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AI創作論  作者: 真義あさひ


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AI議論の前に芸術の話をしよう

エッセイカテゴリ、日間連載中2位、月間連載中3位ランクインありがとうございます。

AI創作の是非、いろいろ燃えてますよね。


使うのはアリかナシか、とか。

ズルいのかどうか、とか。


でも見ていて、ちょっとだけ違和感があって。


この問題、「善悪」きっちり分けられます?

無理ですよね?



なのでその前に、そもそも創作って何だっけ? って話を、一回したほうがいい気がするんですよ。


うまい下手の前に、「刺さるかどうか」の話じゃないかな、と。



私の持論はシンプルです。


創作って、読む人の心を動かす体験を作ることだと思ってます。

その作品に心に響く何かがあるか、と言い換えてもいい。


笑うとか、泣くとか、ゾワッとするとか。

続きが気になって止まらなくなるとか、そういうやつ。


たとえば、気づいたら時間が溶けてた、とか。

寝るつもりだったのに一気読みしてた、とか。


ああいう状態、ありますよね。


あれって、ちょっとだけ現実から意識がズレて、物語の中に入り込んでる状態なんですよ。


専門的に言うと、「変性意識」って呼ばれたりするやつ。軽い催眠状態ともいう。


……といっても、難しく考えなくてよくて。


要は「没入してる状態」です。



で。

今のAI小説って、ここが弱い。

現状では、わりと不毛レベルで弱いと感じています。


文章としては整ってるし、構造もそれっぽい。

(正確には「整ってるように見せている」「構造がしっかりしてるよう錯覚させてる」だけのものも多い)


でも、なぜか読んでても心、自分の中に残らない。


理由はシンプルで、「体験として設計する主体」がないから、だと思ってます。


つまり、人間の感情的な揺らぎやノイズの扱いを、まだ十分に使いこなせていないんだなあ、と。

誤解を恐れずにいうなら、AIは魂はやっぱりないんだな、とも。




……と、ここまで理屈っぽく言いましたが。


これ、実は自分でも試してます。

自分のシリーズ作品で、AIにかなり任せて何度か書かせてみたんですよ。


私はものすごく作品のテーマ、世界観、キャラ、エピソード、文体にこだわるタイプ。

設定資料ファイルをじっくり作成して、年表とか作っちゃう系です。(アルファポリスでは代表作「(リンク)シリーズ」の設定ページも作ったくらい)


設定も整えて、プロットもそれなりに作り込んで、いけるかな? と思ったんですが。


……書き上がってみると、なんか違う。


あれだけ自発的に動いてたキャラたちから、急に“気”が抜けた感じになってしまって。


「あ、これダメだな」と。


AIに全体的な作文を委ねるのは、まだ無理だなと痛感しました。



逆に、設定を考えてるときや、執筆してるときに、自分がぐっと入り込めた作品。


気づいたら時間忘れて書いてたようなやつ。


そういう作品って、投稿サイトでもわりと反応が良くて、フォローがついたり、コメントも増えたりするんですよね。


実際、これは体感だけじゃなくて数字にも出ていて、

(聖女投稿:各投稿サイト合計最大時8500フォロー、夢見の女王:3500、俺と王様の異世界転移転生:6000)


結局これ、シンプルで。

作者が作品に入れてるかどうか、なんだと思います。



ちなみに私は、クリエイターとしては市場ニーズのエンタメ感も大事にしてます。


読まれないと意味がないですし、商業化するならやはり売れるべき。


ただ、本質的にはどちらかというと芸術家寄りです。


インスピレーションで降ってきたテーマや世界観、キャラやエピソードを大事にして、それを展開していくタイプ。


このAI創作論も、そのスタンスで書いています。




なので結論としては。


AIがダメかどうかじゃなくて。

作品に“体験が乗ってるかどうか”だと思うんですよね。


創作って、書き手にとっても、読み手にとっても、文章ってだけじゃなくて、体験なので。



だからAIは、「書く主体」ではなくて、


アイデアを広げたり、構造を整えたりするための補助ツールとして使うのが一番強いんじゃないかな、と。


今のところは、そんな感じで考えてます。



じゃあ、その「体験を作る側」として。


人間はどこをやればいいのか?

何をポイントとして押さえるべきなのか?


……の前に。


実際に“商業レベルで問題化したケース”も出てきているので、次回はそこを見ていきます。




AI創作について、あなたはどう思いますか?


肯定でも否定でも中立でもOK。

視点の違いが一番面白いので、ぜひコメントで聞かせてください。


いくつかは、今後の記事の中で拾わせてもらうかもしれません。



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