後片付けは今回もヒルダ一人?
ヒルダのメモ書きに軽く引いたレベッカだったが、その後は普通にステーキを食べる事にする。
一方のヒルダも、メモを書き終わった後は普通にステーキへと手を伸ばしていき、レベッカと同様にステーキを食べ始めていった。
「……あ、あははは……メ、メモ書き、ですか……」
「……うん? どうしました、レベッカさん?」
「……いえ、なんでもありません……ステーキ、食べますね!」
「あ、はい。私の方もすぐにメモが終わりますから……よし、それでは私もステーキを食べていきますね。食べ終わった後は後片付けが待っていますから」
「……ああ、後片付けもあるんですよね……」
「ええ。でもレベッカさんは食べ終わった後は休んでもらっていて大丈夫ですよ。明日の修行に今日の疲れを残してしまうのはいけないでしょうから」
ステーキを食べ始めたヒルダが、食べ終わった後の後片付けに言及した瞬間、レベッカの表情が明らかに悪くなる。
そんなレベッカにヒルダは、明日の修行に悪影響が出るかもしれないから後片付けはしないで大丈夫だ、と話していく。
このヒルダの言葉にレベッカは申し訳なさそうな表情で自分も後片付けをする、と話してきた。
「そんな! それじゃあまたヒルダ様に後片付けを押し付ける事になってしまいます! さすがに申し訳ないですから、今回からはあたしも後片付けをしていきますよ!」
「……ふむ……まあ、レベッカさんのそのお気持ちはとても嬉しいのですが、レベッカさんは修行でお疲れでしょう? ですから回復に専念してもらった方が良い気がするのですよ」
「……それは……まあ、そうかもしれませんが……でも……」
ヒルダの言葉に対してレベッカは、またしても後片付けをヒルダ一人に押し付ける事に罪悪感がある、と話して自身も後片付けを行うとヒルダに話していく。
するとレベッカのこの言葉を聞いたヒルダがそれなら、と言ってレベッカに治癒魔法を使ってレベッカの疲労を治癒していった。
そのままヒルダはレベッカに、その回復した状態なら自分と一緒に後片付けを行っても大丈夫だ、と話してレベッカが後片付けを行う事を許可していく。
「……ふむぅ……そうですか……それなら、よし!」
「……え? ヒルダ様、何を!?」
「治癒魔法、発動! どうですかレベッカさん? 疲れは無くなりましたか?」
「……ああ、はい、ヒルダ様! びっくりするぐらい元気になりましたよ!!」
「それは良かったです。そしてその状態なら私も気兼ね無くレベッカさんに後片付けを手伝ってほしいとお願いが出来るというもの……」
「ヒルダ様、それじゃあ!?」
「ええ。レベッカさん、食事後の後片付け、手伝ってもらえますね?」
「は、はい!」
レベッカはヒルダにお願いされた事が嬉しかったらしく、笑顔で頷いていった。
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