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異世界から帰ってきた俺は人生をやり直す!  作者: ゆう
高校生編

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高校生編 8話 ~選抜試験2日目~

誤字脱字等ありましたらご連絡いただけると嬉しいです。

次の日。

選抜試験の2日目だ。


俺は昨日彩夏から教えてもらったことを実践していた。

相手の思考を読む。

言葉にすると簡単そうに思えるが、実際にやってみるとこれが難しい。

1試合目、2試合目は何とか勝つことができた。

次は3試合目、相手は高坂部長だ。


「龍之介くん、いい試合をしよう」

「よろしくお願いします」


俺と高坂部長が向かい合い、試合が始まった。


俺は中段で構えて相手の出方を伺う。


「きぇーー!!」

高坂部長が気合いの入った声と共に打ち込んできた。


面と小手へのコンビネーション、その後に少し引いて再び面を狙ってくる。


隙がない・・・。


俺は何とか往なしながらも防戦一方だ。

何処かで攻勢に出なければこのまま負ける。


高坂部長の動きを見ていると、3回に1回のタイミングで一旦下がって再度打ち込みをしてくる時がある。


狙いは後ろに引いた一瞬。

何度か守りながらその時を待つ。


きた!

高坂部長が連打の後、後ろに引く動きを見せた。

その隙を見逃さず、俺は突進して面を打つ。


パーン


乾いた音が鳴り響く。

俺の面打ちが何とか決まった。

よし、次だ。


指定の位置に戻り、試合が再会される。


先程の面に動揺したのか、高坂部長は俺に向かって突っ込んできた。

力押しでくる!


俺は昨日野村にされたことを思い出す。

上段に構えて、中段と下段に隙を見せる。


高坂部長は突きを狙ってきた。

俺は紙一重で躱すと、伸びた手に向けて打ち込む。


「勝負あり」

2本先取した俺の勝利となった。

双方が向き合い、礼をして試合が終わる。


俺が勝敗表を付けていると、後ろから高坂部長がこちらにやって来た。

「昨日とは見違える程、動きが良くなったね。完敗だよ」

高坂部長はそれだけを言うとその場を立ち去った。


高坂部長との試合以降、俺は勝ち続け選抜試験の2日目が終了した。


2日間の結果は9勝3負。

男子の順位は6位、ギリギリメンバー入りした形となった。

1位は高坂部長、2位は野村、そして3位は新庄先輩。

インターハイ予選のメンバーが上位、それに追加して俺と野村が入った形だ。


彩夏は女子の2位、1年でインターハイ本戦出場というのはこの高校では異例だそうだ。


「今回選ばれたメンバーは大会に前乗りして集中合宿を行う。それ以外のメンバーは当日会場に来てくれ」


合宿は選抜メンバーだけなのか。

少し残酷な気もするが、この高校ではこうやって違いを作ることで競争心を植え付ける考えの様だ。


こうして長い2日間が終わった。

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@iseyari0408

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