小学校編 15話 ~告白2~
初投稿です。
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俺は下を向き、目を瞑るって考える。
俺は2人の子供じゃなかった・・・衝撃で言葉が出なかった。
しかもクリスタルに封印されていた? 一体俺は誰なんだ・・・
すると不安を感じたのに気が付いたのだろう、母が強く俺を抱きしめた。
「あなたは私達の子供よ。それは変わらないわ」
「あぁそうだ!心配するな、お前は絶対に俺が守る」
父は俺の頭を撫でながら決意を言葉にする。
確かに両親は見た目が10代後半で、どうみても子供がいる年じゃない。
アースロットでは10代で子供がいるのが当たり前なんだと思って・・・いやそう思いたかった。
「うん。ありがとう、父さん母さん。それでこちらの世界に来てからはどうだったの?」
俺が母に話の続きを催促すると、心配そうな表情で話を続ける。
「私達が転移した先は小さな神社だったの。その窓から小さな山が見えるでしょ?」
母が窓から見える山を指差す。
「いきなり飛ばされた私達は当然行く当てもないから神社に潜んでいたの」
こちらの世界ではモンスターなんて出てこないが、その当時の両親は当然そんなことを知らない。
警戒しながら神社に潜んでいたのだそうだ。
しばらく潜んでいたが、1人のお婆さんがこちらにやってくる。
赤ん坊がいるため逃げられるはずもなく、神社の掃除にやってきたお婆さんに見つかった。
「お婆さんは私達を見て駆け落ち?だと勘違いしたのよ」
そのお婆さんはとても親切な方だったそうで、身寄りのない両親を憐れんで亡くなった息子が住んでいたマンションを無料で貸してくれることになった。
「それから俺はお婆さんの代わりに神社の掃除を手伝うことになったんだ。転移盤から時々モンスターが現れるため、その始末も兼ねてな」
父が何の仕事をしているか分からなかったが、そういうことだったのか。
「でも転移盤からアースロットに戻ろうとは考えなかったの?」
「それは当然考えたさ。でも転移盤は何をしても反応が無かった」
何が原因か分からないが転移盤は一方通行だそうだ。
「だが、こうやって人間が転移してきたのは初めてだけどな」
父は縛られた2人の侵入者を見つめる。
そうだ、こいつらは一体何者なんだ。長身の男が父に話していたリーファというやつが俺を探しているというのも気になる。
一体アースロットで何が起きているんだ。
しばらく4人で談笑していると物音が聞こえた。
どうやら長身の男が目を覚ましたようだ。
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