レベッカの安心と朝食について
ヒルダの説明を聞いたレベッカは、ようやく目の前にいるリビングアーマーを安全なものだと理解し、安堵の溜め息を吐いていった。
そうして自身の説明を聞いて安心しているレベッカの姿を見て笑顔を見せたヒルダが、レベッカにお腹が空いたから朝食を食べようと声を掛けていく。
「……わかりました。ヒルダ様がそこまで言われるのなら、あたしも大丈夫だと信じます……ふぅ……」
「ふふふ……あぁ、レベッカさんが安心してくれたら、ちょっと気が抜けてお腹が空いてきてしまいましたよ……そんなわけですからレベッカさん」
「……え? あ、はい……なんでしょうか、ヒルダ様?」
「そろそろ朝食にしませんか? それとも、レベッカさんはまだお腹が空いてきていませんか?」
このようにヒルダから尋ねられたレベッカは自身のお腹を手で押さえてみる。
そこで頭に浮かんだ感想を、レベッカはヒルダへ正直に話していく。
「……そうですねぇ……う~ん……」
「……いかがでしょうか?」
「……そうですね、あたしもお腹が空きました! ですからヒルダ様、朝食にしましょう!」
「……とても元気なお返事で大変嬉しく思いますよ、レベッカさん。それでは朝食を……む、むぅ……」
レベッカも朝食を食べたいと答えてきた為、すぐに朝食にしようと言いかけたヒルダが、なぜか途中で言葉に詰まってしまう。
そんなヒルダの様子に、なにか重大な問題が起きたのか? と思ったレベッカが不安そうにヒルダへ声を掛けていく。
このレベッカの声掛けに対してヒルダは、質問したレベッカが拍子抜けする返答をしていった。
「……うん? ヒルダ様? どうかしましたか? そんなに深刻そうな顔をして……? なにか……大変な問題が起きたんですか……?」
「……そうですね……大変な問題が起きました……」
「……そ、それは一体……?」
「……はい……実は、今までリビングアーマーの製作に集中していましたから、朝食作りの準備もしていない事に気付いたのです……」
「……え? そ、それが、重大な問題の、中身ですか……?」
「え? ええ、そうですが……?」
「……そ、そうですか……それなら、まあ……うん……」
「……え? レベッカさん? どうしたんですか!?」
自身の答えを聞いたレベッカがその場に座り込んでいくと、ヒルダがレベッカの状態に不安を感じて焦りながら声を掛けていく。
するとレベッカはヒルダに、ただ力が抜けただけだから心配しないでほしい、このように答えてくる。
「……いえ、ヒルダ様の返答が思っていたより深刻なものではなかったものですから、少し力が抜けただけです……ですからヒルダ様、心配なさらず……」
「……はあ……そうですか……」
レベッカの返答を聞いたヒルダは、なんともいえない表情で頷いていった。
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