その頃、修行中のレベッカは
ヒルダが近くにいるすべての村人達に号令を出していた頃、ダンジョン内で修行中のレベッカは一旦の休憩時間にしていた。
「……ふぅ、これまでに倒した魔物の数はゴブリンが三十五体にスライムが十四体、それからラージラビットが二体、か……結構倒したね。ちょっと休憩するか……」
今までに倒した魔物の数を数えた後でレベッカは近くの壁に寄り掛かるようにして座っていく。
そうして完全に座ったレベッカは、今日の修行の事や外の村の事等、いろいろな事を考えていった。
「……ふぅ、こうして座ってみると、かなり疲れていたんだなぁ、って思っちゃうよ……それにしても結構な数を倒してたんだなぁ……改めて数えてみるとそう実感したよ……そういえば外は、ヒルダ様はどうしているかな……? まあヒルダ様の事だからあっという間に魔道具の修理を終わらせて……うん? 修理を終わらせて、その後は、どうするんだ……? 多分私の手伝いに来てくれる、なんて事は考えない方が良いんだろうし、でもそうなると……う~ん……」
魔道具の修理が終わった後の予定をヒルダに聞いていなかった事から、レベッカはヒルダの予定をあれこれと考えていく。
しかし予想するのに必要な情報が少なかったという事があり、結局は頭を悩ませるだけでこれといった予想を思い付く事は出来なかった。
この結果にレベッカが悶々としていると、そんなレベッカの姿を見かけたゴブリンが三体、レベッカに向けて襲い掛かってくる。
「……うがぁっ!! 駄目だ!! 良い予想を全然思い付かない!」
「……ギギッ?」
「ギギッ! ギギーッ!」
「ゲギャッ、ゲギャッ! ゲギャーッ!」
「……うん? この叫びはゴブリン達か! よいしょっと! さあこい! 全員返り討ちにしてやるわ!!」
「グゲーッ!」
「ゲゲゲーッ!」
「ギャゲーッ!」
戦闘態勢になってゴブリン達に叫んでいくレベッカと、そんなレベッカを威嚇しながら近寄ってくるゴブリン達。
そうして適当な距離まで近付いてきたゴブリン達が一斉にレベッカへ飛び掛かってくる。
これに対してレベッカは慌てず、構えていた剣をゴブリン達に向けていき、レベッカの方からもゴブリン達に向けて突撃を仕掛けていった。
「おっと? 全員まとめて飛び掛かってきたか! でもこれは好都合だな! こっちからも、一気にいくわよ!」
「ゲゲゲッ!」
「ゲギャッ!」
「ギャエーッ!」
「……はあああっ! そこだあっ!!」
「……ゲギャッ? ……グゲボッ!?」
「続けて、そこぉっ!!」
「……ゲゲ? ……ゲゲゲッ!?」
「最後は、お前だぁっ!!」
「……ギャエ? ……ギャブハッ!?」
流れるような連続攻撃で三体のゴブリンを倒していったレベッカ。
ここでレベッカは休憩時間を終わらせると、修行の続きを始める事にしていった。
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