ヒルダとレベッカと、本日の昼食
お昼になるまでひたすら畑を耕したヒルダ達は、村人達の一人の昼食の準備が出来た、という声で農作業を止めて昼食の用意がされている近くの小屋に向かっていく。
「……ふう、ふう……負荷が掛かっているから、単純な農作業でも、しんどいな……ふう、ふう……」
「あはは、慣れるまではしばらくその状態が続くでしょうね」
「……あ、あはは……しばらく、この状態が続くんですか……あはははは……」
「ふふ……うん? なにか、聞こえる……?」
「……おお~い、皆~! 昼食の準備が終わったぞ~!!」
「あ、は~い! わかりました~!」
「……すぐに、行くよ~!」
「お~う! あそこの小屋で、待ってるからな~!!」
「は~い! ……だ、そうですよ、レベッカさん?」
「……はい、ヒルダ様。一緒に、お昼を食べに行きましょう……」
「ええ、そうしましょう」
負荷のせいで大変な事になっているレベッカを支える形で、ヒルダとレベッカの二人は小屋に向かう。
その小屋にはすでに大勢の、ヒルダ達と農作業を行っていた村人達が集まってきていた。
その村人達に挨拶をしていったヒルダとレベッカへ、村人達がヒルダとレベッカ、それぞれの座る椅子に案内していく。
「……お、皆さん、もう集まってきていたのですね?」
「ええ、そうですよ、ヒルダ様」
「……やあ、皆……お待たせ……」
「……おいおい、レベッカよ、どうしたんだよ? まだまだ若いっていうのに、そんなに疲れた顔をしやがって……」
「……いや、ヒルダ様にお願いして、負荷を掛けてもらっているので、皆以上に苦しいんだよ……」
「……ほう? お前そんな事をしてんのか?」
「……うん、強くなるためにね……」
「……なるほどねぇ……大変なんだなぁ、強くなるってのは……」
「はは……」
「……まあ、とりあえず……ヒルダ様、レベッカ、二人の席にどうぞ」
「はい、ありがとうございます」
「……どうも、ありがとう……皆……」
「……はい、これで全員が、それぞれの席に座れましたね?」
「……ええ、そうですね」
「……うん、そうだね……」
「それでは皆さん、いただきます!」
「いただきます!」
全員が椅子に座れる状態になったところで、村人達の代表が昼食開始の挨拶をし始める。
その挨拶に続いてヒルダにレベッカ、それに村人達全員も昼食開始の挨拶を行い、昼食が始まっていった。
「……うん、今日の昼食も昨日に負けず劣らず美味しいです」
「ええ? ヒルダ様や皆は昨日もこんなに美味しく楽しい昼食だったんですか? ずるいなぁ」
「あはは……ごめんなさいね、レベッカさん」
「むぅ~……」
「というか、おいレベッカ、お前もう回復したのか?」
「うん、まあ、今は食べるだけだからね」
「ふぅん、そういうもんか……」
ヒルダ達は雑談をしながら昼食を楽しんでいく。
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