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魔法使いヒルダのお仕事 ~ダンジョン探索と居住地の発展期~  作者: 篠原2


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レベッカ、修行を続けていく

二つに分裂したスライムが右往左往している隙にレベッカは核を持っている方のスライムに近付いていくと、核に向けて剣を振り下ろしていく。

この一撃が直撃した次の瞬間、分裂していたスライムはどちらも体を保てなくなったらしく、ゲル状の体から完全な液体状になり、そのまま姿を消していった。


「……!」


「……!?」


「……ふぃ~、なんとか真っ二つに出来たか……それなら、後は……」


「……!?」


「……!」


「……よし、核が見えるのはそっちだな……それっ!」


「……! ……!?」


「……!? ……!?」


「……よし、止めはさせたか……」


「……」


「……」


「ふう、これでスライムもなんとか対処出来るようになってきたな……まあ今は感動するより先に戦利品の回収をしておかないと……」


スライムが消滅していく様子を見ながら、自身の成長ぶりに感動しようとしていったレベッカ。

しかしそれは後でする事だと自分に言い聞かせ、スライムが消滅するところを最後まで見届けていく。

そうしてスライムが消滅しきって、後には戦利品だけが残る。

その戦利品を回収したレベッカは、次の修行相手を求めて再びダンジョンを彷徨い始めた。


「……よし、これで戦利品の回収も終わったし、次の相手を探そうか……次はなにとどんな組み合わせで出てくるかな……」


そのように呟きながら彷徨うレベッカは、約四分程歩き回ったところで、今度はゴブリン二体にスライム一体からなる魔物の群れを発見する。

その群れがまだ自身の存在に気付いていないと判断したレベッカは、魔物の群れに気付かれないようにゆっくりと静かに近付いていき、一体ずつ確実に倒すように行動していった。


「……うん……? なにか、音がしたような……?」


「……ギャゲッ、ギャゲッ」


「……ギギャーッ」


「……」


「……音の正体はあれか……ゴブリンが二体に、スライムが一体……そして魔物達はまだあたしの存在に気付いていない、と……それならこのまま、静かにゆっくりと近付いていくか……」


「ギゲッ、ギキーッ」


「ギャゲゲッ」


「……」


「……よし、まだ気付かれてない……このままこのまま……今だっ!」


「ギャゲッ? ……ギャゲゲッ!?」


「ギャゲッ!? ギゲーッ!」


「……!」


「まだまだ! 続けていくぞ!」


不意討ちでゴブリン一体を倒したレベッカは、その勢いのままもう一体のゴブリンに襲い掛かっていく。

この奇襲に反応出来なかったもう一体のゴブリンも不意討ちで倒したレベッカは、更にスライムにも襲い掛かる。

そんなレベッカにスライムも顔面への取り付き攻撃で窒息させようとしてきたのだが、レベッカの剣の方が早くスライムの核を貫き、残されていたスライムもゴブリン二体に続いて倒されていった。

こうして、この戦いでもレベッカは無事に勝利する。

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