好みのステーキ、発表
しばらく頭を抱えていたレベッカだったが、遂にどちらのステーキが自身の好みなのかの結論を出す。
そうしてレベッカは出した結論をヒルダに話していった。
「……」
「……う~ん……うむぅ~……」
「……」
「……よ~し、決めました! あたしはついに決めましたよ、ヒルダ様!!」
「おお、そうですか! ……それではレベッカさん、急かすみたいで申し訳ないのですが、どちらのステーキがレベッカさんの好みだったのか、発表してくださいませんか?」
「ええ、もちろんですよ、ヒルダ様! それでは発表しますね? あたしが好みなのは……」
「……」
「……はい! オーク肉のステーキの方です!!」
「……ほう、オーク肉の方でしたか」
「はい、ヒルダ様!」
レベッカはウサギ肉のステーキよりもオーク肉のステーキの方が自身の好みだと発表していった。
このレベッカの答えを聞いたヒルダが興味深そうに頷いていく。
するとそんなヒルダの様子を見たレベッカが元気良く頷いていった。
そのレベッカの表情を眺めていたヒルダが、どうしてウサギ肉のステーキよりもオーク肉のステーキの方がレベッカの好みなのか? と尋ねる。
これにレベッカは、ウサギ肉のステーキはある程度食べ慣れている味だから新鮮味が無いのに対して、オーク肉のステーキは今までほとんど食べた事がなかったから新鮮で、ウサギ肉よりも濃厚な味だから、と答えていった。
「……ちなみに、どうしてウサギ肉のステーキよりもオーク肉のステーキの方がお好みなのか、その理由をお尋ねしても大丈夫でしょうか?」
「はい、大丈夫ですよ。まずウサギ肉のステーキはですね、あたしでも比較的食べ慣れている料理なんですよ」
「……ふむぅ……ですが食べ慣れているのであれば、ウサギ肉のステーキの方が好みのような気がするのですが……?」
「食べ慣れているからこそウサギ肉のステーキには新鮮味が無いんですよ。その点でオーク肉のステーキは食べ慣れていないから新鮮味しかありません!」
「……なるほど、そういうものですか……」
「はい! それにウサギ肉のステーキよりもオーク肉のステーキの方が濃厚な味になっていまして、それがまた良いんですよ~!」
「……ふむぅ、なるほど。レベッカさんは濃厚な味付けの方が好み、と……メモメモ……」
「……あれ? ヒルダ様?」
「……ああ、気にしないでください。ただのメモですから……」
レベッカの好みのステーキを聞いた事でレベッカの好みが濃厚な味付けだとわかったヒルダが、その事実をメモに残していく。
閲覧、感想、評価ポイント、ブックマーク登録、いいねありがとうございます!




