対スモールトレント
レベッカとヒルダがどのように戦うかを考えている間に、二人の存在に気付いたスモールトレントが先に攻撃を仕掛けてくる。
「……う~ん……」
「見た感じでは火属性の攻撃が効きそうですが……」
「ええ、その通りです、ヒルダ様。その通り、なんですけど……」
「……え? なんですけど? なんですけど、どうかしたのですか、レベッカさん?」
「なんですけど、スモールトレントが落とす戦利品は木材なんですよ。ですから火属性の攻撃は……どうなのかと思うんですよねぇ……焦げたりしないのかが心配なんですよねぇ……大丈夫、なんですかねぇ……?」
「ふ~む……そういう事ですか。それなら一度試してみるという事で、火属性の攻撃を仕掛けてみるのはいかがでしょうか?」
「……そうですねぇ……そうですね。ヒルダ様の言う通り、火属性の攻撃を仕掛けてみようと思います」
「了解です。それではレベッカさん、早速火属性の付与を……おっと?」
「えっ!? あっ!? スモールトレントが先に攻撃してきた!」
「……ギ、ギギ……」
ヒルダとレベッカが話し合いに夢中になっている間にすべての準備を終わらせたスモールトレントが先制攻撃を仕掛けて着た。
伸縮自在の枝を鞭のように使い、ヒルダとレベッカを攻撃してくるスモールトレント。
この攻撃をなんとか避けたヒルダとレベッカは、すぐに反撃を始めていく。
「あっと、ほいっと!」
「くっ、このっ! ……よし、最初の攻撃は全部避けられた! 次はこっちの番だ!」
「ええ。さあレベッカさん、火属性を付与しますよ」
「ありがとうございます、ヒルダ様! ……よし、スモールトレント、いくわよ!」
「……ギ、ギギ……」
ヒルダから剣に炎を付与してもらったレベッカがスモールトレントに剣を向ける。
その一方でスモールトレントは再度枝を鞭のように使い攻撃を仕掛けてきたのだが、この攻撃はレベッカが炎の剣で枝を斬り落とす事で対処していった。
「……ほっ! ……よし! この状態なら枝も簡単に斬れる! さあこい! 全部の枝を斬り落としてやるわ!」
「……ギ、ギギ……ギギ……」
「はあっ! それっ! 遅いっ!」
「ギギ……ギギ……ギギ……」
「……ふむぅ……レベッカさんが斬り落とした部分がすぐに再生していますね……これは、レベッカさん一人では苦戦しそうですねぇ……レベッカさん!」
スモールトレントとレベッカの戦いを見ていたヒルダは、スモールトレントの再生能力を見てレベッカ一人では苦戦すると判断する。
そこでヒルダは、手助けをする、とレベッカに声を掛けていった。
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