ヒルダとレベッカ対スモールトレント その二
ヒルダの魔法で視界の回復に成功したヒルダ自身とレベッカは、改めてスモールトレントの攻撃に対処していく。
「……おおっ、すごいです! さすがヒルダ様!」
「安心するのはまだ早いですよ、レベッカさん。スモールトレントの攻撃はまだ続いているんですから」
「そ、そうです……ねっと!」
「よっ、ほっ!」
「ギギッ、ギギッ」
「……むう、こうしていても事態は変わりそうになさそう……ヒルダ様、どうしましょうか……?」
スモールトレントの攻撃を弾き続けている今の状況をまずいと思ったレベッカが、ヒルダに相談を持ち掛ける。
この相談に対してヒルダは、とりあえず二つの案を話してどちらかを選ぶか、それとも別の案を考えるか? と話していった。
「……そう、ですねぇ……とりあえずは私が威力を抑えすぎない魔法攻撃をしていくか、レベッカさんがスモールトレントに攻撃出来るように私がサポートの方針を変えていくか、という二つの考えが一応ありますが……」
「ふ、ふむ、なるほど? おっと!?」
「その二つで駄目なら、他にも考えますが、どうしますか? よっ!」
「……そ、そうですね、ヒルダ様が倒してしまうと、あたしの修行になりませんし、はあっ! ここはやっぱり、ヒルダ様にあたしのサポートをしてもらって戦うのが、良いと思います! くっ!?」
ヒルダの考えを聞き、スモールトレントの攻撃を弾きならどう選ぶかを考えたレベッカが、出した結論をヒルダに伝えていく。
するとこの返答を聞いたヒルダが、答えを話す代わりにスモールトレントのレベッカへの攻撃を魔法攻撃で阻止し始める。
「……了解です! ウインドレーザー、連続発射!」
「……えっ!? ヒルダ様!?」
「……レベッカさん、スモールトレントの攻撃は私が阻止します。ですからレベッカさんはスモールトレントの本体に攻撃を仕掛けてください!」
「ヒルダ様……わかりました!」
「……ギ、ギギッ!? ギギッ!」
「そうはさせませんよ、スモールトレント」
「ありがとうございます、ヒルダ様! それっ!」
「ギギッ!? ギギーッ!!」
ヒルダのウインドレーザーでスモールトレントの枝が弾き返され、自身の防衛から解放されたレベッカがスモールトレントに向けて突撃していく。
こうして自身に突撃し始めたレベッカに対してスモールトレントは枝を使ってレベッカの邪魔をしようとしたのだが、この行動もヒルダの魔法によって阻止されてしまう。
そうしてスモールトレントに接近する事が出来たレベッカは、まずスモールトレントの枝を斬り落とすように剣を振るっていった。
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