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【魔法少女#18】金花探偵事務所 爆破事件

俺の名前は煉城練斗。


「暇だ…」


瀬礼市の事務所で暇すぎて天井のシミを数え始めた、金花探偵事務所の用心棒。



俺達、金花探偵事務所はこの街、瀬礼市で異界関係に強い探偵として活動している。


天才クール美少女、探偵の星都風香と元気っこの覚族、所長の金花メリー。


皆個性的だが、まぁなんやかんや楽しく過ごせてはいるよ。



はっきり言ってこのあたり周辺の治安はまさに混沌…俺達が探偵を始めた時は事件が絶え間なく起きていた。


異界のゲートがある街、それは異界勢力が多く街に入ってくる。


それはイコールで治安の悪化だ、職に就けない、日本のルールも守れない奴らが行きつく先はどれも一緒なんだよ。



「まぁ、といってもだいぶよくなったけどな」


夕日が沈み、外が暗くなってきた。



「二人とも遅いな…」


今日はメリーと風香は瀬礼市の東部、幼稚園の手伝いに行ってる。


探偵なのに…?と何度も所長に訴えているが、地域を助けることが事件を未然に防ぐことにつながるとか、よくわかんないけどな。



俺は電気をつけ、事務所のカーテンを閉めたその時、衝撃的なモノが目に入る。


(なんだ…これ!)


目の前には流れ星のような物が事務所に一直線に向かってくる。



その物体は猛スピードで一切の減速がねぇ!


(回避も防御も間に合わない)


「やられたなぁあ!」



俺は全力で反対方向に走る!


次の瞬間、全身を叩きつけるような衝撃が事務所を豪快に吹き飛ばす。



「がぁあぁあ!!」


その衝撃で俺は外に投げ出される。


背中には爆傷、それなりに深い。


俺は転がりながらも衝撃をいなし、即座に立ち上がる。


追撃の可能性もまだある。油断はできない。



「事務所が…まじかよ」



立ち上がったその目の前、俺達が借りている金花探偵事務所が盛大に吹き飛んで火柱を上げている。



事務所の二階部分とその上の3.4階の倉庫まで盛大に抉れている。


「だれが…やりやがった!」


破片も周辺に飛び散っている、火もまずい、このままじゃ街に燃え広がる。



怒りがこみ上げる中、目の前に謎の影が現れる。


「これが噂の煉城練斗、いや、練液。なんだか弱そうだ」


「てめぇいきなり事務所爆破しやがって、死ぬだけじゃすまねーぞ」



現れたのは異様な雰囲気の女、紫のローブが靡く自らがまるで上位だと確信している格好。


そして、長い金髪の中から伸びる異様な一本の禍禍しさ全快の角。


「死ぬ、か。数千年の間で馬鹿みたいに言われてきたけど、常にミラが殺してきたけど」



聞いたことがある、魔人族のミラ。魔女組織の戦闘者、その強さは文字通り規格外。



まぁ、誰が来ようと関係ない。俺は相棒を腰から抜き全身を殺意に満たしていく。



「どんな理由で俺達を狙ったのか知らねーが、俺の大切な事務所を爆破しといて帰れるわけないだろ」



「ここからが噂の煉城、ミラのテンションもマックスだ」


俺の殺気に相対するように、ミラが取り出したのは全身を覆うような巨大な棍棒…いや、戦鎚か?



こうして、盛大に吹き飛んだ事務所の下で突如として戦闘が始まる。


「魔女組織が俺達をなぜ狙う」


「可愛い女と沢山遊ぶため」


このミラの強さ、俺は見誤ったのかもしれない。

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