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その少女・異世界でも非常識  作者: フラック
2章 脱・勇者
44/50

20話 アムルタート と マフ

かなり飛んだ。

そして、不完全燃焼で投稿。

すいません、マジで忙しんです。。。。。。。


後書きで、ご報告あります。

 



「私はね

 馬鹿に対して自分を名乗のったり

 会話の成立しない相手と話を交わすほど

 【お兄ちゃん】みたいに優しくはないの!

 私と話がしたかったら

 この場まで降りてきて

 私の前に立ちなさい!!

 そうすれば

 文句でも悪口でも聞いてやる!

 常識も、礼儀も、敬意も無い

 馬鹿で無知なおっさん!」


 その鈴の発言と態度は

人族の頂点とも言える

皇帝・ザラスシュトラ・ゾロアスターに喧嘩を売る行為だった!


 ここで、皇帝が動くなら

鈴と、ザラスシュトラが対峙する事となっただろう

それが、全てを終わらす最短の結末劇となっていたかもしれない

だが、皇帝・ザラスシュトラは動かない


 動いたの【ウルフガング】

褐色の肌に灰色の髪をした男は

どこから現れたのか誰にも気づかれず

確実に鈴の首に、剣を突き立てたと思われた。


 だが、その剣は

鈴の首元に突き刺さる前に

まるで、ウルフガングの居る場所を知っていて

その行動すらも見ていたかのように

マフの手によって止められた。


だが、命を狙われたにも関わらず

鈴と言えば、ウルフガングも、マフの事も気にせず

その視線は、ザラスシュトラに向けられたままだった。


 鈴は、まるで怒ってます!と

言わんばかりに、腕を組み

その可愛らしい、ほっぺたを膨らますと


「この際だから、言っとくけど

 私は、すごーーーーく、怒ってるの!

 かってに、知らない世界に召喚されて

 勇者になれって?

 冗談も大概にしてよ

 こんなに可愛くて、か弱い

 私が戦って良い訳が無いでしょ!

 それに、この場に来たのは

 おでんお爺ちゃんには、お世話になったから

 その恩を返すため!

 そうじゃなけりゃ

 来るはず無いでしょ!!

 だいたい今日は

 友達の赤ちゃんに会いに行くはずだったのに!

 ホント、めんどくさい!!

 だから、ここで

 おっさんに言っとく!

 私は【勇者】なんて興味はない!

 そんな物より、友達の赤ちゃんに会いたかった!

 これからは

 私は私の好きなようにするから!

 もう、私に関わらないでよね!」


言うだけ言った鈴は

オーデンに視線を向けると

いたずらっ子の様な笑顔を向けると


「って事で

 おでんお爺ちゃん、ごめんね~~

 そして、ありがと~~~。」


 今まで鈴の世話をしてきた

第4の塔、塔神官長オーデンは

その瞳に涙を溜め


「わかっていたよ・・・

 この世界の言葉を理解していただろう事も・・・

 勇者になる気が無い事も・・・

 ただ、覚えておいて欲しい

 私は、リーン様・・・

 いや、リーン、たった数日だったとしても

 貴方を本当の孫の様に思っておる事を・・・

 後の事は全部私に任せて 

 好きに生きなさい、リーン。」


「おでんお爺ちゃん

 ほんとうに、ありがとう

 優しくて大好きだよ

 この世界の、私のお爺ちゃん!」


鈴の優しく微笑む笑顔に

オーデンは、大粒の涙をながす


「あぁ

 私も大好きだよ・・・」


オーデンは、入ってきた扉に向き

そこにいた神官に

ドアを開けるように命令する

だが神官達は戸惑う

だが、オーデンは神官を押しのけ

オーデン自らの手で

ドアを開けた


それは、オーデンが出来る唯一の事


鈴の門出を祝う


花道を開いたのだった。


鈴は一度、召喚された勇者の友達を見渡し


「じゃぁ、みんな

 おでんお爺ちゃん

 またねーーーー。」


と、元気よく手を振るのだった・・・。


それに、驚いたのは

ウルフガングを止めた、マフだった


「ちょっと、待ってよ鈴ちゃん。

 もしかして、僕を置いていく気?」 


それには、鈴も驚いた


「え?

 だって、マフ君

 勇者とか、冒険とか好きでしょ?

 残って勇者するんじゃないの?」


 そう、鈴にしてみれば

RPGが好きなマフなら

本物の勇者に成りたがっていたと思い込んでいたのだ。


それを聞いたマフは、少しガッカリしたように口にする


「まぁ、好きだけどね

 でも、しょせん勇者って作られた(シナリオ上の)職業だしね

 どれだけ自由を唄った世界|(VR)でも

 限度はあるでしょ

 どれだけの世界(ゲーム)を巡っても(しても)

 しょせん、どこにでもある

 俺ツエーーーで、ハーレム的な、無自覚無双なシナリオ(テンプレ)

 もう、うんざり

 増えるだけ増えた

 下手くそな、素人が書いた様なシナリオのゲーム(テンプレ小説)だなんて

 バカな子供を喜ばす、おとぎ話でしょ

 だいたい

 僕が、どれだのけ(VRMMOの)世界 を

 渡り歩いきて(体験)してきたと思ってんの?

 ある意味、僕は

 その道では、世界一の玄人、プロだよ!

 ・・・自分で言っててなんだけど

 有象無象(のクソシナリオ、それも童貞が喜ぶハーレムテンプレ)の、プロって

 ある意味、最低かも・・・・

 でもさ

 ここは違う

 全てが自由な世界

 なら、僕は

 僕だけの為の、僕だけのシナリオを綴りたい

 そこに勇者だなんて(他人の作った)肩書きは要らない

 何よりも

 鈴ちゃんに付いて行った方が面白そうだしね。」


 鈴は、まるで【ニヒヒヒ】と

歯を見せて、マフに笑顔で答える

マフも、少し照れたように、手で頭を掻くのだった。


だが、そんな茶番を見せられた

他の物は、笑うことさえ許されない。



「まったく・・・

 バカな子供達だな・・。」



 そんな声を漏らしたのは

オーデンが開いた、出入り口にいつの間にか移動し

まるで通る人間を拒絶するかのように立つ

【スティングレイ】だった。


「私はね、生き返されるからって

 小さな子供を殺してまで止めようと思うほど

 (チョーわがままな皇帝の様な)野蛮人ではないけど

 話も通じない相手には、それなりの、お仕置をする事もある。

 って、先に優しさをアピールしとくけど

 さて、勇者【リーン】勇者【マフ】

 2人を行かせる訳には行かないんだよ。

  そもそも神天使の加護を受けた

 勇者マフを手放す事なんて出来ないし

 献身を司るアールマティ様が

 勇者リーン召喚した意味は理解したよ

 そう、加護が無くても魔法も使わず

 勇者【ドラゴニーズ】を生き返らせえる程の力を持つ存在なら

 勇者の資格は十分にあると、私は確信したしね。

  だからこそ

 この世界で、人間が人間として確立するために

 勇者として、その力を私達の為に使って欲しい!

 このままでは、人間は魔物や獣人、亜人に負け

 奴等の、エサや、ドレイとなってしまう

 だからこそ、世界の【理 (ことわり)】すら確変できる

 君達の力が必要なんだ!」


鈴は、にっこり笑うと

ちっちゃな胸を張り


「嫌です! 断ります!」と


さも堂々と断った!


そして、マフも

スティングレイを見据え


「この世界の事は、まだよく知らないけど

 皇帝様に使える気はないですよ

 (日本人の)貴方なら、分かると思うけど 

 どんな物語(クソシナリオ)にも居る

 使えない人間がいる、それが僕なんだ

 それに何人も居る勇者なら

 1人は使えない勇者がいたり

 勇者の仲間で、使い物にならない存在が居たり・・・

 たぶん僕は、そんな位置づけ

 ここに居る7人の勇者の中で

 もっとも弱い・・・

 そして人として、何も持ってない

 壊れてしまっている僕は

 もっとも勇者にふさわしくない。

 だって、僕は

 (人間が人間を奴隷として扱う)

 この世界なんて、壊れてしまえばいいと思ってる

 魔族や魔物と戦うと言うなら負けて

 人間なんて、全員奴隷になればいい!

 僕が勇者になれば・・・

 敵を倒し経験値を積み力を持てば

 (多くの人間に嫌気がさして)

 きっと(皇帝や貴族を権力者達)人間を殺すよ!」


 その言葉は、おおくの人間を驚かせ

キュロスをも驚かせた!

ただ、ドラゴニーズはその口角をあげる。

 

 マフは止まらない


「それねに

 僕は、この世界に来るにあたって

 アムル(タート)と約束したんだ

 僕は、この世界で自由に生きたいって

 人間として生まれた以上

 確実に起こる事柄

 亜人・魔物・魔族、その全て

 生命を宿す存在にとって唯一有るされた事柄

 それを放棄する事で

 僕は【自由】を手に入れる事を

 アムルと契約した!

 だから、僕は

 神天使の加護があろうと

 勇者と呼ばれようと

 自由に生きる

 違うな・・・僕が自由なんだ。」


 マフの言葉が終わると

静かに聞いていた、スティングレイは口を開く


「まるで子供が、ダダをこねてるみたいだな

 神の使徒である(話の通じないバカ)皇帝の居る、この場所でそんな

 子供の言い訳が通るとでも思ってるのかな?

 どんな事を言おうと君達に

 好き勝手できる自由なんて無いんだよ

 とくに、神天使の加護を持つ、勇者マフにはね。」


 その言葉に、苦笑する存在

その存在は静かに移動し

マフの背後に浮いた

それは、マフを召喚したアムルタートであり

マフを止めようとする、スティングレイを見下ろした。


「いえ、この子は【自由】よ

 これは、この子と私との取引、契約でもあるの

 誰も、この子の自由を止めることはできないわ

 それが【全王・アフラ・マズダー】だとしてもね。」


 神天使アムルタートの言葉は

この世界の住人を驚かす

だが、皇帝ザラスシュトラは違う


「何を、バカな事を

 神天使の加護がある以上

 唯一神、アフラ・マズダーの力の前では

 その命すら我が手にあると思え!」


 そう言いとばすと

ザラスシュトラは、その手をマフに向けた!

まるで、ドラゴニーズの心臓を握りつぶした時と同じように!


 鈴にしてみれば

生き返させれると言っても

完全に心臓が潰れてしまえば

自己再生能力が高いドラゴニーズと違い

マフは生き返るのに時間がかかる

その間に何かあったら・・・と

それに、心臓が潰れる

ソレはドラゴニーズですら苦痛に追い込んだ痛み

鈴は、マフを助けようと・・かばおうと・・・


「マフ君!」と声をあげる!


 ただ、マフは

自分に何かの力を使う、ザラスシュトラを見据えたまま

軽く手を上げ鈴を止めるのだった。


 神天使の加護

それはこの世界では絶対である

それは、1つの盟約、体に刻まれた楔

ザラスシュトラは、それを自由に施行できる

ドラゴニーズを殺したのも

生き返らす事を前提で、自身の力を見せつけ

命を握られた恐怖と、いつでも殺せると、その心に苦痛と恐怖を与える

ドラゴニーズの心臓を潰した様に

今、ザラスシュトラは、マフの心臓を握りつぶしたのだった!




 そして、ザラスシュトラは、その目を疑った。




心臓を潰し殺したはずの、少年は

死ぬ事もなく、苦しむ事もなく

まるで、何も無かったかの様に

立ち、こちらを見据える姿を・・・。




 ザラスシュトラは理解していない

マフは、完全な無痛症である事を

スキルや、魔法や、技術での【痛覚無効】や【痛覚耐性】ではない

だからこそ神の力で、その【痛覚無効】などのスキルを取り除き破棄しようと

マフには、心臓を潰されようと苦痛は無い!


 そして、何よりも

マフと、アムルタートの契約が、大きな意味をなした。


神天使【アムルタート】

不死と長寿を司る、命に関わる神天使である。

 アムルタートの6人の姉達は

数千年に1度、生まれ変わる

その度、ある程度の基礎知識を残し

その全ての記憶をリセットするが

不死である、アムルタートは生まれ変わる事をしない

だからこそ、アムルタートは、全王に生み出され

数億年と言う年月を生きてきた

その退屈な時間の中、初めて見つけた

異世界に存在する


死んで居るにも関わらす

悠久の時を刻み

あらゆる世界を飛び回り

自身と同じ、壊れた精神をもった存在に・・・


だからこそ

アムルタートは、マフを選んだ

そして、アムルタートは

勇者としてでなく

アムリアートの無限と続く悠久の時を

共に生きる存在として、この世界に呼んだ

そして永遠に寄り添い生きる為に

アムルタートの加護を与え

その魂を分け与えた

だが、【地獄】とも言える

【永遠】を共に生きる事を、マフに課せたアムルタートは

マフに、何者にも覆せない【自由】を約束したのだった。


 アムルタート

その加護を、完全なる物として受けたなら

数百年は生きていけるだろう

だが、不死ではない

殺されれば死ぬのだ

だが、マフは違った

アムルタートと魂を分けあった存在

それは、完全なる不死

いや、アムルタートと魂を分けあった時点で

マフには、生も死も存在しない

生きる存在に等しく与えられた【死】を放棄した

人の形を成した【生き物成らざる存在】となった。


 【マフ】は

その生命の【死】を放棄し

アムルタートから差し伸べられた手を取り

人間を、生きる事を放棄し

人間だった時の名前を捨て

自身を表す相応しい形を表した言語であろう

【MUFF】

もっとも壊れた、出来損ないの名をその身に刻み名乗った少年

彼は、死して生き

人の形を成して

永遠に存在する事を望み

自由を手に入れた。



 そう、心の臓が潰されようと

マフは死ぬことはない

死ぬと言う概念もない

そして、生きているわけでもない

そして、痛みと言う概念を有しないが為

どんな存在も、マフに苦痛を痛みを与えれはしない。


 何者にも怯むことのないマフは

自身の心臓を潰しただろう皇帝に言う


「僕を殺す事なんて無理だとおもいますよ

 それに僕は僕自身に対しても自由だから

 僕を止め様としても無理だと思ってください。」


 マフは皇帝から視線を外し

アムルタートに向き直ると


「アムル

 僕は鈴ちゃんといくよ」


「えぇ

 私達の時間は永遠

 そして私は常に共にいますよ。」



 だが、スティングレイは

そんな子供のお遊びを許すほど優しくはなかった

そう、たった一言


「殺(や)れ!」


その言葉で、影に潜んでいた

2人の男が動く

1人は、マフに向けて

もう1人は、鈴にむけて・・・。


 一瞬、そう一瞬であった

マフを襲った女性【コルベット】は

みぞおちを押さえ、苦しそうに床に膝を付き

鈴を襲った【ウルフガンブ】は

投げ飛ばされる様に

床に叩きつけられた。


「も~鈴ちゃん

 少しは警戒してよね・・・。」


 2人の暗殺者に対し

瞬間的に対応したマフは呆れるように言葉を紡ぐが

鈴は、それ分かっていたように


「ん~~?

 だって、私、戦っちゃダメだし

 それに、マフ君が助けてくれるって知ってるから。」


 スティングレイの表情が

先程までの笑い顔ではなく

真剣になっていき

腰の剣をゆっくり抜き・・・


「勇者マフ・・・

 さすがに早すぎる

 圧倒的な速さは

 武力を超えると、言いたいが・・・

 なぜ、2人の場所を

 それも、コルベットはまだ姿さえ見せていなかったのに。」


「ドラゴニーズさんを襲った人が姿を消したからね

 他にも隠れてる人が居ないか

 サーチはしてたよ

 だって、ソレは基本中の基本だしね

 だから至近距離、このエリア内で

 僕のサーチから隠れることは、たぶんムリだと思うよ

 それに、鈴ちゃんを襲うなんて・・・

 (命知らずとしか・・・)

 まぁいいや

 僕達は行くから

 そこを開けてもらえませんか?」


「さっきも、言っただろ

 勇者マフ、君は行かせる訳には行かないんだよ

 それに、速さなら私も自信があるんだよ。」


そう言い残し、スティングレイは

動き出しと共に、その姿を消した!

それは、12倍の時間軸を生きるマフの目からも消える。


 と同時に、ザラスシュトラは

その唯一神【アフラ・マズダー】の力の一端を使い

ドラゴニーズと同様に、マフの動きを止めた


 何に対してかは、分からないが

マフの動きが止まる!


 その一瞬のスキを付き

マフの真後ろに現れたスティングレイはその剣を

マフに突き立てる!


だが、マフの服に触れるか触れないかの所で

防御魔法が発動し、スティングレイの剣先を止めたのだった。


 皇帝の直轄親衛隊

そのリーダーである、スティングレイ

その手に持つ剣は、伝説級とも言われる魔法剣

普通の防御魔法など難なく突破するはずの剣が止められた!


ス「なに!?

 (勇者マフが魔法を使えるなんて聞いてないぞ!

  それも、この剣を止められるほどの上位防御魔法を一瞬でだと!)」


マ「え? 消えた?」


鈴「マフ君、真後にいるよ

 転移魔法でジャンプしたみたい」


マフのサーチ能力は高いが

移動したならソレを追う事は出来るが

転移で消えてしまえば、ソレまでである

出現位置が真後ろなら

サーチに新しく現れたソレを感知・・・いや

脳内に表示された、サーチ図上に出現したソレを瞬時に把握することも

視界から外れに現れた、ソレを認識することも

今のマフには、マダ無理であった。


 そして、瞬間移動など見慣れている鈴にとって

驚くことでもなく、マフの速度も

スティングレイの転移も超える速度で

防御魔法を展開させていたのだった。


 そして鈴の声に反応するマフだが


 え? 戦闘時の瞬間移動・・・

それは、体験したことがない

高速移動系の技は知ってるけど

転移系を駆使した戦闘は

ゲームバランスを壊すから

どのVRMMORPGでも取り入れられていない

あるいみチート・・・あの人の能力は、転移って事なら

チート系のスキル、ゲームシステム外の能力

それは、今の僕では、たぶん追えない

なら、姿が見えるうちに一気に・・・?

アレ? 視界が動かない?

体が動かないってこと?

あぁ、ドラゴニーズさんを止めた

皇帝様の能力か

でも、今の僕なら

そう、想像力を上げろ

ここはVR空間、ゲームだ!

意思と共に体は動く

ゲーム切り替え

対戦ゲーム【鉄拳(アイアンナックル)8】

操作キャラ【王・神雷(ワン・ジンライ)】」


 その瞬間、皇帝の圧がかかったマフの体が

スティングレイに向けて振り向いた!



 そして、マフが繰り出したのは

対戦ゲーム内で、王が使う技

十連打撃と呼ばれる連続技であったが

それは、12倍にも加速された連撃

マフの初手、拳での3連打で

スティングレイが吹き飛ぶ事はない

その衝撃を体感し体が吹き飛ぶ前に

マフの4擊目からの蹴りが飛んでくる

その攻撃に反応できないスティングレイは

無防備でソレを喰らう!

だが十連打撃が、スティングレイにダメージを与えたのは

そこまでだった・・・。


機械的、システム的に繰り出された連撃は

その進行方向である軸がズレたステングレイを残し

5擊めからの3度の攻撃は空をきり

その事に気がついたマフは

そこで、コントローラーのボタンを押すのを止め

マフの体は止まったのだった。


 スィングレイに4擊を与えたマフ

ただ、それはマフの中では、5+7+6+12ダメでしかない

だが、速度とはダメージに加算される

12倍の速度で殴ったなら、そのダメージは単純に言うなら12倍される


そう、スティングレイは

最初の1擊目で潰れた顔を両手で押さえ

床でもがき苦しんでいた・・・・。


鈴は笑う

「さすが、マフ君!」と


そう、圧倒的な速度を持つマフは

7人いる皇帝の直属の親衛隊の3人を

いとも容易く、倒したのだ。


だが、マフにはそんな手応えはない

対戦格闘で言うなら

HPゲージの1割りも削ってないのに倒れたスティングレイや、他の2人が

よほど弱いのだと理解し

得意だった十連打撃を

初心者相手に外した事に落ち込むだけである。


ただ、外へと続く道は開かれた


皇帝は、さらに

鈴とマフに圧を掛け

動きを止めようとするが


すこし落ち込み気味のマフも

笑顔で、友人と、この世界のお爺ちゃんに手を振る鈴も

止めることはできず


2人が出て行った謁見の間は

最悪の雰囲気に包まれるのだった。


 

 

この話の元となった【アンタッチャブル・ツインス(転生したら双子の~~~~)】

これ、なろうで再投稿してるのですが

【ノベルアップ+】でも投稿してます

そして、今日12話を投稿【なろう】で書けなかった

【少しエロな、お風呂回】使用

興味が有れば、消される前にどうぞ。

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