小学校編 20話 ~神社と転移盤~
初投稿です。
皆さま大らかな気持ちでお読みいただければ幸いです。
誤字脱字等ありましたらご連絡いただけると嬉しいです。
次の日、俺と両親は転移盤がある神社に向かっていた。
台風の影響だろうか、風がとても強く吹いている。
雨が降っていないだけ良かったと思うしかないか。
「ここから見える山に神社がある。少し歩くから疲れたら早めに言うように」
この間の襲撃でも感じたが、この身体はまだ幼い。大人だった頃の感覚で行動するとすぐにスタミナ切れになってしまうため、注意が必要だ。
休憩を挟みながらようやく山の入口まで来た。
「ここからしばらく階段が続く。それを登り切れば目的地に到着だ」
空は曇りで風が強く吹いているため、7月でもそこまで暑くなかったのが幸いした。
真夏の晴れた日にこの階段を登るのはとても大変そうだ。
そういえばこの時代(西暦2000年)はそこまで暑くなかった。夏でも日陰なら25度前後だったはずだ。
俺が前世で最後を迎えた2022年はとにかく暑かった印象がある。
ちなみにアースロットは体感で15度くらいだったと思う。春夏秋冬も無く、慣れればそちらの方が過ごしやすい気温だった。常に曇りで太陽が出ない事を除けば・・・。
父は普段1人で来ているため慣れた場所なのだろう、スイスイと進んでいく。
神社へ続く階段はとても長い。下から見ても頂上が見えない程だ。
登る途中で足を滑らせて落ちたら・・・と考えると寒気がする。
慎重に登っていくと、階段の上から朱色の古ぼけた鳥居が姿を現した。
ようやく目的地に到着した様だ。
俺達は階段から続く参道を歩いていく。
鳥居を潜り、左右に鎮座する狛狐を通り過ぎると小さな神社があった。
境内は父が定期的に掃除しているらしく比較的綺麗だった。
「父さん、先に転移盤を見てみたいんだけど案内してもらっても良い?」
父は頷き、神社裏の空き地に案内する。
そこは何も無い空き地だった。
「ここに転移盤があるの?」
「そうだ、今は魔方陣が消えているからただの空き地にしか見えないけどな」
俺は魔方陣があった場所まで歩いていき、しゃがんで手を地面に付けてみる。
すると一瞬だが魔方陣が浮かび上がり、すぐに光は消えた。
「光った!・・・けど、すぐ消えたみたい」
「まさか・・・俺達が何をしても光らなかった魔方陣が」
俺は再度地面に手を付けるが、それ以降魔方陣が光ることは無かった。
もしまたアフロディーテに会えたら聞いてみるか。
さて次は本題の騎士2人との話し合いだ。
俺達は神社の表側へ戻り、扉の前までやってきた。
「今から開けるが気を付ける様に。それと龍之介は中に入らずそこで待機してろ」
父は俺に注意した後、扉をゆっくりと開ける。
中には騎士2人が手を縛られた状態で座っていた。
「何の用だ」
隊長と呼ばれていた長身の男が俺達に問いかける。
父は返答せず、小柄な男を連れて外に出てきた。
小柄な男を神社裏に連れてくると、父は男に問いかける。
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