第二階層三番目の魔物
レベッカの決意を確認したヒルダは、続けて次の確認を始めていった。
「あと三時間ですか、了解しました。それではレベッカさん、次の質問をさせていただきます」
「……うん? 次の、質問ですか……?」
「はい……質問しても、大丈夫ですか……?」
「……まあ、私に答えられる範囲の質問ならなんでも答えますけど……」
「ありがとうございます。それでは質問させていただきますけど、この第二階層にいる魔物はコマンドドッグとオークの二種類だけなのでしょうか? それともなにか他の種類の魔物がいるのでしょうか?」
「ああ、その質問ですか。了解です、答えますよ。この第二階層にいる魔物も第一階層と同じで三種類で、あと一種類の魔物がいますよ」
「ふむ、三種類の魔物がいて、あと一種類の魔物にまだ遭遇していない、という事ですね?」
「そういう事です」
自身の説明を聞いて、そのすべてを理解してくれた様子のヒルダに笑顔で首を縦に振っていくレベッカ。
そんな感じで嬉しそうに笑っているレベッカにヒルダが、残り一種類の魔物はなんなのか? と尋ねる。
この質問にレベッカは、嬉しそうな笑顔を崩さずに答えていく。
「わかりました、レベッカさん。それで残る一種類の魔物は、どのような魔物なのですか?」
「第二階層最後の魔物はですねぇ、樹木系魔物のスモールトレントですよ」
「……スモールトレント……歩いて動く小型の樹木魔物、ですか。それが第二階層最後の魔物だと」
「はい……探してみますか?」
「……そうですねぇ……せっかくですから、探しだして戦ってみるのも良いですね。修行なのですから」
「……確かにそうですね。それじゃあオーク肉を狩るついでにスモールトレントを探してみましょうか」
「ええ、そうしましょう」
第二階層にいる三種類目の魔物、スモールトレントを探しだして戦う事にしたヒルダとレベッカ。
その道中でついでにオークも狩る事を約束した二人が、仲良く第二階層の探索を始めていく。
その道中で出会ったオークは嬉々として倒していき、反対にコマンドドッグは若干戦いにくそうにしながら、基本的にレベッカが倒していった。
そうして歩き回る事約四十分、二人はスモールトレントを発見し、戦闘態勢に入っていく。
「……む、いましたね。スモールトレントです」
「……ふむ、だいたい人の背丈と同じぐらいの大きさですか……」
「ええ。さて、どのように攻撃していこうかなぁ……」
戦闘態勢に入ったレベッカが、どのようにスモールトレントへ斬り掛かっていくかを考え始めた。
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