小学校編 7話 ~作戦会議2~
処女作です。
皆さま大らかな気持ちでお読みいただければ幸いです。
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ローザが落ち着いてきたので、俺は本題を話し始める。
「ローザ、悪いけど空間遮断してくれないか」
「わかったわ」
ローザが詠唱を始める。魔方陣が浮かび上がり、自室全体を包み込む。
空間遮断の効果が発動したことを確認した俺はローザに協力を願い出来ることにした。
「ありがと。いきなりだがローザ、俺を助けてくれないか?」
「いきなりどうしたの。私は何を助ければいいのか説明してくれない?」
「悪い・・・。実は俺の両親が近いうちに誰かに殺される。それを防ぎたいんだ」
「殺されたのは間違いないの?その時の状況など覚えていることを教えて頂戴」
俺は事件当日の状況をローザに説明する。ローザは腕組みをしてしばらく考えた後、龍之介に質問する。
「暑い日ってことは7月か8月になるわね。日本の学校は夏休みがあるって聞いたけど、夏休みはいつなの?」
俺は近くの壁に掛けてあったカレンダーから7月を調べた。
「7月20日から夏休みになると思うが、念のため明日先生に確認してみよう」
「そうね。でももう少し日数を限定したいわね。他に思い浮かぶことは無いの?」
「う~ん、そうだな・・・」
犯行があった日か・・・。そうだ!当日は雨が降っていた。しかも土砂降りだったはず。
「ローザ、雨だ!」
「えっ、雨が降ってきたの?って降ってないじゃない」
ローザは窓から外を眺めるが、雨が降っていないことを確認して俺を怒り出す。
「違う!その日は雨が降っていたんだ。土砂降りだったことを考えると台風かもしれない。よし、これで犯行日がかなり特定できるぞ」
「それで犯行日が特定できたとして、どうやって両親が殺害されるのを阻止するの?」
「ローザ、魔法は何が使えるんだ」
「アースロットで使っていた魔法はほとんど使えるけど、私の魔法は基本的に精霊魔法メインだから威力は期待できないわ。こちらの世界は精霊が少ないみたい」
ローザは試しにウインドカッターを詠唱するが、そよ風程度しか出なかった。
「おい!魔法を使う時は先に言ってから使えよ!」
「ごめんごめん、でもこれじゃダメでしょ?」
「そうだな、これは使えない・・・が待てよ。犯行当日は大雨が降るってことはアクア系は使えるんじゃないか?」
「う~ん、確かにそうかもしれないけど。一度他の日で試してみないと分からないわね。それに龍之介の自宅でアクア系を使うと家中が水浸しになるけどいいの?」
「それは困るが両親を助けられるなら仕方がない」
「しかも両親の前で魔法を使うってことは両親に私たちのことがバレるわよ」
「それは・・・両親にバレない様にできないかな」
「流石にそれは無理よ。詠唱すると魔方陣が出るから隠れて使っても確実にバレるわ」
「そうだローザ、言い忘れていたが俺の両親は元アースロット出身らしい」
「え?!」
ローザは目を丸くして俺をジーっと見つめる。言葉を失っている様だ。
俺の両親が魔法を使えるかは分からないが、魔法自体は確実に知っている。
ローザが詠唱して魔方陣が出た時点で確実にバレるだろう。いっそのこと全てを両親に話すべきか、出来れば気が付かれずに助けるのが理想なのだが。
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