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魔法使いヒルダのお仕事 ~ダンジョン探索と居住地の発展期~  作者: 篠原2


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ステーキの食べ比べ、始まる

すべてのステーキを食卓に並べたところで、ルイリとレベッカはこの日の夜食を食べる事にしていく。


「……よし、これで全部のステーキを並べ終えましたね」


「それじゃあ、ようやく食べられるんですね、ヒルダ様!」


「ええ、お待たせして申し訳ありませんでした、レベッカさん。ですがお待たせしてしまった分、美味しいステーキの食べ比べが出来るはずですよ」


「おお、そうですか! それじゃあ、最初にオーク肉のステーキから食べてみますね!」


「ええ、どうぞ」


これ以上は待ちきれない、といった様子でレベッカがオーク肉のステーキに手を伸ばしていく。

その様子をヒルダが微笑ましく眺めるなか、レベッカがオーク肉のステーキを先に全部切り分けていき、すべてを切り分け終わったところでオーク肉のステーキにかぶりついていった。


「……」


「……いかがでしょうか、レベッカさん? 焼き加減や味付けに問題はないでしょうか?」


「……ありません……問題は、何もありません……」


「そうですか、それなら良かったです、安心しました……さてそうなりますと、次はすぐにウサギ肉のステーキを食べていただいて、どちらのステーキがレベッカさんの好みなのかを決める事になりますね」

 

「……わかりました。それでは、ウサギ肉のステーキを食べていきますね……」


まずはオーク肉のステーキを食べていったレベッカにヒルダが、すぐにウサギ肉のステーキを食べてほしいとお願いしていく。

このお願いに頷いて答えていったレベッカが、今度はウサギ肉のステーキに手を伸ばしていった。


「……う~ん、こちらのステーキも良い香りがしますねぇ!」


「それはなによりです。では次は、大本命の味の方、ですね」


「ですね。さて、どういう結果になるかな……? バクッ!」


「……どうですか?」


「……」


「……」


「……うん、こっちも良い味付け! 美味しいです!」


「それは良かったです……ですが今は、それよりも重要な事がありますよね、レベッカさん?」


「……あ、はい……」


ヒルダにウサギ肉のステーキも美味しかったと伝えていくレベッカ。

そんなレベッカに笑顔で良かったと答えていったヒルダが、レベッカに重要なのは味付けではないと注意を行う。

この注意にレベッカが申し訳なさそうに返事をしていくと、オーク肉のステーキとウサギ肉のステーキのどちらが自分の好みなのかを考えていった。


「さあ、どちらが好みですか、レベッカさん?」


「……そうですね……あたしは……う~ん……」


レベッカはどちらのステーキが自分の好みなのかに頭を悩ませていく。

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