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魔法使いヒルダのお仕事 ~ダンジョン探索と居住地の発展期~  作者: 篠原2


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210/222

この日の朝食は簡単なもので

業務連絡。

勤務先の会社で大規模な人事異動があり、その対応などが忙しくしばらく更新を中断することにしました。

今のところ中断期間は二週間程度になる予定ですので、皆様それまでお待ちください。

以上、業務連絡でした。

レベッカの状態が深刻なものではないとわかったヒルダが、それなら、と言って朝食を作り始めよう、と声を掛ける。

この時ヒルダは、あまり手の込んだものは作らず、簡単な朝食にしていこう、との言葉を追加で掛けていく事を忘れなかった。


「……それでは、レベッカさんの事は今の段階では心配しませんよ? 良いですね?」


「ええ、そうしてください」


「わかりました。レベッカさん、それなら……」


「……え? ヒルダ様……? なんですか、そんなに真剣な表情で……?」


「……そろそろ、朝食を作り始めようと思うのですが、よろしいでしょうか?」


「……ええ、まあ……そうしていきましょう……」


「私の意見にすぐ賛同してもらい、ありがとうございます、レベッカさん。ああ、それと……」


「ま、まだなにかあるんですか!?」


「はい。時間あまり時間が掛かるようなものを作るわけにはいきませんから、今日の朝食は簡単なものにしていこうと思っています。レベッカさんも納得してくれますか?」


「……なんだ、そんなに簡単な事ですか……あたしはてっきり、もっと難しい話なのかと思っていましたよ……」


「あら、そうでしたか? まあ、それはそれとして改めて確認するのですが、今朝食べるものは簡単なもので良いでしょうか?」


「……ええ、簡単なもので大丈夫ですよ、ヒルダ様」


ヒルダから何度も確認されたレベッカは、最終的になげやりな感じでヒルダの言葉に頷いていく。

こうしてレベッカから簡単な朝食でも良いという許可をもらえたヒルダは、レベッカと、自身が組み上げて起動させたリビングアーマーを引き連れる形で台所に向かっていった。


「了解です、ありがとうございます、レベッカさん」


「いえ、感謝されるような事はありませんよ、ヒルダ様」


「……ふむ、そうですか……まあ、良いでしょう。さてそれでは台所に行って朝食を作って食べましょうか、レベッカさん?」


「はい、そうしましょう、ヒルダ様」


「はい、レベッカさん……おっと、リビングアーマーを忘れていくわけにはいきませんね。リビングアーマー、始動」


「……!」


「……お、おお!? 動く! ヒルダ様のリビングアーマーが、動くぞ!」


「……!」


「……お? 腕を、上げた……? ヒルダ様、これはどういう事なのでしょうか……?」


リビングアーマーが動き出した事に驚き、大きな声を出していく。

そんなレベッカにヒルダが、リビングアーマーが腕を上げた理由を話していった。


「私の技術ではまだリビングアーマーに喋らせる事が出来ないですから予想して話すしかないのですが、多分レベッカさんがリビングアーマーが動いた! と言って騒いでいましたから、その言動に反応して返事をしたのだと思いますよ?」


「そういう事でしたか。それなら、とりあえずは今のうちに台所に行けば良いのですよね?」


「ええ」


「わかりました。それでは行きましょう、ヒルダ様」


「ええ」


「……!」


ヒルダの説明に納得したレベッカがヒルダに台所へ行こうと話していく。

このレベッカの言葉にヒルダが頷くと同時に、リビングアーマーもわかった! という感じで腕を上げていった。

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