ヒルダとレベッカ、午後の農作業
昼食を食べ終えたヒルダ達は、後片付けを昼食の準備をしてくれた村人達に任せると、農作業の続きを行う為に畑へ戻っていった。
「……ふう、ごちそうさまでした。いや~、満腹満腹。お腹いっぱいですよ、皆さん!」
「……はふぅ……あたしも、ヒルダ様と同じく、お腹いっぱいです……」
「そうですか、お腹いっぱい、ですか……満足していただけたようで本当に良かったですよ……」
「あはは……こちらの方こそ、昨日に引き続いてこのような昼食を用意していただいて、心から感謝しているんですよ、皆さん?」
「……感謝されているのは、なんとなくわかっておりますよ、ヒルダ様。それよりもヒルダ様に皆」
「はい、なんでしょうか?」
「後片付けは我々がやっておきますから、ヒルダ様や皆は作業の続きをやってください。お願いします」
「おお、後片付けはしなくても大丈夫だと。それは助かります、どうもありがとうございます」
「いえいえ。ヒルダ様や皆には畑仕事を頑張ってもらなわないと、我々の食料が底をついてしまいますからね……」
「……ああ、それは大変な問題になりますね……」
「ええ。ですからヒルダ様に皆、畑仕事は任せたぞ!」
「我々は後片付けを頑張るからな!」
「わかりました。それではレベッカさん、それに皆さん、畑仕事に戻りましょうか?」
「ええ、わかりました」
「了解しました、ヒルダ様」
自身の号令に応じたレベッカや村人達を引き連れて、ヒルダが畑に戻っていく。
その様子を小屋から出て微笑ましく眺めていた後片付けを担当すると言った村人達が、後片付けを始める為に再び小屋の中に入っていった。
そうして畑に戻ったヒルダやレベッカ達は、午前中の作業で耕していった畑に、様々な野菜の種をまいていく事になる。
「……さて、午後からの作業は何をしていく予定なのでしょうか?」
「そうですね、ヒルダ様。午後からは種まきをしていこうと思っています」
「種まきですか。どのような種をまいていく予定なのですか?」
「ふふ、いろいろですよ。トマトだったりキュウリだったりカボチャだったり、いろいろです」
「ふむ……とりあえず、三種類以上の種をまいていく、という事ですね?」
「はい、そうです。そして種まきがおわりましたら、ヒルダ様にあの魔道具を動かしてもらって、水やりをしてもらいたいのです。よろしいでしょうか、ヒルダ様?」
「ええ、大丈夫です。任せておいてください」
「ありがとうございます、ヒルダ様。それじゃあ皆、種まきの始まりだ!」
「はい!」
「おおー!」
村人達の代表の種まき開始の叫びに、レベッカや村人達が力強く賛成していった。
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