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その少女・異世界でも非常識  作者: フラック
1章 勇者召喚の儀式
18/50

17話 お腹減ったの? 


 食事も済ませ

キュロス、マフ、D、クラリスは

久々に、美味しい食事にありつけたと

幸せな一時をすごしていた。


 鈴は、そんな4人と

ガイエン、そして塔神官長の2人と、コック達の

満足そうな顔に、嬉しそうにニヤケていた。


 そして、キュロスが動き出す


「マフ君

 通訳をお願いできないか?」


マ「あ、鈴ちゃんにですね。」と・・・


鈴は自分の名前が出た事で


「ん?なになに?」と・・・


この後、マフの通訳を介して話し合いが行われる事になった。


キ「リーン・・・

 いくつか質問をさせて欲しい

 もし、言いたくない事があったら

 話さなくてもいいからね。」


と・・・・

キュロスそして

クラリスや、Dですら

非常識と感じる鈴と言う【存在】を

そして、その理解不能ないくつかの【謎】を

いや・・・理解出来ない【非常識】なソレを

聞きたかったのだ。



 そう、そんな質問タイムが

始まるはずだった。



 時を同じくして

神殿騎士の宿舎の食堂の外が

騒がしくなっていく・・・


それが何かを、一番初めに悟ったのはDだった。


 Dは、いきなり立ち上がり

ソレが来る方向を、恐ろしげな顔で見つめ

ソレが、何かを核心すると・・・・

まるで何かから逃げる様に

厨房に逃げこんでいった。


 その頃には

キュロスも、クラリスも理解した

ここに、向かってくるのが

【ドラゴニーズ】だと!

そして、彼の目的は

【リーン】と【こはく】だと

だからこそ

気合を入れ直し立ち上がると

1人と1匹を守る様に

来るだろう方向

食堂から見える

中庭に向けて並び立つ。


そして、ガイエンも、只事ではない、と理解し

キュロスの横に、並び立つのだが・・・


 鈴は

一切何が起こっているか解らない

「マフ君、何かあったの?」と

そして、マフもマフで

「え?、よくわからないけど

 何か起きてるみたい」と・・・


 そして、空から、中庭に落ちてきた・・・

いや、地響きと共に中庭に着地したのは

【ドラゴニーズ】


 マフは一瞬で理解した

ドラゴニーズは、鈴に仕返しをしに

ここに来たのだと

それを、鈴に伝えようと

鈴に振り向くが・・・


 ドラゴニーズの姿を見た鈴は


驚く様に、しまった!と


手で口を抑えて


「あ!

 忘れてた!

 【ドラちゃん】のご飯作ってない!」


 これには、マフも「え?」と驚いた

この状況で・・・【ご飯】の心配? と・・・



 中庭に降り立った、ドラゴニーズは

建物の中に居る


恐ろしさで口を手で塞ぎ

震えているだろう

幼き少女の姿を見つけると

鋭い眼光で睨みつけ

一直線に足を踏み出した!


 キュロス達は

もう話し合いは無理かと剣を構え・・・

何かの言葉を発した鈴が、何を言ったのか

マフに問う・・・・が

返って来た言葉は


「え?あの・・・

 ドラゴニーズさんの

 ご飯を作り忘れたって・・・言ってます」


キ「な・・・何を言ってるんだ君は!!」と

何故かマフが怒られる始末


マ(怒られても・・・

 言ったの僕じゃないし・・・)と


キ「ええい!

 もういい・・・

 どうする?

 リーンか、使い魔の、こはくが

 【本当】に強ければ、任したい所だが

 どう見ても、魔力も魔素も

 (この世界の)普通の人間程度だ

 本気になった

 今のドラゴニーズ相手に勝てるとは思えない

 何かいい案は・・・・」


 クラリスは、真剣に・・・

「しらん

 あとは野となれ山となれだ!!」


ガイエンは、笑う

「はっはっは

 アレが噂の、2の塔の悪魔か!

 噂以上ではある、が!

 キュロスに

 クラリスよ

 笑え! 大いに笑え!

 守るべき存在を、不安にさせるな!

 背に守る存在を、恐怖させるな!

 どんな事が有っても

 胸を張って自信に満ちた姿勢を崩すな

 そして、笑え!

 大いに笑え!

 その胸に秘めた誇りと共にな!

 それが【騎士】たるワシの信条よ!」 


キュロスは、迫り来る強者に対して(笑えるか!)と

その姿勢を崩さないが


クラリスは笑う! 豪快に


「わっはっはっは!

 ガイエンは

 イヤ、ガイエン殿は、親父 (オヤジ)様と同じような事を言う!

 気に入ったぞ!

 あぁ、そうだ親父様は良く言っていた

 強者と戦う時こそ笑え!

 そして勝て!とな!」


 3人が覚悟を決め

ドラゴニーズに向けて

聖剣を、大刀を、鉄槌を構える

だが、ドラゴニーズは小物になど目もくれず

その手を振るう事で

食堂の壁を吹き飛ばし

ガラスを割り

中庭から、食堂に入ってきた!


キュロス、クラリス、ガイエンの、その腕に力が篭る!


そして


「ああああぁぁぁーーーー

 また、壊したあぁぁぁぁーーーーー!」


と・・・日本語が、食堂に響きわたった。


 鈴は

キュロスと、ガイエンの間を通り抜け

1人、ゴラゴニーズの前に進み出ると

自分より大きい、ドラゴニーズを見上げ

左手を腰に置き、右手でドラゴニーズを指差し

そして、少し横にあった

食堂と中庭の出入り口に向け


「ドラちゃん!

 そっちに出入り口あるでしょ!

 なんで、そっちから入ってこないの!

 どれだけ

 お腹が減ってるのか知らないけど!!

 壁を壊すことは無いでしょ!

 そんな事するなら、ご飯作ってあげないよ!

 あ!

 さっき皆から、聞いたけど

 私達が居た塔の上の方を壊したんだって!

 下に居た神官さん達が、いっぱい怪我したんだからね!

 後で謝ってもらうからね!」



だが、その日本語は、ドラゴニーズには通じないのだった。



ストレスかな・・・

発散するのに、食べ過ぎて腹が痛い・・・

なのに

お腹減ったの?とは、どういうことだ!!

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