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魔法使いヒルダのお仕事 ~ダンジョン探索と居住地の発展期~  作者: 篠原2


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コマンドドッグ、全滅

レベッカとコマンドドッグ双方が駆け寄り、コマンドドッグが一飛びでレベッカに襲い掛かれるまでの距離に近付いた時、コマンドドッグがレベッカを噛み殺そうとしてレベッカへ飛び掛かってくる。

そんなコマンドドッグの行動に対してレベッカは、コマンドドッグが自身に飛び掛かってきたタイミングで前進を止め、逆にバックステップして後方に飛び退いていった。


「グガルッ……グガルルオォッ!!」


「……予想通り飛び掛かってきたか……よし、今だ!」


「……ガル? ガ、ガルッ!?」


「ふふっ、これでお前は隙だらけだよ、コマンドドッグ! そらっ!」


「グルッ!? ……ギャインッ!?」


「……おっと、避けたか。でもねっ!」


「……グルル……ギャッ!?」


「……よし、これであたしの勝利だね!」


飛び掛かってきている状態で空中にいる為、まともな回避行動が出来ないコマンドドッグへ、冷静に剣を繰り出していくレベッカ。

その状況でもなんとか頭を動かして頭部への致命傷を避けたコマンドドッグに、レベッカはすぐさま追撃の一撃を繰り出していく。

この一撃がコマンドドッグの首に直撃し、コマンドドッグの頭部が胴体から斬り離され、この勝負はレベッカの勝利で終わることになった。


「……グル……」


「ガルッ! ガルッ!」


レベッカ勝利の瞬間を目撃する事になった残り二体のコマンドドッグが、何かを相談しているような仕草を行う。

そしてその直後、二体のコマンドドッグは急いでこの場から離れようとしていく。


「……え? あっ、あの二体が逃げる!?」


「ガルッ! ガルッ!」


「グルアッ! グルアアッ!」


「くっ! 逃がすか!」


「大丈夫ですよ、レベッカさん」


「……え? あ……」


「ウインドレーザー!」


「ガルッ? ガル……」


「グルア? ……グル……」


そんなコマンドドッグ二体の行動に気付いたレベッカが慌てて追い掛けようとしたのだが、その前にヒルダの発動させた魔法が直撃して、二体のコマンドドッグも無事に討伐する事に成功した。

するとレベッカが倒したコマンドドッグから戦利品の回収を始めていく。


「ふう、なんとか逃げられる前に倒せましたね」


「……そうですね、ヒルダ様……さて、それでは……」


「……うん? レベッカさん? どうかしましたか?」


「はい、ヒルダ様。これからコマンドドッグの戦利品を集めていこうと思いまして」


「ああ、そういう事ですか」


「はい!」


「そうですか……ちなみに、コマンドドッグはどのような戦利品を落とすのですか?」


「毛皮に牙、後は他の魔物と同じで魔力の核ですね」


「ほうほう、なるほど?」


レベッカはヒルダに説明しながらコマンドドッグの戦利品を集めていった。

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