スクランブル・エッグの評価の後は
自身が調理したスクランブル・エッグを食べたレベッカは、ヒルダの評価が正しいものだった事を理解する。
実際に美味しかったのだ。
「……パクッ。モグモグ……」
「ふふ……」
「モグモグ……ゴックン……うん、美味しいです! ヒルダ様が評価した通りですね!」
「そうでしょう? 良かった、私の評価が間違っていなくて……」
「はい、ヒルダ様! ……それにしても本当に美味しいな、このスクランブル・エッグ……」
「ふふ、自画自賛ですね、レベッカさん?」
「あ……は、はい……」
自身が作ったスクランブル・エッグを称賛していたレベッカは、ヒルダから自画自賛だと言われると、顔を真っ赤にして恥ずかしそうに俯いてしまう。
そんなレベッカの仕草を可愛いと思ったヒルダは同時に、これ以上いじるのは可哀想だとも思い、軽くフォローしてベーグルに手を伸ばす。
「あはは……まあ、これ以上いじってしまうのはレベッカさんが可哀想ですからこれぐらいにして、私はベーグルを食べますね?」
「……あ、はい……どうぞ……」
「ええ……うん、悪くありません。次はこうして、スクランブル・エッグとベーグルを一緒に……」
「……あ、二つを組み合わせて同時に食べるんですね……」
「ええ、そうした方がもっと美味しく食べられるかな? と思いまして……」
「なるほど……それならあたしも……」
「ええ、どうぞ。とりあえず、私は一足先に……パクッ」
「あたしも……バクッ!」
ヒルダとレベッカはほぼ同時にベーグルとスクランブル・エッグの組み合わせを口に運んでいく。
そうしてベーグルとスクランブル・エッグを食べたヒルダとレベッカは、ほぼ同時に、同じ感想を話していった。
「……モグモグモグ……」
「モグモグ……ゴクン……」
「……うん、美味しい!」
「ええ、別々に食べるよりもこうして一緒に食べた方がもっと美味しいです!」
「良いですね! 朝はもうこれだけで良いんじゃないかって思っちゃうぐらい美味しいです!」
「あはは……さすがにそれは栄養バランスかわ悪くなってしまいますからやりませんけど、そう思ってしまうぐらいには美味しいですね」
「はい、ヒルダ様! モグモグモグ……」
「あははは……さて私は、栄養バランスを口にしましたから、次はミネストローネを食べますか……」
すごい勢いでベーグルとスクランブル・エッグを食べるレベッカを見ながら、ヒルダはミネストローネに手を伸ばす。
そうしてミネストローネを口に運んでいくヒルダの姿を、レベッカは非常に興味深そうに眺めていた。
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