ヒルダの害獣対策とは
ヒルダは自身の害獣対策を聞いた村人達がまだ良くわかっていない状態だと判断する。
そうして、どうしたら一番わかりやすく村人達に説明出来るのか? と考えていった。
そこでなんとか思い付いた自身の考えをすぐに村人達へ話していったのである。
「……その反応は、皆さんあまりピンときていませんね……?」
「……は、はあ……」
「も、申し訳ありません、ヒルダ様……」
「……はあ、仕方ないですねぇ……まあ、先ほどの説明は私自身もちょっと間違えた伝え方をしてしまった、と思いましたが……」
「……あ、ヒルダ様もそう思われたのですね……?」
「ええ、まあ。ですから今、どうやれば皆さんにわかりやすく説明が出来るのかな? と思いながら考えてはいるのですが……」
「……そうなのですね……」
「ええ……さて、そうだな……う~ん……」
「……」
「……む~ん……あ、そうだ。あれなら良い感じに伝わるかもしれない」
「……え? ヒルダ様?」
「……それは、どのような説明になるので……?」
「このように説明させていただきます。魔力を動力にして勝手に動く、金属製で物音を出せる案山子、このようなものを作ってみようと考えています」
「……え!? 魔力で勝手に動く、金属製の案山子!?」
「ええ」
「そ、そんなものが、本当に作れるのですか、ヒルダ様!?」
ヒルダの考えを聞いた村人達全員が、信じられないといった表情でヒルダを見ていく。
この村人達の表情に対してヒルダは、今村人達が想像している案山子とはまったく違うモノが完成する事になると思うが、作れるのは作れるから安心して任せてほしい、と力強く胸を張って答えていった。
「ええ、作れますよ」
「お、おお!!」
「さ、さすがはヒルダ様ですね!!」
「……まあ、今皆さんが予想しているような案山子とは、まったく違う、案山子のようなモノが出来上がると思うのですがね……」
「……え? そうなのですか?」
「ええ、多分そうなるはずです」
「そ、そうですか……」
「はい。ですが皆さん、安心してください」
「……え? ヒルダ様?」
「これまでの案山子よりも遥かに効果的な害獣対策になるはずですから、すべて私に任せておいてください!」
「……わかりました! それでは害獣対策はすべてヒルダ様にお任せしますから、我々には絶対に想像出来ないようなものすごい物を作り上げてください!」
「わかりました、お任せください!」
ヒルダの言葉を聞いた村人達全員が頷きながらヒルダに害獣対策として作る物を任せると答えていく。
この村人達の言葉に、ヒルダは満面の笑顔で応じていった。
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