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魔法使いヒルダのお仕事 ~ダンジョン探索と居住地の発展期~  作者: 篠原2


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休憩の始まりと終わり

結局ヒルダから今以上に負荷を軽くしてもらえなかったレベッカは、ヒイヒイ言いながら種まきを続ける。

そうしてなんとか二列目の種まきを終わらせたところで、ヒルダがレベッカに治癒魔法を使いながら少し休憩しようと声を掛けていった。


「……ひい、ひい……ひい、ひい……ひい、ひい……」


「頑張れー、レベッカさん! もうあと少しですよー!」


「……ひい、ひい……ひい、ひい……ひい、ひい……応援……どうもありがとう……ございます……ヒルダ様……」


「いえいえ、それほどでもありませんよ。それに、そんな事よりもレベッカさん、遂に二列目の畝が終わりましたよ! おめでとうございます!」


「……おお……あ、ありがとうございます、ヒルダ様……」


「ふふふ、礼には及びませんよ、、レベッカさん。それから……はい! 治癒魔法発動!」


「……ああ……どうもありがとう……ございます、ヒルダ様……お、おおっ! 疲労感が綺麗さっぱり消えていった! この状態ならこれからの畝にも種まきを続けていく事が出来ますよ!」


「ふふふ、そうでしょう、そうでしょう。ですが今は休憩時間にしていきましょう。治癒魔法で回復したとは言え、水分補給等は欠かさず行わなければいけませんから」


「……はあ……そういうもの、なのですね……」


「はい。治癒魔法では怪我や病気は治せても空腹や喉の渇きはどうにも出来ませんからね。というわけでレベッカさん」


「あ、はい、ヒルダ様」


「お水をどうぞ。美味しいですよ」


「……あ、はい……どうもありがとうございます……あ、美味しい」


「ふふふ……」


自身が差し出した水を美味しそうに飲んでいくレベッカを優しく見守るヒルダ。

そうして数分間休んだヒルダとレベッカは種まきを再開させていった。


「ングッ、ングッ、ングッ……ぷはぁっ! ……あの、ヒルダ様、お水ってまだもらえたりしますか……?」


「ええ、どうぞ」


「ありがとうございます! ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ……ああ、美味しかった……」


「それは良かったです、レベッカさん。それではそろそろ休憩時間を終わらせて、種まきを再開させましょうか?」


「……そうですね。もうパパッと終わらせてしまいましょう、ヒルダ様」


「ええ」


これで種まきを再開させていったヒルダとレベッカは、気分転換も兼ねてヒルダ、レベッカの順番で行っていた種まきを、レベッカ、ヒルダの順番で行う事にしていく。


「……ところでレベッカさん、これからの畝もこのまま私が先に種まきをしていく形で進めていきましょうか? それともレベッカさんが先に種まきをしていく形で進めていきましょうか?」


「……ん~……そうですね……ずっと一緒のやり方だと飽きてしまうかもしれませんし、あたしが先に種まきをしていくやり方に変えてみるのも良いかもしれませんね」


「そうですか。それなら決まりですね。レベッカさん、先に種まきを始めていってください」


「わかりました、ヒルダ様」


こうしてヒルダとレベッカの順番が変わっていった。

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