レベッカの修行相手、次はスライム
レベッカの存在に気が付いたスライムは、少しずつレベッカに近寄ってきていた。
そんなスライムに対してレベッカは、まだまだスライムに対する苦手意識が強く出た、非常に嫌そうな表情でスライムが接近してくる様子を眺めていた。
「……」
「……う~ん……あたしの姿を見つけた瞬間、迷いもせずに近付いてきたな……」
「……」
「……はあ、しょうがない。これも修行だな。かかってきなさい、スライム! ……本当は嫌だけど、今はそんな事を言ってるじゃないよね……」
「……!」
近付いてくるスライムに剣を構えていくレベッカ。
そんなレベッカに少しずつ近付いていたスライムは、レベッカに対して一気に飛び掛かれる距離まで近付くと、そのままレベッカに飛び掛かってきた。
「おわっ!? ちっ、いつも通り飛び掛かってきたか!」
「……! ……!」
「うおっ!? また!?」
「……!」
レベッカに対して二度飛び掛かってきたスライム。
このスライムの二度の攻撃をなんとか避けたレベッカは、いつどのタイミングでスライムに斬り掛かっていくかを考え始める。
一方のスライムはこれまで自身がやってきた通りの戦い方、対戦相手の顔に張り付いて呼吸を出来ないようにして窒息死させるやり方でレベッカに攻撃を続けてきていた。
「……!」
「くっ!?」
「……!」
「このっ! ……ええいっ、ピョンピョンと鬱陶しい! 少しはじっとしてあたしの攻撃を受けなさいよ!」
「……!」
「ちっ、また!」
「……!」
「よいしょっ! ……ふうっ、いつになったらあたしの方から攻撃出来るようになるのか……いい加減、少しはおとなしくしてくれないものか……」
「……!」
「おっとまたきた! ちいぃっ!」
「……! ……」
「……うん? 少し、動きが遅くなったかな……?」
「……」
これまで、ただひたすら自身に向けて飛び掛かってきていたスライムが動きを止めた事にレベッカが首を傾げていく。
しかしすぐに今がチャンスだと考えたレベッカは、スライムが再び自身に向けて飛び掛かってくる瞬間を待つことにした。
そうしてレベッカが剣を構えて待ち構えるなか、スライムが再びレベッカに向けて飛び掛かってくる。
するとレベッカは自身に飛び掛かってきたスライムは見事に一刀両断してみせた。
「……あれは、疲れたって判断して良いのかな……?」
「……」
「……まあ良いか……とりあえず今はまたいつ飛び掛かってきても良いように、剣を構えて待っておかないと……」
「……」
「……さて……今度はいつ飛び掛かってくる……?」
「……! ……!」
「! きたっ! 食らえっ!」
「……!?」
レベッカの一撃で真っ二つにされたスライムは、少しの間逃げるか戦い続けるかで迷っているようだった。
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