ヒルダとレベッカ、再び同じ畑で作業をしていく
レベッカとの話し合いが終わった直後からヒルダは次の畑に向かい、作業を始めていく。
「ふむ、ここが次の畑ですか。広さは……最初の畑の方が広そうですね……それでは、レベッカさんがやってきた時に呆れられてはいけませんから、作業を始めていきましょう」
こうして作業を始めていったヒルダ。
そこからしばらくの間はヒルダ一人で作業を行っていたのだが、最初の畑での作業を終わらせたレベッカが約束通りにこの畑へやってくる。
そうしてレベッカはヒルダに、どこから作業を始めていけば良いのかを尋ねてきた。
「……」
「……ヒルダ様! お待たせしました!」
「……ああ、レベッカさん。いえ、レベッカさんが気にされるほど待ってはいないので、そんなに頭を下げなくても大丈夫ですよ」
「あ、ありがとうございます、ヒルダ様! ……それで、あたしはどこから作業を始めていけば良いのでしょうか?」
「そうですねぇ……これまで通り、私の作業をしている横から始めていきますか?」
「……そうですね。その提案通りにしようと思います」
「わかりました。それではお互いに作業を始めていくことにしましょう、レベッカさん」
「はい、ヒルダ様!」
ヒルダに尋ねていった結果、自身の隣から作業を始めるのはどうか? と提案されたレベッカは、すぐにその提案通りにヒルダの隣へと移動していく。
そうしてレベッカはヒルダに追い付けるよう気合いを入れて作業を始めていった。
「……ふむ、この列は終わりましたか……それなら次は、レベッカさんが担当している列の隣から作業をしていきますか……」
「……う? ああ、ヒルダ様が担当していた列が終わってあたしの隣に行かれたのか。ちょっと顔を上げたらヒルダ様の姿が見えなくなっていたから一瞬焦りましたよ……」
「……うん? なにか、レベッカさんの視線を感じるような……? それとも、私の気のせいでしょうか……?」
「……あっ、ヒルダ様が辺りをキョロキョロ見回してる……ちょっとヒルダ様の事を見すぎちゃったか……これ以上ヒルダ様に気を散らせるのは申し訳ありませんから、真面目に作業をしていきましょう……」
「……あ、視線を感じなくなった……それなら、私もこのまま作業を続けていきますか……」
作業の途中でお互いの様子を確認していったヒルダとレベッカは、若干作業の速度が遅くなってしまう。
しかし、お互いに相手の作業の邪魔をしてはいけないと思い直すと、二人とも自身の作業を進めていく事に集中していった。
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