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その少女・異世界でも非常識  作者: フラック
2章 脱・勇者
31/50

7話 勇者会議・その3 鈴の災難

今回は、あの子に災難が!

唯我独尊!完全無敵!のアノ娘に! どんな悲劇が!!???

毎度ながら ヽ(・∀・)ノ名前出てるさぁ~~

 



 調子にのってDを追いかけた鈴は

マフに捕まり、動きを止めた。


いや、動きを止めてない鈴に

マフが振り回されると言う、立場が入れ替わった2人

マフが鈴の腕を離す事で

マフが吹き飛び、床に尻餅を付き

そのまま転がった

そんな、マフが情けない顔で、一言・・・。


マ「り・・・鈴ちゃん

 僕のほうが力が弱いんだから

 無茶しないでよ・・・。」


 その姿を、キャッキャッと笑う鈴は


鈴「しゃきっとしろーーーー

 男の子でしょーーー!!!」


マフは、床からゆっくり起き上がりながら


マ「僕、病み上がりなんだけどなぁ~~

 ほんと、鈴ちゃんは、きびしいなぁぁ~~」


鈴「マフ君

 強いのに、体力なさすぎ~~」


鈴は、ケラケラ笑いながら

マフが立ち上がるのを確認すると

スマホに目を向け、ニヤニヤしながら操作するのだった。


 Dは、その白い肌とも言える色白の顔から

血の気が引き、顔面蒼白ともいえるほど顔を蒼くし

額にうっすら汗を滲ませ

鈴の手に存在する、スマホに視線を送りながら


D「ねぇ・・・マフ・・・。

 アレは・・・あの魔道具は

 さっきの魔法は、いったいナニなの?」


マ「あれは、スマホって言う携帯電話なんだけど

 この世界には、存在しないアイテムなんで

 説明は難しいな・・・

 ただ、さっきのは

 僕達の国の音楽なんで

 魔法でも何でもないよ。」


D「アレが・・・音楽?

 貴方達の、世界はあんな騒音を好むとでもいうの?」


マ「あれは、ロックや、メタルって言うジャンルだけど

 僕らの世界は、色んな音楽があるからなぁ~~・・。

 鈴ちゃん、バラードやクラシックとか

 スマホに入ってる?」


鈴「そんな物より

 面白いのあるよ~~~~。

 皆集まって、集まって。」


 鈴は

クラリスの前に、キュロス、D、ドラゴニーズ、マフ

そして、塔神官長達を集め

その全員に見えるようにスマホの画面を向ける

また、恐ろしい魔法?がと、怯える神官長や

クラリスの陰から、スマホを見つめるD。


 鈴は、ニヤリと双子の兄とそっくりの悪い笑みを浮かべると

とある、動画を再生させた。


 先ほどのMVは、その爆音に皆驚き

その画面など見ていなかったし

動画が再生されているなんて、マフ以外は誰も知らなかっった

だが、今度は、動画を見せる為に

皆を並べて

「こわくないよ~~~」と

再生したのだ


 それは、空中に映し出された

空間投影式拡張モニター

大きさにして、40型ワイドモニター程の大きさの映像が

スマホの前の空間に映し出され

全員の視線が集まり

その動画に

その映像に

ど肝を抜かれた!


 音楽や、音、音声を録音出来る魔道具は存在しない

だからこそ、動画を録画出来る物など有るはずがない

そんな事を、思ったことも、想像したこともない

この世界や、それに連なる世界の住人にとって


映像と言うものが、空中に映し出された事すら【未知】である


それだけでも、この世界の常識から掛け離れた存在


先ほどの爆音の衝撃すら、記憶から抜けるほどの衝撃!


体に衝撃が通り抜けた爆音では無く


今度は、視覚から脳に届く衝撃は


その思考をも停止させ


驚きの声すら、出てくる事は皆無。



 そして、数人が驚きながら

その映像を見、驚きを隠せれず、その視線がDに向き

また、映像に向く・・・。


 一番初めに声を上げたのは・・

その悲痛なる声をあげたのは

皆の視線を受ける、Dだった。


D「それは・・・・私?

 そんな・・・

 それは・・・

 有り得ない・・・・。」と・・・。


 鈴が再生させた映像

それは、鈴はスマホでMVを再生させながら

スマホのカメラで動画を録画していたのだ 

そして、MVの爆音の標的となったのがDだった

だからこそ、そこに映っていたのは

爆音の音楽に対して

防御魔法を展開させる、必死の形相のDの姿だった。


 Dが、その映像が

自分だと気がつくまで、そんなに時間が掛からなかっら

そして、不細工な形相の自分の顔に


「み・・・みないでーーーーーー」と叫びを上げ


クラリスの後ろから飛び出し

その手を鈴の手にあるスマホに向けた!


 ほぼ、一番後ろから飛び出したD

その思考に未知の化学と言う映像は無い


あるのは・・・


まるで、モノマネ芸人が、自分のモノマネをし

ヒドイと思われるほど、変な癖を誇張され

ブサイクな顔で、私はDです

そっくりでしょ?と、仕草をするのだ


 プライドの高いエルフの中でも

Dのプライドの高さは、トップクラス

そんな、ブサイクな自分のモノマネに耐えれるわけがない

いや

それが

その

ブサイクで無様な姿こそが

自分だと理解してしまったのだ

そんな物に、許されるはずがなかった。


 Dは、自身の前に居る、キュロスも

ドラゴニーズすら押しのけ

鈴の前に出て、そのスマホと言う魔道具に手を伸ばすが

生粋の戦士でもない、Dの動きなど鈴には通じない

ヒョイ! と、飛び退き、Dを躱す鈴

だが、投影された画面は、的確にキュロス達に見えるようにしたままである。


 2度・3度と

Dの手が延びる

鈴は、それを躱し

椅子と机の間を逃げ回る

それをDが、追いかける

さっきとは、真逆な追いかけっこが始まったが

違ったのは、自身の無様な姿に

Dは顔を真っ赤にさせ、恥ずかしさの絶頂で

ソレ(映像)を止めさせたくて無我夢中で

スマホに向けて魔法攻撃を繰り出した!


氷の魔法が発射された!

一直線に飛んでくる氷の切っ先を

鈴は軽いステップで躱す


炎の魔法が飛ぶ!

誘導がされた炎を玉を

鈴は防御魔法を空中に展開させ

防御した


雷の魔法が光る!

空間を切り裂くソレを

事前に察知してたかのように

鈴はキュロス達に近づくと

ソレは、その方向を変え

キュロスの身につけた貴金属に向かう

キュロスは聖剣の鞘で受けきり

その魔法を拡散させた。


 だが、不運だったのは鈴

キュロス達に近づいた事で

鈴は、マフの側まで近づいてしまったのだ。


 どんな状態でも、その映像をキュロスやマフに向けていた鈴

そして、無造作にマフに近づいた事で

マフは、鈴の右手からスマホを取り上げたのだった。


「あああああああああーーーーーーーーー」っと驚く鈴。


鈴の居た世界・日本では戦争もなく

命を落とす戦いなど、闇の世界だけである

そして、まだ幼い少女が

そんな争いに巻き込まれる事など有りはしない


ただ


少々風変わりな鈴は


その命を落としかけた事が数度有るくらいで


それを救ったのは双子の兄だっただけであり


兄や母がいる限り、私は何の心配も無いと


俗に言う【平和ボケ】と呼ばれる


無警戒な鈴だからこそ


その右手の、スマホを、マフに取られたのだった


完全警戒すれば、魔力操作の温度感知で


自身に近づくものは全て感知できるだろう鈴


その、ちょっとした、イタズラ心や


友達とも言える、マフ達に気を許してたからこそ


スマホを取り上げられたのだった。



 Dは、スマホが鈴からマフに渡ったことで

一瞬ほっとするのだったが

マフが右手でスマホを高々と上に持ち上げ

それを奪おうを鈴は

「返せーーーーー」と

小さくジャンプし取ろうとするが

匠にそれを躱すマフ

ただ、映像は止まってなく

空中に投写されたDの顔は

必死の形相であったのだ

Dも、マフに襲いかかる!


 スマホを手にしたマフだが

その傍らでは、可愛らしい鈴が

体を寄せて、スマホを奪おうとする

度々服の上から接触する体と体

マフは、顔を真っ赤にさせて天国を見る。


 そして美しいD

まるで白人モデルの様な完璧なプロポーショで

胸の谷間が・・・、イヤ、その胸の大半が見える様な

美しいドレスのDが、胸を揺らし

マフに寄ってくるのだ

そこは、天国でしかない

鼻の下を伸ばし、天国を体感するマフに

さらに、追い打ちの様に


1人の女性が近寄り


マフにその手を伸ばすのだった。


それは、一般的に美しいと呼ばれる容姿と体型では無い

身長約4メートルの大女

Dと同じく肌を露出する服装ではあるが

そこから除く肌は

筋肉が盛り上がり

数多の戦場で刻まれた数多の傷があり

膨らんだ胸は、ほぼ筋肉

マフに向けられたその腕は

鈴のウエストより太いだろう

そんな筋肉女を美しいと口にする人間は居ない

ただ、そんな女性を、尊敬し好意を持った人間が居た事も事実であった。


 クラリスの腕が、手が、指が


マフの手から、スマホを奪っていった。


 クラリスは

その兄弟の中では末っ子にあたり

好奇心の強い子供であった

だからこそ、スマホに驚きはしたが

未知なる物に対しての好奇心が勝ったのだ

映像の中に出てきた、自分

それをもっと見たくて

クラリスは、マフからスマホを取り上げた。


 そう、そこまでは、小さな問題はあったが

まだ【おふざけ】の範疇で、あったのかもしれない。


 ただ、クラリスが馬鹿力で

それが、クラリスから見る、小人族にとって

有り得ない、力加減であっただけである。


 そう、クラリスは

軽く、スマホを、つまみ上げるつもりだったが

好奇心が先走り、力加減を誤り

スマホを、少々


 ペキッ!!!


と、言わせただけである。


その代償は、画面にヒビが入り


スマホが、起動しなくなっただけであった。



 クラリスの


「あ!・・・・。」で


マフが


「え?!」で


Dが


「な・・・なに?」で


ゆっくり降ろされた、スマフを見て


鈴が号泣した。



これは、ただ、ただ、そんな話である。



ク「す・・すまん、リーン

 つい・・・。」


巨体を小さくし謝る、クラリスだが

その横で、Dは乱れた息を整えながら


D「いいきみだわ」と


 スマホと言う魔道具が壊れたことで

もう、あんな無様な姿を晒さなくていいと

安心しきったDのすがたがあった・・・。


 そこには、壊れたスマホを大事に抱え泣きじゃくる鈴の姿があった。


 雰囲気が悪くなった事で

少し休憩を挟み

マフが、鈴を宥める事となったが

Dや、クラリス達は、鈴が何故、そこまで泣くのか理解していなかった

D達が思ったことは【魔道具】の1つが壊れただけではないか? と・・。


 ただ、マフが一番理解していたのだ

鈴が、何故こんなに泣いているのかを

スマホ、それは記憶媒体とも言っていい

その中には、異世界に召喚された鈴の心の支えとも言える

【家族の写真】や【家族を撮った動画】があったのだと

写真すらない、この世界の人間に

その大切さを説明することはマフには無理であり

そして、言うなら、それを失った辛さは【マフには解らない】

マフ自身が、つねに死と肩を並べて生きてきたのだ

残された人間が見る過去の記録の大切さは理解出来るが

家族より先に死ぬことが分かりきったマフには

写真などと言う、記憶媒体に対する思い入れはなかったからだ。

だからこそ、ソレを失った鈴が、悲しいだろう事は理解出来ても

その悲しみは理解できはしなかった。


 10分ほどで、鈴は徐々に落ち着きを取り戻していく

と、いっても、まだ、グズグズと泣いてはいるのだが

クラリスが謝るも

鈴は、泣き顔で辛そうに笑顔を浮かべ


鈴「気にしなくていいよ・・・

 お母さんも、お兄ちゃんも、よく

 【形有る物は、いつかは壊れる】・・・

 【命あるものは、いつかは死ぬ】って・・・

 よくいってるから

 この子 (スマホ)は、壊れた事は自然な事

 今壊れた事にも、意味があったんだと思う

 それにね、みんなを、からかいすぎた私も悪いから

 クラちゃんは、気にしなくていいよ・・・・。」


マフも通訳はするが

マフも事の一端に関わっているため

クラリスと顔を見合わせ

泣きながら、大人ぶる鈴に

申し訳なさそうに、再度頭を下げるのだった。



 キュロス達、勇者も、時間があれば

この勇者会議を後日に延ばしても良かったが

明日には、この世界の人族を連ねる【皇帝】とも謁見があり

そこに、何も知らずに足を運ぶような馬鹿は避けたかった為

鈴には悪いと思うが、話し合いは、このまま続行という形となった。


 皇帝との謁見は明日

その時、言葉巧みに、契約され、命を差し出す様な

無策な道下師 (どうげし)の様な、無知を晒したくなかったのだ


 それは、6度の勇者召喚を終え

7度目の勇者召喚を承諾し

この世界に来た、キュロスだからこそ

この議題となったのだ。


ドラゴニーズと鈴を抜く

キュロス・D・マフ・クラリスは

勇者召喚の義の中で神天使から、ある程度は話は聞いてはいるが


キュロスは、その話を全て信じている訳ではないし


クラリスにしてみれば、ドラゴニーズが勇者?と言う時点で

この世界の神や、神天使を信用してはいなかったし


Dは、元々人族が崇拝する存在(神)を、神だとは思っていない。


 だからこそ

勇者達の記憶や意志のすり合わせや

この世界の仕組みや、皇帝の事を知り、対策を練ろう言う話し合いでもあった。


 一端、しくしくと泣き続ける鈴の事は保留となり

キュロスを中心に話し合いが進められた

話に参加しているのは

キュロスと、クラリス、そして

この手の小説やMMORPGをよく知る、マフ

そして、話に釘を刺すように

的確に一言付け加える、D

彼等も馬鹿ではない

言うべき発言と、隠し通す事はハッキリと弁え

話し合いに望んでいた。


この世界の事は、3人の塔神官長から口沿いもあり

【皇帝】の事や、人族の【神】や

その分身とも子供とも言える【神天使】の事なぞ

キュロス達に教えられた

とは、言っても、この世界や、この都市で

誰もが知る、当たり前の事ではある

その本質や、塔神官長クラスでは口に出せない事もあったり

塔神官長では、知りえない真実は、キュロス達が知ることはなかった。


 また、時間が少なすぎたため

塔神官長に聞けなかった事も多々あったが


昼過ぎから、始まった勇者会議は

空が茜色に染まる頃に終を告げた。




 そして、明日の午後


皇帝との謁見が行われる。





さて、初めて【誤字報告】をいただきました!

ヽ(´▽`)/ ありがと~~~

前作【魔力もてかれた】では、誤字多すぎて誰も突っ込まなかった訳でありますが・・・。


んで、報告の中で指摘を受けた1つに

【化学魔法】ではなく【科学魔法】ではないかと?

まず【化学魔法】であってます。


科学では意味合いが広すぎであり

もともと科学とは、知識や経験を示す

まぁ、化学も科学の中の1つではあるのですが。


魔法とは【元素】の1つである元素記号120【Mm (魔力)】を使い

(119はどうした!)

化学式、化学変化等を使い新しい現象を起こす

化学 (ばけがく)である。


魔法が先に来ないのは、土台に化学が存在して魔法が来るため

化学の魔法と言う意味で【化学魔法】と書いてます。


ヽ(;▽;)ノ そんな感じです。

ゆるしてください。


あと、作者、暑さと仕事づけでボロボロで

投稿ペースが落ちてます

ごめんなさい。

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