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魔法使いヒルダのお仕事 ~ダンジョン探索と居住地の発展期~  作者: 篠原2


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種まきのやり方

自身の号令にヒルダとレベッカ、それに村人達全員が力強く返事をしてきたことに代表は笑顔で頷いていく。

そして代表は一同がこの状態なら自身の説明を真剣に聞いてくれそうだな、と思った為、一同に種まきのやり方を説明し始めると声を掛ける。


「……うむ、力強い言葉だった。これなら種まきのやり方を説明していっても大丈夫そうだな……おーい、皆! ちょっと、今からの話をきいてくれー!」


「……うん? 話……?」


「話ってなんだー?」


「これからやる種まきのやり方を説明しようと思ってなー!」


「……え? 種まきの、やり方?」


「なんでさっき話してくれなかったんだよ……」


「皆が真剣に聞いてくれるかどうかがわからなかったからな。皆が真剣に聞いてくれるかどうか、確かめる必要があったのだ」


「……はあ……」


自分達の文句に対する代表の返答に村人達は複雑な表情を見せていく。

そんな一同の表情に代表は、真剣に聞いてくれるか若干不安になったのだが、これ以上説明を引き伸ばしてしまうと一同が自分の説明を真剣に聞いてくれない! と思い、すぐに説明を始めていった。


「……よし、それでは説明を始める! まずは二人一組になるのだ!」


「……はあ……二人一組、ですか……」


「それでは私はレベッカさんと二人一組になりますね?」


「あっ、はい、ヒルダ様!」


「……これで、良いのか?」


まずは代表の指示通り、二人一組に分かれていくヒルダとレベッカ、それに村人達。

この光景を見た代表が満足そうに頷くと、代表は次の指示を出す。


「うむ、それで良い。それで次は、午前中にそれぞれが耕した畑の畝、その畝一つに一人が立ち、そのすぐ隣の畝にもう一人が立つのだ」


「……えぇとつまり、一人が一つの畝を担当する、という話かな?」


「それで最初の一人が担当している畝のすぐ隣の畝をもう一人が担当する、と。ふむ……」


「うむ。それで担当している畝に種をまき終わった時は、更に隣の畝に種をまいていき、その畝も種をまき終わったら次の畝を……という感じで種まきをしていくんだ。わかったか?」


「……お、おう……」


「……まあ、なんとかな……」


代表の説明を、なんとか理解していった村人達がどうにか返事を行っていく。

この様子に若干の不安を感じながら、代表が種まきの始まりを宣言していった。


「……そ、そうか……まあ、習うより慣れろと言うからな……」


「……お、おう……」


「……よし、それならとりあえず、種まきを始めていってくれ! もし駄目そうなら、その時に止めていくから!」


「……お、おう……」


代表の号令を、村人達はなんともいえない表情で聞いて応じていく。

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