レベッカ、謎の全身鎧に襲われる?
ヒルダに続いて謎の全身鎧に襲われると思ったレベッカは、この場からなんとか離れて、武器を取りに行こうと考える。
そしてそう考えながら後退りをしていたレベッカだったのだが、背後にあった椅子に足をぶつけてしまい、大きな音を立てながら派手に転んでしまう。
するとその音に反応したヒルダが目を覚まして立ち上がり、レベッカに声を掛けてきたのであった。
「……く……! どうにか、何か武器を持ってこないと……ヒルダ様の敵討ちは出来ない……!」
「……!」
「……くぅ……なんとかこのまま、後退りを続けて武器を置いてあるところまで行かないと……!」
「……!」
「……う? へ、へぇっ!? げえっ、こんなところに椅子!? なんで!?」
「……!」
「……う、うん……?」
「……い、痛て……くそ、どうして椅子の場所が……い、いや、今はそんな事を気にしている場合じゃあ……はっ!?」
「……!」
「あ、ああ……」
「……あれぇ? レベッカさん? どうしてここに?」
「……え? ヒ、ヒルダ、様……? あ、あれ!? し、死んでない!? あれ!? ヒルダ様、あの、い、生きてたんですか!? いや、それよりもこの、謎の全身鎧は!?」
死んだと思っていたヒルダが実は生きていたとわかり、とりあえず安心したレベッカではあったが、依然として謎の全身鎧が自身に近付いてきている状況に悲鳴を上げていく。
そんなレベッカの状況に気付いたヒルダが、謎の全身鎧の動きを止めていくと、もう大丈夫だから、と言いながらレベッカに声を掛けていった。
「ああ、これですか? ……いや、今は説明するよりも先にこれを止めた方が良いですね。リビングアーマー、機能停止!」
「……! ……」
「……はい、これで大丈夫ですよ、レベッカさん」
「……あ、どうも……って、ヒルダ様!? い、生きてたんですか!? それに、この、謎の全身鎧は一体なんなんですか!?」
「ふふふ、これが私の害獣対策の為の装置ですよ!」
「……え……? こ、この、謎の全身鎧が、ですか……? というか、この謎の全身鎧は、一体なんなんですか……?」
ヒルダから謎の全身鎧が害獣対策の為の装置だと聞かされたレベッカは、この謎の全身鎧の正体を教えてほしいとヒルダに頼んでいく。
このレベッカのお願いを聞いたヒルダは、謎の全身鎧こと、リビングアーマーの事を説明し始める。
「ふふ、この謎の全身鎧は、リビングアーマーと言います」
「……リビング、アーマー……? なんとなく、聞いた事があるような気がする……?」
「元々は魔物達の何者かが魔物達の戦力強化の為に作り出した魔物なのですが、その構造を解析した人類側の偉くて強い魔法使いの方が、人類側でも使えるように改良した物が、これになるのですけどね」
リビングアーマーの説明をここまで終わらせたヒルダは、リビングアーマーを指差しながら笑顔を見せていった。
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