レベッカ、評価に震える
レベッカが険しい表情で自身を見てきている事に気付かないまま、ヒルダはレベッカのスクランブル・エッグへどのような評価をするかに頭を悩ませる。
そうしてしばらく考えていたヒルダが、遂にレベッカのスクランブル・エッグへの評価を話していった。
「……むぅ~……」
「……」
「……うぅ~ん……」
「……」
「……ふむぅ~……」
「……」
「……むぅ~ん……よし、決めました!」
「……そうですか……遂に……それで、どのような評価になったのでしょうか……?」
「……どのような評価に、ですか……そうですね、あまり待たせてしまうのもいけませんし、早速発表していきますね! レベッカさんのスクランブル・エッグの評価は……」
「……ひょ、評価は……?」
「……じゃじゃん! レベッカさんのスクランブル・エッグの評価は、とても美味しかったので、また作ってほしい、このような感じになりました!」
自分自身の言葉を効果音にして、ヒルダがレベッカのスクランブル・エッグへの評価を話していく。
するとこの評価を聞いたレベッカが何回か溜め息を吐いた後、出来ればもっと早く評価を話してほしかった、とヒルダの評価発表を受けた感想を話していった。
「……はあ……あの、ヒルダ様? そんなに簡単な評価発表なら、出来ればもっと早く、それからもっと軽い感じでやってもらいたかったのですが……」
「ふふ……私も最初は今レベッカさんが言った通りに、もっと早く決めて、軽い感じで発表しようと思っていたのですよ」
「……それなら、どうしてあんな感じの発表になったんですか……?」
評価発表の感想を、早くしてほしかったと、もっと軽い感じでやってほしかったと話していったレベッカ。
そんなレベッカに、ヒルダも最初はレベッカと同じように考えていたと答えていく。
このヒルダの発言を聞いたレベッカは、それならどうしてさっきのような感じでの結果発表になったのか? と尋ねていった。
この質問にヒルダは、とても良い笑顔で答える。
「先ほども言いましたが、特に理由も無く甘やかすとレベッカさんの為になりませんからね。だからあえて厳しくいかせてもらったのですよ」
「うぅ……そう言われればそうでした……で、でもヒルダ様……」
「ふふふ、まあまあ。評価自体は良かった事でなんとか許してください……さて、これでスクランブル・エッグへの評価は完了しましたから、気楽に食べていきましょうか、レベッカさん?」
「……はい、そうしましょう……」
良い笑顔のヒルダに促され、レベッカはスクランブル・エッグに手を伸ばしていった。
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