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魔法使いヒルダのお仕事 ~ダンジョン探索と居住地の発展期~  作者: 篠原2


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ヒルダ、受け入れられる

ヒルダがこの村に定住しようと思っている事を知ったレベッカや村人達は、ほんの一瞬だけ静かになった後、全員が満面の笑顔で喜びの絶叫を響かせる。

そんなレベッカや村人達の姿を見たヒルダも満面の笑顔になり、この村に定住する事にして良かったと思いながら頷いていった。


「……」


「……お、おお……」


「おお……! おお……!!」


「や、やったぞー!! ヒルダ様が、我々の村に定住される事になったぞー!!」


「ばんざーい! ばんざーい!」


「ばんざーい! ばんざーい!」


「……ふふっ、皆さんこんなに喜んでくれるなんて……この村に定住すると決めて、本当に良かった……」


「いや、ヒルダ様、ヒルダ様がこの村に定住されると言われた瞬間、我々は勝った! これでこの村の発展は約束された! と思ったものです……」


「ふふっ、そうですか……そこまで私に期待してくれるのですか……」


「もちろんじゃないですか、ヒルダ様!」


ヒルダが村人達の様子を見ながら嬉しそうにしていると、村人の一人が直接ヒルダに感謝の言葉を伝えてくる。

この感謝の言葉を受け取ったヒルダが、嬉しそうな表情から真面目な表情に変えていく。 

その上でヒルダは村人達へ、期待に応えられるように頑張る、と返答をしていった。


「ふふっ、そうなると私は皆さんの期待に応えられるよう、これからも頑張っていきますね?」


「ヒルダ様……そのような、ありがたいお言葉を……我々に……」


「ありがたや、ありがたや……」


「あ、あはははは……皆さん、私達はこれから一緒に暮らしていくのですから、今の皆さんみたいになにか……神様にするように感謝されるのは、非常に心苦しいので止めてほしいなぁ、とは思いますね……」


「……あ、ああ……」


「わ、わかりました、ヒルダ様……今後は気を付けます……」


ヒルダから神のように扱われるのは苦痛だと言われた村人達は、全員がとても気まずそうな表情で今後は過度な持ち上げ方はしない、このように約束する。

この村人達がしてきた約束を聞いたヒルダは村人達に笑顔でありがとうと伝えた後で、畑仕事に行くのだから一緒に行こうと話していった。


「そうしていただけると助かります。ありがとうございます、皆さん」


「……はい」


「……こちらこそ、ありがとうございます、ヒルダ様……」


「うふふ……さて、皆さんに私の扱いのお願いが出来たから次のお話をさせてもらうのですが」


「……うん? 次のお話……?」


「なんでしょうか、ヒルダ様?」


「皆さんもこれから畑仕事、でしたよね?」


「ええ、そうですが……?」


「私も畑仕事に行こうとしていたのです。目的地は同じはずですから、一緒に行きませんか?」


「ええ、わかりました」


ヒルダの提案に村人達はすぐに首を縦に振りながら応じてくる。

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