキはどっちが好みなんですか?」
「おまえは・・・」
俺は啓介の頭をポカリと殴る。
「俺は遥ちゃんみたいなグラマーが子が好みっす」
俺はまた啓介の頭をポカリと殴った。
すると遠くから言い争う声が聞こえる。
「止めてください!」
「いいじゃん。ちょっと俺達と遊ぼうよ」
声がする場所を見ると彩夏と遥が誰かと言い争っているようだ。
俺は仲裁するため、彩夏の元へと向かった。
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