村人達に披露しながらの試運転
「おおっ、水が、水が出た!!」
「やった、これでまた畑仕事が出来るぞ!!」
「ありがとうございます! ありがとうございます!」
「ヒルダ様万歳! ヒルダ様万歳!」
「あ、あははは……」
狂喜乱舞する村人達から神様か何かのような持ち上げられ方をしたヒルダがビター度の高い苦笑いを見せていく。
そうして一つ目の魔道具が無事に動く事を確認したヒルダと村人達は続けて二つ目の魔道具の試運転を行う為、二つ目の魔道具が設置されていた畑に向かおうとする。
「うむ! さすがはヒルダ様じゃ!」
「あははは……それでは皆さん、一つ目の魔道具は無事に動く事がわかりましたから、次の、二つ目の魔道具の試運転に行きましょうか?」
「わかりました!」
「了解しましたよ、ヒルダ様!」
次の畑に向かおうと提案してきたヒルダに、村人達も即座に了承の返事を行う。
そんな村人達の反応に頷いていったヒルダが、村人達の一人に先導してもらい、残りの村人達を引き連れる形で二つ目の魔道具が設置されていた畑に向かっていく。
「……うん、皆さん私の提案に賛成してくださっているみたいですから、次の畑に行きましょう」
「はいっ!」
「了解です!」
「うん、力強いお返事で私も嬉しい限りです。それではどなたか、道案内をお願いしたいのですが、よろしいでしょうか……?」
「ええ、構いませんよ」
「それでは俺が道案内をいたしましょう」
「よろしくお願いします。では皆さん、そろそろ次の畑に向かいましょう」
「はい!」
ヒルダから出発の合図を出された先導役が元気に返事をして、第二の畑に歩き出す。
その先導役についていったヒルダと、そんなヒルダについていった村人達は最初の畑から約五分後、第二の畑に到着して、すぐに二つ目の魔道具の試運転を行うようにしていく。
「……さあ、到着しましたよ、ヒルダ様。ここが第二の畑になります」
「ご苦労様でした。そうですか、ここが第二の畑ですか」
「はい」
「わかりました。それではすぐにでも魔道具の試運転を始めていきます。皆さん準備はよろしいですね?」
「……我々にどのような準備が必要になるかがわからないのですが、まあとりあえず準備は出来たと思いますよ?」
「……そうですか……ちなみに準備とは、主に皆さんの心の準備の事だったのですが、大丈夫だと言うならこのまま試運転を始めさせていただきますよ?」
「……すみませんヒルダ様、一度深呼吸だけでもさせていただいてよろしいでしょうか?」
「ええ、どうぞ」
ヒルダに深呼吸を行う事を許可してもらえた村人達は、一斉に深呼吸をしていった。
閲覧、感想、評価ポイント、ブックマーク登録、いいねありがとうございます!




