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魔法使いヒルダのお仕事 ~ダンジョン探索と居住地の発展期~  作者: 篠原2


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ヒルダへの、村人達の提案

村人達が話し合いを始めて十分、その間村人達の様子を黙って眺めていたヒルダに、話し合いを終わらせた村人達がその結果を話してくる。


「……」


「……よし、これで良いな?」


「ああ、良いぜ」


「うむ……」


「わかった……ヒルダ様!」


「……はい、なんでしょうか?」


「結論が出ましたから、その結論をヒルダ様にお話ししようと思いまして……」


「わかりました。それで、どのような結論になったのでしょうか?」


「はい、ヒルダ様。我々は今すぐに農作業を始める事に決めました」


「おお、そうですか。わかりました、皆さん頑張ってくださいね?」


「はい、ヒルダ様!」


「ありがとうございます!」


「うんうん、力強い、元気な良い返事ですね。そのような返事が出来るなら、これから始める予定の農作業も問題無く行う事が出来るでしょう」


「はい!」


「……あのぅ、それで、ですね、ヒルダ様……」


「……うん? どうかなさいましたか?」


自分達に激励の言葉を掛けてくれたヒルダに、村人達が恐る恐る声を掛けていく。

この村人達からの声掛けにヒルダが首を傾げながら応じていくと、村人達は続きの話も恐る恐る行ってきた。


「もし、もしもの話です。もしもの話ですからね、ヒルダ様?」


「え、ええ。それで、どのようなお話でしょうか?」


「……あの、もしよろしければ、ヒルダ様も我々と一緒に、農作業をやってみませんか……?」


「……へ?」


「ああ、いや! 無理なら良いのです、ヒルダ様! 我々もヒルダ様に無理に農作業をやってもらうつもりはありませんから!」


「そ、そうですよ、ヒルダ様! ですから、どうかお気を悪くなさらないように……」


村人達の話は、ヒルダも自分達と一緒に農作業をやってみないか? というお誘いの話だった。

この話を聞いたヒルダがなんともいえない声を上げると、村人達はヒルダが機嫌を悪くしたと思い、慌てて弁明を始めていく。

しかしヒルダは、村人達に変な反応をした事を謝りながら良い提案だと笑っていった。


「え? ……ああ、そういう事ですか! ごめんなさい、私の反応が変でしたから、皆さんにそのように謝らせてしまいました……本当に申し訳ありませんでした……」


「……え? ヒルダ様?」


「こうして謝罪をした後の発言ですから、罪滅ぼしなのかもしれないと思う方がいるかもしれませんが、これからの私の発言は私の本心からの発言になります。それだけはわかってくださいね?」


「……え、ええ……」


「……ヒルダ様?」


「その、先ほどの皆さんと一緒に農作業をしないか? というお誘い、喜んでお受けしようと思います」


「えっ!?」


ヒルダの返答を聞いた村人達は全員が変な声を発していく。

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